◆「呪い」と「祟り」の違い 「呪い」を迷信と考える人は、「霊が人に何かをする。」と考えていることが多いですが……それは、「呪い」では、ありません。
どちらかと言うと……そう言った現象は「祟り」に分類されます。
「祟り」については別な項目で扱いますが……「呪い」は、「祟り」とは違います。
【呪い】とは 誰かが、
特定の人やモノを呪う場合を
「呪い」と呼びます。
誰か……は、神仏や、霊的なモノの場合もありますが、特殊です。通常は、人が人を呪います。
【祟り】とは 神仏や、霊的なモノが、
相手を特定せずに行う現象を
「祟り」と呼びます。
◆「呪《しゅ》」の一部 「呪い」は……「呪《しゅ》」と言われるものの一部です。
呪《しゅ》は、
人の心や自然現象に対するプログラムのようなものです。
詳しくは、「専門的な答え」の同じ項目の中で説明しますが……
言葉によって、さまざまな現象を引き起こします。◆「呪い」は精神的な現象 「呪い」は、霊的と言うより、極めて
精神的な現象です。
ですので「呪い」は……霊を操るような種類の……現象ではないのです。
ほとんどの「呪い」は、言葉によって作られるプログラムです。 それは、人の心に影響を与え、心そのものを変化させます。
「呪い」を定義すると、すべての精神的な攻撃は「一種の呪い」に分類されます。
・ネガティブな言葉を使ったり、負け惜しみを言ったりするのは、ある種の呪いとなります。
・世の中の言葉が穢れれば、それだけ呪いに苦しむ人が多くなります。
・悪い言葉を吐くことが、悪い呪いを造り、人の心に悪影響をもたらします。
もし、呪われた人が、「自分は呪われた……。」と信じて恐れるなら、その「呪い」は効力を発揮します。
◆呪いには、さまざまな技法があります 呪文による呪いや、霊符を使う呪い……人形《ひとがた》を使うものや、虫や獣を使うものまで……呪いの種類は豊富で、その技法も多種多様なものがあります。
人類の歴史は、まさしく「呪いの歴史」のように……遠い昔から、ずっと呪い行われて来ました。
それには、単純でネガティブなものから……戦略的なものまであります。
呪いを専門にした職業呪術者も……とても、少なくなりましたが……この世界には、まだ現存しています。
◆人を呪わば穴ふたつ そして、人を呪うと……呪った本人にも、その影響があります。
これを、古くから、
「人を呪わば、穴、ふたつ。」と言う諺で、伝えているのです。雁多記す。
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