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将来世代の借金の積み上げに終わる亡国アベノミクス
[”民主主義はタダでは手に入らない!”政治・経済・デタラメディア]
2013年7月14日 12時38分の記事

そしてこの亡国アベノミクス最大のデタラメは、その原資が国債という将来世代への借金の付回しによってなされているという、その決定的な異常だ。
どこの家庭が、お金がないからと言って借金しまくってそのお金でまず投資となるのか。
金がなければ輪転機回せば20円で一万円札が刷れると、偽札作りの盗人レベルの思考を真剣に考え、のみならずそれを実際に実行してしまったのがパラノイア安倍だが、

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言うなれば借金を借金と認識できない気違いに一国の経済を白紙委任しているようなものだ。
何らの客観根拠もない「きっと次は勝てるはず!」という希望的観測のみで手持ちの金を使い果たした挙句、会社の金を使い込んだ大王製紙の創業家の放蕩息子とどこが違うのか。
しかし過去借金踏み倒しの常習犯に再度どれだけ借金してもいいから好景気お願いというのが今の日本の現実だ。

今の政策は国庫を費やし海外投資家(それも大半はヘッジという極めて投機性高く性質の悪い)に景気回復を演出してもらっているに過ぎない。これだけの金をばら撒けばハゲタカが群がるのは当たり前と言えば当たり前だ。しかし、彼らの頭にあるのは、如何に時流を読んで手持ちの資金を膨らませるか、それだけだ。何故なら彼らは日本経済に対して何らの義務も責任も負わないのだから。
従って潮目が変わったとみれば、まさに潮が引くように一斉に資金を引き上げることになる。
その演出者の退場という事態を回避し、海外ヤクザヘッジを繋ぎとめるためには、いい加減くたびれている日本市場で、ひたすら国債を担保にこの気違いじみたカンフルを打ち続けるほかない。

続ければ借金の山。止めれば株価の暴落。

まさに行くも地獄、戻るも地獄、これが亡国政策でなくて何か。

要するに国庫をはたいて全く日本の実体経済に寄与しないヘッジというハゲタカを肥え太らせているというのがアベノミクスの真相であり、一旦ヘッジがここにはもううまみがないと判断する、あるいは、十分儲けさせてもらったと思って引き上げれば、一瞬にして市場の状況は一転するだろう。誰だって危ない橋は渡らない。それなくともジャブジャブの円に海外格付けが烙印すれば一巻の終わり。
そしてこの持続性なき場当たり的打ち上げ花火の後に残るのはハゲタカに大盤振る舞った借金の山だけである。
そしてアベノミクスで出動した20兆円の請求書のあて先は、言うまでもなく一番おいしい思いをしたヘッジファンドではなく今は物言えぬ、従って事後承諾するほかない日本の将来世代である。

今回の大規模財政出動によって費やされた借金は雪のように音もなくしかし確実に降り積もり、少しづつ、だが確実のこの国の首を締め上げ、いずれ息の根を止めるだろう。どころか、今の日本経済は、一旦海外格付けが円及び国債を無価値と判断すれば一貫の終わりという危うさだ。

こんな気違いじみたブラックジョークを本当に実行する国賊を選ぶ国民も国民だが、いくらヘッジを儲けさせて株価が上がっても、これまでの投稿で指摘しているように、亡国アベノミクス第一信者の武者の寝言「企業はインフレ下で賃金引き上げの義務感を持っている。」(2013年7月7日3面)からその義務感から率先して賃上げ、とはならない。
「国際競争にさらされている大企業が、賃金の大幅増加を容認する姿勢に急に転じるとは考えにくい。」(みずほ証券上野泰也氏)と考えるのが最も妥当だ。

この亡国アベノミクスによって、社会の最底辺にある弱者にもいくばくかの波及はあろう。これだけの財政出動をすれば、なければおかしい。しかしそれはヘッジファンドの食い残したおこぼれと言うに相応しい、お慰み程度のものであって、この亡国政策が国債という将来世代への借金の付回しに依存している以上、今日の千円のおこぼれのために将来世代の十万円のツケを回さなくてはならないというのが、亡国アベノミクスの真相である。

亡国アベノミクスの最大の目的は、真に実効性ある経済対策の履行ではなくいかに参院選までに景気がいいと国民に思い込ませるかという印象操作にしかない。
だから実体経済の負の側面の象徴とも言うべき借金を一顧だにしないという気違いじみた事が平気でやれる。
この亡国政策の成功の根拠といえば、極楽トンボ並みの超楽観であり、それは賛成派の「景気は気のもの。気分が大切」(笑笑笑笑笑)に象徴的だ。
だが目くらましは目くらましに過ぎない。いずれ宴は終わる。その後何が残るのか、良く考えるべきだ。それが想像力ということだ。



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