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3月3日 「上巳の節句」「桃の節句」「ひなまつり」 (用語解説)
[用語解説(無料)]
2021年3月3日 10時47分の記事

今日も運を開いてまいりましょう!

三月三日はひなまつり

「女の子の健やかな成長を祝う雛祭りは平和の象徴である」との考えから、近頃は『平和の日』にも制定されているそうですね。

ところで
このお祭りは"女の子"のためだけにある・・・と、思っている方はいらっしゃいませんでしょうか?


江戸時代から女の子の節句とされましたが・・・
(江戸幕府が制定)

「この年の私には関係ない・・・」
「僕(俺)には関係ない・・・」と、スルーするのはもったいない!!!

この節句も活用して【開運】しちゃいましょ〜


三月三日は
 祓って清めて開運
 呑んで食べて開運
 飾って片付けて開運




開運できる理由と
どうしたら良いのかについておはなししていきます。

 ↓ ↓ ↓




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もともとは「1年間幸せに暮らせますように」と、
不幸を遠ざけ、無病息災を願って行う民俗行事です。

邪気や厄を払う物忌みの行事で、紙などで作った人形(ひとがた)で身体を撫でて邪気や災いを人形に移し、川や海に流す(つまり不幸を肩代わりしてもらってサヨナラする)という「流し雛」が行われていました。

突然始まったというより徐々に進化している祭事ですが
「源氏物語」には既に登場しています。

平安時代に「ひいな遊び」と「ひとがた」で災厄を祓い水に流す風習と、中国の上巳節(厄払い。
季節の変わり目は病気になりやすく、災厄が起きやすいということで、水辺で汚れを払ったり「母と子が健やかであるように」と母子草を入れたお餅を食べる風習と合わさりました。
(3月はじめの巳の日から三月三日に変更)

テレビなどで「曲水の宴」の映像などご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか?

今、流し雛の行事を行っている主な地域
下鴨神社(京都)/用瀬(鳥取)/隅田川(東京)/吉野川/壇ノ浦(山口)/岩槻(埼玉)他にもあるかと思います。コメントで追記してください。
(下に一部の映像など関連リンクあり)



【ひいな】雛(ひな)の古語。小さくてかわいらしいものという意味で、ひいな遊びは、今風に言うとミニチュア・フィギュア・おままごと遊びですね。

この流し雛に使用する人形が時代とともに立派になり、川に流すのではなく家に飾るようになりました。
江戸時代は豪華になりすぎて華美禁止令が出たほどです。(大きさ制限など)

明治になって、全国・農村にまで広がっています。



女の子が生まれると、健やかな成長と幸せな人生を願い、ひな人形を用意して初節句を祝うようになっています。

5月5日を男の子の節句にしたから
3月3日を女の子の節句にしたので

元々、病気や不幸なことを身代わりとして人形に受けてもらう儀式は男女・年齢問わないもの。


3月3日の祝いは、肩代わりしてくれている人形に感謝して接待する日と考えると良さそうですよ。


ひな人形を持って野山や海辺へ出かけ、おひなさまに春の景色を見せてあげる「ひなの国見せ」という行事が流行ったこともありました。


では!
 祓って清めて開運
 呑んで食べて開運
 飾って片付けて開運
まいりましょー!



1. 祓って清めて開運
ここまでの話が『祓って清めて開運』の説明になっていますが
後出の「呑んで食べて」も『祓って清めて開運』になりますので
つづきをご覧ください。

呑んで食べて開運
お酒/菱餅/ひなあられ/ちらし寿司/ハマグリの潮汁
桃酒(白酒)
   桃酒 桃花酒
桃の花を入れたお酒
桃=もも=百 百歳(ももとせ)まで長生き願う
「三月三日にこれを飲めば百病を除く」とも

古代中国の故事
桃の花が流れる川の水 (桃花水) を飲んだら300歳まで長生きできた。

白酒 (甘酒ではない) 
お酒です。子供は呑んじゃダメね

江戸時代から流行
ある人(初代の豊島屋十右衛門)の夢枕にお雛様が現れ、白酒の美味しい作り方を伝授されたという話アリ(この白酒購入できます。下にリンクアリ)

読み方で微妙な違いをあらわします。
 しろざけ ひな祭り用。甘い!!
 しろき 神事用のお酒
 はくしゅ どぶろく
 (ぱいちゅう 中国で飲まれている)

実際、子供用に甘酒を代用。

菱餅(ひしもち) 薬草を使用して汚れを払う
菱形だからではなく菱の実を入れたから。
菱餅だから、ひしがたにした。(心臓の形を表した、四角を伸ばして長寿を祈願したという説もアリ)
1. 桃色 桃の花咲くイメージ
クチナシ(山梔子 サンシシ)
止血、鎮痛、解毒効果があるとされる
クチナシの魔除け/桃の厄除けを期待

2. 白 白雪の純白でけがれのないイメージ
ヒシの実
滋養強壮や血圧低下、健胃効果があるとされる
子孫繁栄、長寿を期待

3. 緑 新芽・新緑の若く萌ゆるイメージ
ヨモギ ※ もともとは母子草(春の七草のごぎょうのこと)
造血作用やデトックス効果があるとされる(クロロフィル、酵素、ビタミンミネラルなど豊富)
厄除けを期待

