このブログのトップへ こんにちは、ゲストさん  - ログイン  - ヘルプ  - このブログを閉じる 
年金は何歳から受給すればお得なのか?(上)
[社会・生命・損害保険]
2015年5月25日 10時30分の記事

 「(現役世代並み以上の所得がある63歳の)私の場合、いつから年金を受け取ればいいですか」との質問をよく受けます。何歳から年金を受給すればいいのか、「神のみぞ知る寿命」との兼ね合いで悩んだ末に第三者としてFPの意見を聞きたいのでしょう。

 その際は、私の両親の失敗談を織り交ぜて解説するように努めています。たとえば…60歳を目前に控えた両親は、国民年金加入の自営業者で、20代後半の私はまだ独身貴族。当時は農林水産省、外務省、通産省、建設省を担当し、厚生省は担当外だったので年金に対する知識はいい加減なものでした。

 私は、両親に対し無責任にも「早く亡くなったら(年金を)もらい損ねるぞ」とかなり無責任な言葉で「60歳受給」を助言しました。それならと両親も60歳受給で手続きをしたら、「子供の小遣い程度の年金額(ほぼ最低保障額)しか受け取れなかった」という悲惨な状況になってしまったのです。

 両親の場合、1959(昭和34)年に国民年金制度が創設された年に双方の親の反対を押し切って所帯を持ち、高度経済成長の真っただ中にある一方で、生活はギリギリだったらしい。2ヵ年弱の期間、保険料を支払えない時期があったようだ。

 納付済み月数の不足(納付期間が25年未満)ということもあり、「60歳受給」の繰り上げ受給により、さらに減額となってしまったという最悪の状況でした。

 当時、両親の自営業は60歳目前の所得ベースで1,000万円を超えていたと記憶しています。「自営業=定年なし」なのですから、65歳以降の受給でもよかったと思ったのは、受給開始直後に具体的な年金額を聞いた時でした。

 父は亡くなる75歳まで店を営み、店を閉めたその年の暮れに亡くなりました。残った母の年金はそれこそ「すずめの涙程度の額」。母は会社勤めを経験していたらしく、その時分の厚生年金の記録が年金事務所で出てきましたが、私の出産一時金の支給でチャラになっているとのことでした。

 短気な父も、十代の頃に半年ほど家具製作会社の設計・製作部門に勤めたことがあるらしく、その時に支払った厚生年金が、わずかばかり遺族厚生年金として母の年金に上乗せ(上乗せ額は小学生の小遣いにもならない)になったところで、とても生活できる年金額ではありません。その母も、もうすぐ80歳です。

 ここまで書いてきて、今更ながらFPの存在の重要性を改めて感じます。転ばぬ先の杖ではありませんが、「FPに相談させていたら、どうだったのだろうか」――振り返っても時間を戻せません。「いつ頃から受け取るのがいいのか」を迷ったらご相談ください。

【PR】占いシステムの開発なら経験と実績があります。




下のブログランキングをクリックして頂かないと「本文を読む」は動作しません。


このブログへのチップ   0pts.   [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
評価はまだありません。

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。

◆コメントを書く

お名前:

URL:

メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)

コメント:




◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/fp-office-t/328613
くる天
アクセス数
総アクセス数: 167539
今日のアクセス: 9
昨日のアクセス: 126
あなたの不動産を無料査定
ご購入を検討されている方も、気になる物件の「今の査定額」を知ることができます!
全国マンションデータベース
気になるマンションの資産価値が分かる!
プロフィール
Mitsuo Toriumi さん
ファイナンシャル・プランニング事務所『FP Office-T』
地域:神奈川県
性別:男性
ジャンル:暮らし お金
ブログの説明:
 1級FP技能士(資産相談業務)の代表者が、あなたの大事な資産の運営・管理方法や、会社・事業の運営・管理方法など、不透明な経済環境を乗り越える知恵と方策を提案します。日刊建設工業新聞で、国土交通省や農林水産省、経済産業省、東京都庁、横浜市庁などの取材を担当。建設市場の国際化や入札・契約制度、経営事項審査などの制度設計のほか、農業農村整備事業を含む農林水産省関連補助・助成制度に詳しい。
 保有資格は宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、競売不動産取扱主任者、一種証券外務員有資格者、住宅金融普及協会認定住宅ローンアドバイザー。日本ジャーナリスト会議(JCJ)所属。1997年1月に「別れの御櫛〜斎王大伯皇女物語」で名古屋タイムズ(2008年10月31日付発行をもって休刊)創刊50周年文芸賞佳作受賞という異色な経歴を持つ。
 ご相談は電話0466-61-1346(代表)、またはメール(fp_office-t@cdej.com)へ。
カテゴリ
全て (292)
ごあいさつ (3)
設立理念 (1)
個人情報保護方針について (1)
特定商取引法に基づく表示について (1)
個人のお客様向けサービス (1)
法人のお客様向けサービス (1)
有料相談について (1)
無料相談について (1)
持続化給付金・拡大防止協力金 (1)
ライフプラン・リタイヤメントプラン (7)
金融資産運用 (36)
不動産運用 (34)
家計・生活設計 (5)
社会・生命・損害保険 (33)
公務員の年金・社会保険 (6)
事業承継・相続設計 (17)
タックスプランニング (15)
投資詐欺 (6)
金融政策 (5)
納税環境 (1)
消費課税制度 (2)
雇用情勢 (1)
マイナンバー制度 (4)
全国の景気動向 (15)
神奈川の景気動向 (70)
お知らせ (14)
訂正とお詫び (1)
株価チャート
by 株価チャート「ストチャ」
RSS
最近の足跡
足跡はありません。


Copyright (c) 2006 KURUTEN All right reserved