◆米ドル/円の予測レンジ ドル/円の具体的な予想としては「122.0〜124.5円/米ドル」(11/30〜12/4:122.30〜123.67円、同期間の当事務所予想:122.45〜124.85、予想に比べやや上振れ)。
FOMCの結果待ちといった動き。米ドル円は押し目買いが進むかもしれません。12月の米利上げと緩やかなペースでの引き締め策は織り込み済みとする見方もあるものの、利上げを本当に行うかどうかの意見は分かれるところです。
◆ユーロ/米ドル、ユーロ/円の予測レンジ ユーロ/米ドルは「1.0555〜1.115米ドル/ユーロ」(11/30〜12/4:米ドル/ユーロ:1.0524〜1.0981米ドル、同期間の当事務所予想:1.0550〜1.0785米ドル、予想に比べ上限値が大幅に上振れ)、ユーロ/円は「130.5〜135.0円/ユーロ」(11/30〜12/4:129.76〜134.60円、同期間の当事務所予想:131.5〜133.8円、予想に比べ上限値が大幅に上振れ)とそれぞれ予測します。
ユーロは、年内の底値になるかどうかです。長期的には下目線です。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の会見では、来年以降にインフレが上向くとの見解を示していますが、市場の想定を超える緩和規模ではなかったとの見方が強いのが実態です。
年末に向けてユーロ売りに慎重だった投機筋が、引き締め局面に入りそうな米国との温度差により、ユーロ売りの攻勢を掛ける可能性があるかもしれません。米国とドイツの短期債利回りの格差拡大もユーロの反発を抑える要因の一つになるかもしれません。
◆豪ドル/米ドル、豪ドル/円の予測レンジ 豪ドル/米ドルの予測レンジは「0.715〜0.7395米ドル/豪ドル」(11/30〜12/4:0.7170〜0.7385米ドル/豪ドル、同期間の当事務所予想:0.715〜0.730米ドル、予想に比べやや下振れ)、豪ドル/円の予測レンジは「88.20〜90.35円/豪ドル」(11/30〜12/4:88.049〜90.728円、同期間の当事務所予想:87.85〜89.25円、予想に比べやや下振れ)と予測します。
豪準備銀行(RBA)の声明から利下げを急ぐ姿勢は全く見えません。しかも、豪州のファンダメンタルズは堅調で、豪ドルの底堅さは継続しそうな状況です。
半面、商品相場は冴えない状況で、中国経済に対する不安感は依然強く、上値を十分に伸ばせるかどうかは不透明な状況なのが実態です。
特に、中国経済に対する不安感の強さは増すばかりです。そんな中で中国が貿易統計を発表します。輸出入の減少傾向が続き、世界の需要減少や内需の鈍化を示唆する結果となった場合、豪州の交易条件が悪化し、豪ドルの上値は抑えられる状況になるかもしれません。
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