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第78話「悌なき人は私しす」(不幸のすべて) |
2009年8月6日 2時0分の記事 |
播磨陰陽師的「不幸のすべて」 〜いざ進め、吾等に幸あらんことを願うなり〜 第78話「悌なき人は私しす」 前回、 「悌、すなわち先人からの教えを……常に私《わたく》しする傾向を持つので、それが原因となるのです……。」と言うところでした。今回も、よろしくお願い致します。 さて、知識を私《わたく》しする人とは……どのような人の、ことでしょうか? 播磨陰陽道では、 「知識の出し惜しみを好む人。」を、とても嫌います。 こちらは、伝えるべきことは、常に伝えるているのですが……こちらに対して、そうでは無い行動を取る人達がいます。 こちらが誠心誠意に対応しても……そうではない人々のことを、 「知識の出し惜しみをする者は、吝《しわ》き者なり。」と、伝え残しています。 「吝《しわ》き者」とは、ただのケチではありません。 人の誠意に応えない種類の人格を、意味しています。 この手の人格は、先人の教えを大切にしません。 「先人の教えを大切にしない……。」と、言うことは……自分達の過去の歴史を、常に無視しがちです。 それは、アイデンティティーの希薄さを生みます。 過去の歴史は……ただ、忘れ去られた「遺物」では無いのです。 それは、われわれの祖先が、この世に生きて、さまざにまな物事を伝えた証《あかし》です。 この証を基本にして、アイデンティティーが出来上がります。 ですので、この証《あかし》を無視する人は……自信を持ちません。 これは、「信の徳」を持たないと言う意味です。 すべての徳は、八徳の最後の「悌」に、やがて行き着くのです。 どの徳も、「悌」を抜きにしては、語れません。 ……と言う意味からも、この「悌」は……大切な徳のひとつと、考えられているのです。 つづきをご購入いただけます(500円) 購入方法はこちら |
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[カテゴリ:不幸のすべて] |
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