2015年12月18日 8時30分 |
米利上げで今後の動向は…日本は何となく首根っこを押さえられてしまったような、、、 |
米連邦公開市場委員会(FOMC)は16日、市場の予想通りフェデラルファンド金利(FF金利)の誘導目標を「0〜0.25%」から「0.25〜0.5%」に引き上げる決定を行いました。 市場の予想を裏切らなかったのは「ゼロ金利」という異常な状態から抜け出したかったのが最大の要因の一つでしょう。FOMCのメッセージは直接的でした。 今後の金融政策はどうなるのか――米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の記者会見やFOMC決定後のメンバー発言から探ります。 |
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2015年7月10日 6時0分 |
日本株、本年度に入ってからの「上げ」すべてを食い尽くしたギリシャ財政破たん危機と中国上海株式市場の大幅下げ |
ギリシャの財政破たんギリギリの綱渡りと、中国上海株式市場での大幅下げで始まった日本株の一斉下落――日経平均3月末の終値が約1万9,200円で始まり、2万円台を上回ったのも束の間、本日の安値は622円安の1万9,115円まで下げました。 たった3日間でほぼ3ヵ月間の上げ潮ムードが一気に退いた格好です。本年度に入ってからの上昇分を全て吐き出してしまったといっても過言ではないでしょう。つまり、コーポレートガバナンスの改革やROE改善、7年ぶりの最高益の更新もすべて否定されたようなものです。 ギリシャの財政破たん危機と中国上海株式市場の乱高下に翻弄される日本株式市場という現実です。足取りは堅調という評論が多いですが、実際には実感のない好調さであって、市井は相変わらず「景気回復のおいしい汁」を啜っていないのが現実です。 この二つのアキレス腱がどのように切れるのか――「切れるなんてありえない」などと考えていては、リーマンショックと同水準の強烈なショックを受けたらひとたまりもありません。「歴史は繰り返す」「喉元を過ぎれば熱さ忘れる」など言い方は違えど、過去の歴史に学び、当時の二の舞を演じないように慎重に構えたいものです。 |
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2015年5月16日 9時30分 |
足取り鈍い米国の景気回復――リスクオフ機運なのか?(下) |
世界経済の動きに関し、これまで金利政策や為替市場、株式市場のほかに不動産投資信託(REIT)市場から今後の動向を探ってきた。たとえば、金利政策では日米欧が足並みを揃えて、各国が発表する材料にビビット反応する一方、為替市場は長期安定式の流入で円売りが増加している実態を指摘した。 また株式市場は、日本株が日経平均で2万円台を付ける一方で、冴えない動きのNY株。正反対の動きを占めている。REITもインフレ率の下方修正でJ−REITのうまみが薄まっている状況だ。そんななかで、欧米REITは利上げが先延ばしになったことにより、反転上昇機運となっている。 最終回は、原油市場の動きから、米国経済の動向を探った。 |
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2015年5月15日 9時0分 |
足取り鈍い米国の景気回復――リスクオフ機運なのか?(中) |
米国の景気回復の状況を政府発表データ(指標)を見ながら、今後の金融・証券市場はどう動くのか――前回は、金利政策と為替市場から探った。今回は、株価と不動産投資信託(REIT)の推移から動きを探った。 |
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2015年5月14日 8時0分 |
足取り鈍い米国の景気回復――リスクオフ機運なのか?(上) |
米国の景気回復の足取りが鈍くなってきた。「変調」と見る厳しい見方も出ている。なにしろ、3月期に入り、雇用者増加数が予想を大きく下回る12万6,000人増に留まった。 また、新雇用統計データ(LMCI)は、前月のプラス4.0からマイナス0.3に急激に落ち込んだ。雇用者数だけでなく、平均的な時給や労働参加率といった複数の要素を含めた総合的な指標なだけに、様々な観測が市場で出回っている感が強い。 金融筋は「6月の利上げは遠のいた」との見方を強めており、米ドルの実効為替レート指数も下げ気配で動いている。世界的にリスクオフの機運が浸透してきているのか――金利、為替、株価、商品先物、不動産投資信託(REIT)の各方面からマーケット動向を探った。 |
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