2016年5月1日 8時30分 |
投資詐欺の見分け方(6) |
前回の掲載からだいぶ間が空いてしまいました。書くのが億くうになりますね。昔は書くのを生業にしていたのに!スタートから約1年間、書いてきたのでそんなに書き込まなくてもいいでしょう――というようになっています。 今回は、投資詐欺の手口は「似て非なる」ものではなく、たいていは「商品は違えど仕組みは同じ」の場合が多いことをお知らせしておこうと思います。商品が同じなら警戒もするのですが、全く違う商品が出てくるから引っ掛かるわけです。いい例は――。 |
![]() |
[続きを読む] |
![]() |
[カテゴリ:投資詐欺] [コメント (1)] [トラックバック (0)] |
2016年4月18日 9時0分 |
投資詐欺の見分け方(5) |
前回は、長々と書いてしまったので、「ショート・ショート」みたいな感じで、気軽に読める長さにしたいと思います。今回は、「証券化手法」を用いた手口で不動産投資を勧誘する方法です。具体的な手口を見ていきましょう。 |
![]() |
[続きを読む] |
![]() |
[カテゴリ:投資詐欺] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2016年4月14日 8時30分 |
投資詐欺の見分け方(4) |
不動産を対象にした詐欺師は、「地面師」と言われています。いわゆる善良な市民から不動産をタネにカネを引き出す輩たちを総称した蔑称ですね。地面師たちの共通した手口は何か――それは持ち歩いている資料の完成度が非常に高いのが特徴でしょう。 たぶん、宅地建物取引業免許を持つ不動産業者の関係者か、不動産業元経験者か、宅地建物取引主任者(現・宅地建物取引士)有資格者かが資料作りを手伝っている可能性は十分にあり得ます。 しかも、資料がそのまま重要事項説明書の一部になるほど作り込んでおり、どうみても素人が作っているとは思えない内容がちりばめられています。よくできた資料の内容に、コロリと騙されるわけです。 具体的には、資料の内容がまともであれば、資料を見せられた方は取引実態があるものと錯覚します。地面師たちは、カネの出し手である金主を錯覚させるための「よくできた資料」と「巧みな話術」を駆使し、カネを引っ張ろうとするわけです。 「不動産」は、「リアルエステート」といいますが、そのものズバリです。そう「リアルな物件」なのです。その意味で、地面師たちの言葉を聞きながら、リアルさ、現実的な疑問を地面師にぶつけていくと、話をうやむやにして煙に巻いて逃げます。 そのためには、資料のどこを見れば、地面師たちのトリックを見破ることができるのか――。 |
![]() |
[続きを読む] |
![]() |
[カテゴリ:投資詐欺] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2016年4月12日 9時0分 |
投資詐欺の見分け方(3) |
「不動産」というと、宅地建物取引業免許を取得し、営業している不動産会社に対しても、あまりいいイメージを持っていない人が多いのが本音ではないでしょうか。 一般の方の場合、「不動産業者」の単語の上に、「悪徳」という2文字が頭の中でくっつけているから、不動産業者と聞くと、拒絶反応を起こす方がけっこう多いのが実態です。 なかには、賃貸住宅だけでなく、売買物件について仲介したのが他の不動産業者であるにもかかわらず、知り合いの不動産会社の社長さんに文句を言う方が多いようです。 これは筋違いも甚だしいわけで、その場合は「他の業者に依頼しておいて不動産業界全体のひとくくりの中で、悪く言うのは止めてもらいたい!」と釘を刺すと、何も言わなくなります。というか、言えなくなるわけです。 知り合いの不動産業者の社長に頼まなかった罪悪感の方が勝り、後悔が先に立って二の句が継げなくなるのが透けて見えるから面白いですね。 ここで、宅地建物取引業免許(都道府県知事もしくは国土交通大臣)を持つ不動産業者と不動産ブローカーとの相違点や、不動産ブローカーと投資詐欺師の相違点を明確にしていきましょう。 投資詐欺師たちがカネを出させる手口は次回以降にでも! |
![]() |
[続きを読む] |
![]() |
[カテゴリ:投資詐欺] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2016年4月7日 9時0分 |
投資詐欺の見分け方(2) |
投資詐欺商品を事前に見抜き、顧客が引っ掛からないように仕向けることもFPの役割の一つです。「投資」というと、「何かいけないもの」みたいな雰囲気で、「堂々と話すことがためらわれてしまう」「裏でこっそりするもの」みたいな感じになっていませんか。 義務教育で「投資教育」を行っていない教育の結果なのですが、「金銭は働いて得るもので不労所得はいけないもの」という訳の分からない道徳観が投資詐欺を生み出しているのが陰の部分としてあります。 就学したら学校で「おカネの教育」、つまり「マネー教育」を行いながら、投資詐欺を見抜く力を少しずつ養うことが必要です。一気に身に付くわけではありませんから、年齢に応じて段階的にマネー教育を行うことは大事です。 投資詐欺で事件が表面化しやすいのは不動産でしょう。不動産の投資詐欺とは――。 |
![]() |
[続きを読む] |
![]() |
[カテゴリ:投資詐欺] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |
2016年4月2日 23時0分 |
投資詐欺の見分け方(1) |
投資詐欺事件が後を絶ちません。詐欺集団は、一見は普通の会社を装い、そこに勤める会社員として、被害者に近づいてきます。新手の投資商品を作り出しては「カモ」となる被害者を見つけ、DM(ダイレクトメール)を出した後に、電話攻勢に精を出します。 低金利時代のいま、年利10%〜20%をうたう投資商品は確かに魅力的に映りますし、興味をそそります。「そんなバカなうまい話があるものか」「私は詐欺には引っかからない」などと思っている本人に限って、実際に罠に引っ掛かり被害に遭っているのが現実のようです。 投資商品に対する相談に対し、どのように対応するのか――FPにとっては、投資商品の真贋を見分ける情報力と、真実のように構築された詐欺システムの矛盾を崩す知識と経験が必要になります。詐欺商品を自ら勧めてしまったら、顧客の信頼を失い、FPとしてだけでなく、普通人としても社会的に終わりになります。 「資産があるから詐欺に遭う」わけで、「資産のない人にはあまり関係ない」と考えていると、詐欺投資に知らぬ間に引っ掛かってしまいます。身近になりつつある投資詐欺――その見分け方とは何かを見ていきましょう。 |
![]() |
[続きを読む] |
![]() |
[カテゴリ:投資詐欺] [コメント (0)] [トラックバック (0)] |