ギリシャ支援打ち切りで122円台半ばを下抜けの様相――今週(6月29日〜7月3日)の為替市場 | |
[金融資産運用] | |
2015年6月29日 0時30分の記事 | |
6月第5週(29、30日)から7月第1週(1〜3日)の見通しは、ユーロ圏で大荒れになりそうな様相になってきました。ユーロ圏諸国がギリシャ支援の終了で一致したためです。 刻一刻と変わる事態は、ギリシャが6月末にデフォルト(債務不履行)に陥る公算が大きい最悪の結果となりそうです。同国の銀行で混乱が起きるのは必至な状況となってきました。 欧州中央銀行(ECB)は、週明け早々にも緊急理事会を開き、資本移動規制の導入などギリシャ国内の預金流出を食い止める方策を議論するようです。 国民投票の実施を決めたギリシャ政府に対するECBの動きの速さは、同国のデフォルトを視野に入れた協議への流れになりつつあります。 6月末にギリシャ支援が終了し、同国がデフォルトとなれば、ユーロ安の圧力が大きくなるとともに、米利回り低下を通じてドル安圧力が掛かりやすくなります。
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