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いつか
[セフィザ]
2011年7月5日 23時40分の記事

■セフィザ:SWEET■
通じ合っていても言葉には出さないもどかしさ。
しかし最も良い関係かもしれないですねっ♪

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いつか本当の話ができるかな。
今までずっと、黙ってきた。
本心は心の奥の奥にずっと奥にしまったまま、ずっとひた隠しにしてきた。
それをいつか、アンタに話せるのかな。




「最近どうよ」

これは世の中でごくごく一般的な質問。
まさに全世界共通の言葉だ。

俺のその問いに、アンタは答える。
どうとは、一体どういうことか、って。

それは勿論決まってる。
最近面白いようなネタでもあったか、ってことだ。

「お前が欲しがるようなネタは無い。残念だがな」

「へえ〜そう。セフィロスのことだからちゃっかりオイシイことしてんのかな〜って思ってたけど」

「おいしいこと?」

怪訝そうにセフィロスはその言葉を繰り返す。
そっか、アンタの中でのオイシイは、きっと俺の世界のオイシイとは違うんだもんな。
俺は小指を立てて、

「こっちこっち」

なんて笑った。

なんつー古臭い仕草!
セフィロスは俺の言わんとしてることが分かったらしくて、ああ、そういうことか、と幾分か不機嫌そうになった。どうやらこっちの話題は嫌いらしい。

セフィロスの選ぶバーは、いちいち高級感が漂ってる。
値段とかじゃなくて、雰囲気。

こんなとこで男二人で肩を並べてグラス傾けちゃってさ。こんなのよっぽど生産的じゃないよな?年頃のオトコとしちゃさ?

でも、こんな洒落たバー、セフィロスが俺の他に誰と来てるのか、俺はそういうことが気になって仕方ない。女の子だったら、この雰囲気で、隣にセフィロスがいたら、そりゃもうきっとイチコロだろ?

「…まあ。正直にいえば、この間女に誘われたことはあった。だが、その気も起きなくて結局そのまま帰った」

「へえ〜そう。じゃあ、まあ、チャンスはあったってことか」

「チャンス?そういうのは、俺がそうしたいと思ったときに使う言葉だ。まるでやる気も起きないのにチャンスも何もない」

「そっか」

俺は笑いながらグラスを傾けた。

―――うん、そっか。

セフィロスは、そういうシーンになっても、そういうふうにはならなかったのか。
でも何でその気が起きなかったんだろ。

「あっ、もしかしてその女の子、筋肉隆々だったとか!?じゃなきゃ、よっぽど顔の作りがアレだったとか…」

「いや。むしろ美人だった。それに随分と巨乳だったしな。お前だったら飛びついていただろうな」

「はあ!?失礼なんですけど!!」

「事実だろう?」

「ま、まあ…胸はデカいにこしたことないけどさ」

俺はもごもごとそう返す。
そりゃまあ俺は、単純寄りな男ですから…。

でも、そんだけナイスバディ&可愛い女の子でも、セフィロスはその気がおきないわけか。変わってるっていうか、変なヤツ。俺はそう思うと同時に、何だか嬉しくなった。

俺だったら、確かに飛びついてたと思う。
その子を前にしたらさ。

それなのに、セフィロスに対してこんなふうに思うのは失礼だなって思うけど…でも、やっぱり嬉しい。

――――――いや、違うか。

俺、ホッとしてるんだ。
セフィロスが、その子を選ばなかったことに。

「つか、じゃあセフィロスはさ、どういう女の子だったらやる気になるわけ?」

「やる気というか…そもそも、ただ身体の関係を求めるだけなら別に誰だって良いだろう?選ぶ必要もない」

「そうだけどさ」

じゃあ……―――――どういう人を、セフィロスは“選ぶ”んだよ?

身体の関係とかじゃなくて。
心から…どういう人を?

「…セフィロスはさ、どういう子が好きなんだよ?」

「どういう、か…」

セフィロスは少し考えるようにして沈黙した。
だけどその後に、答えじゃない言葉を俺に返した。

「ザックス、そもそもお前はどうしてそんな事が気になるんだ?そんなに気になるなら、むしろお前が推薦してくれ。俺のことを一番に理解してくれそうなヤツをな」

「は…?」

「……まあ。心当たりがあれば、の話だが」

セフィロスはそう言って俺の顔を見ると、少しだけ笑った。
俺は、暫く動けなかった。




洒落たバーでの一時は、そうやって過ぎていく。

―――――なあ、セフィロス。

俺は、いつかアンタに本当の話ができるのかな。
今までずっと、黙ってきた。
本心は心の奥の奥にずっと奥にしまったまま、ずっとひた隠しにしてきた。
それをいつか、アンタに話せるときが来たら。



その時は、どうか、今日みたいに笑って欲しい。




END

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◆この記事へのコメント(投稿順)
1. き印 2011年7月8日 10時39分 [返信する]
「超」暑中お見舞い申し上げます!
梅雨明け宣言を聞いた覚えがないのですが連日の暑さに死にそうになっていた時の、セフィザ。
生き返りました。
英雄のことが気になるザク。確信犯にも見える英雄。このふたりの、こういうお話しは、非常に幸せ気分に浸れるます。
ありがとうございます。
節電熱中症など、こわいのでイズルさんも、気をつけてくださいね!!

 

2. イズル 2011年7月16日 0時27分 [返信する]
き印さん、超暑中お見舞い申し上げます!!!
セフィザがミネラルウォーターもしくはクーラーの役割を果たせたならば目茶苦茶嬉しいです!!
上手の英雄…やらしいですよね(笑)
しかしこの距離感が好きでしてvv
今年は熱中症のニュースが多いですね。お気遣いありがとうございますっvv
き印さんもお体にはお気をつけ下さいっvv


 


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