母子草(ははこぐさ)は
「母と子が健やかでありますように」

ひなあられ
緑、白、桃色(意味はひし餅と同じ)
【地域で違う形】
関東以北は丸とお米のような形の砂糖がかかった甘いもの。(ポン菓子)
名古屋は長い筒型のあられが入った甘いもの。
関西では塩やコショウ味のあられを小さな丸い形。

ちらし寿司 (最近のことなのでアレンジOK)
これも東西でちがう!?
関東のは海鮮丼では?? (ちらし寿司は酢飯、海鮮丼は白飯らしい)
縁起の良い具で祝う 
1. えび 腰が曲がるまで長生きできる♪
2. 蓮根(レンコン) 見通しがきく♪
3. 豆 まめに働き、まめに暮らせる♪
4. 錦糸卵 お金に恵まれるように♪
5. にんじん 根を張る♪        他

蛤(ハマグリ)の(潮汁)
二枚貝の殻は、対の貝としか合わない
[良縁] 相性の良い結婚相手と結ばれること
[貞淑] 浮気しないことを表す。
ひな祭りでは、1つの貝に2つ分の身をのせて盛りつける。


飾って片付けて開運
ももの花・枝・札 桃=カムツミのミコト

桃の節句 桃の時期だから...ということもありますが
桃は厄(邪気)を祓う力がある存在
人々を苦しみから救ってくれる存在

古事記由来(イザナギ)
古事記の中に、イザナギのミコトが黄泉の国から逃げる時、ミコトを助けたことから、「人々の憂い苦しむ時、これを助けよ」と命じられて、カムツミのミコトと言うありがたい名前を与えられました。 
(桃の木でできた祓い用の刀アリマス。)

...からの桃太郎の鬼退治

桃は「兆(きざし)」に通じる
できことや命のきざし→女性を意味する

桃は「逃(にげる)」に通じる
 いつまでも出しおくと婚期を逃すというのもここから"も"言われています。

百(もも)に通じる
百歳まで長生き
桃は不老長寿を与える植物

菜の花もいっしょにいかが?
新暦で祝うようになり桃の花の開花時期とずれるので、今盛りの菜の花を飾るのも良いですね。
花言葉は「快活」「明るさ」


おひなさま
古来風 関西(京雛)
向かって右は女雛

現代風 関東(関東雛)
向かって右は男雛
※ 大正天皇が御即位の際、西洋風に並ばれてから国際に合わせてる。

エスカレーターでどちらに立つかなど関西と関東て違うことはいろいろありますね。帯の巻き方も違うんですよ。

三人官女・五人囃子・その他もろもろについては省略します。(全部ひな)

いつからいつまで?
片付け遅れると嫁に行き遅れる??

立春や雨水から
1. 立春 春の始まりの日
2. 雨水 水に関する日

3月3日まで
片付ける日がきっちり

もともとこの日流す日
身代りしているのでいつまでも身近に出して置かない
躾のひとつ(きちんとさん)
早く飾り出すと「早く嫁に出す」
早く片付けると「早く片付く(嫁に行く)」

どうしよう!? 3月3日に片付けられない!?
後ろ向きにしてお帰りになったことを表す
旧暦の3月3日まで飾る(旧暦の日付は下に記載)
 


【まとめ】
ひなまつり
由来を知ったら
老若男女問わず活かせる仕掛けがいっぱいですね



 祓って開運 清めて開運
 呑んで開運 食べて開運
 飾って開運 片付けて開運

人形にケガレを移して水に流し
桃花を浮かべたお酒をいただきながら
春を寿ぎ

みなさまの無病息災長寿繁栄をお祈り申し上げます





【 蛇足 】
◎ よくあるまちがい
  ×「おだいりさまとおひなさま」

◎ 3日なのでアレも食べる( 。・ᴗ・。 )

(後日動画でお話しします。)




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旧暦の3月3日は新暦ではいつ?
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2021年4月14日
2022年4月3日
2023年4月22日
2024年4月11日
2025年3月31日


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資料・関連リンク
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流し雛の館(鳥取県)

宮地嶽神社 流し雛神事(流しびなしんじ) 

下鴨神社 流し雛

平安貴族の遊び「曲水の宴」再現 福岡・太宰府天満宮

市比賣神社「ひいなまつり」

女児の健やかな成長願う縁起物「さげもん」=福岡県柳川市

江戸時代からの、昔ながらの製法にこだわった白酒
豊島屋の白酒







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はじめまして、播磨陰陽師の尾畑雁多《おばた・かりんど》です。

 陰陽師には京都系統の「都《みやこ》陰陽師」と、播磨の国の「播磨陰陽師」の二種類の系統があります。  播磨陰陽師は、応仁の乱の時に京の都から播磨に戻った陰陽師達の子孫のことですが、播磨の国はもともとの陰陽師達のふるさとでした。

 播磨陰陽師には、夢に関してや、武術のことなど様々な伝承を持ちますが、今回はその中から「不幸のすべて」に関するお話と私が体験した不思議な体験「近世百物語」をお届けさせていただいております。



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