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第20話「多くの不幸は「七情」から来る」(不幸のすべて) |
2009年6月9日 2時0分の記事 |
播磨陰陽師的「不幸のすべて」 〜いざ進め、吾等に幸あらんことを願うなり〜 第20話「多くの不幸は「七情」から来る」 「三欲《さんよく》」は、食欲、性欲、睡眠欲の三つです。 そして、この欲について伝承に、 「必要以上に、食べること。必要以上に、色を求むること。そして、必要以上に眠ること。これ、三欲と言う。」とあります。 この中において……食欲を否定する人は少ないですが……性欲自体を否定しようとするグループは多くみられます。 例えばキリスト教の一部に見られる禁欲思想は、文明開化と共に外国からこの国に入って来ました。明治の頃の話です。 もともとの……日本仏教にも、この禁欲思想はありました。 しかし、きちんと守られていたのは稀のようです。 わが国の多くの物事は……なるべくであって、常に完全を求めてはいません。 そこを勘違いすると……完全を求めてしまい、精神的に窮屈な状態を作りだしてしまいます。 これを、昔の人は、 「世の中が、ぎすぎすする。」と言っていたようです。 明治に入ってから、禁欲的な……そして、あたかも性欲が汚《けが》らわしいものであるかのような思想が入って来た為に……浮世絵たちが迷惑を、こうむりました。 そして大切な文化遺産である浮世絵そのものが……ほとんど外国に、渡ってしまいました。 今、われわれ日本人が、本物の浮世絵を見て学ぼうとすれば……外国に行く必要があるのです。 これは、悲しいことですね。 それは、さておき……三欲の最後にある「睡眠欲」とはどんなものでしょうか? 簡単に言うと、これは、 「いつまでも寝ていたい。」と言う欲望です。 そして、この三欲にひとつ加わったものを「四欲《しよく》」と言います。 三欲は基本的な欲望ですが、四欲は、それの発展形で、 「内欲《ないよく》は、四欲七情《しよく・しちじょう》。」と伝わっています。 内欲とは、人の心の内なる欲望のことです。 つづきをご購入いただけます(500円) 購入方法はこちら |
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[カテゴリ:不幸のすべて] |
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