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『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著) 第4章 小泉純一郎を包囲する七つの「強敵」 ? |
2013年4月25日 2時12分の記事 |
第4章 小泉純一郎を包囲する七つの「強敵」 ? 第六の強敵―利権の巣窟・国土交通省 小泉純一郎首相にとって中央省庁のなかでももっとも強敵なのは、国土交通省である。郵政事業を抱える総務省の比ではない。それは、国土交通省が、従来、「利権官庁中の利権官庁」といわれてきた建設省と運輸省が合併してできた役所だからだ。日本最大の「利権の巣窟」をなしている。とくに建設官僚のなかには「われわれは、旧田中派だ」と公言をして憚らない者が少なくなかった。建設、運輸のいずれも、政界―官界(建設官僚)―業界―学界による「鉄のテトラ癒着構造」をなしており、建設省や運輸省は「業界代表」の形で高級官僚OBを自民党国会議員として中央政界に送り込み、「応援団」としてフルに使ってきた。こうした官僚政治家を通じて、田中派の直系である橘本派が現在、国土交通省を支配している。 |
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