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赤血球
2021年12月30日 11時22分の記事
赤血球
赤芽球の脱核:その仕組みと生物学的意義の考察
布村 渉
秋田大学大学院理工学研究科附属理工学研究センター ◇ 〒010–8502秋田県秋田市手形学園町1–1
発行日:2017年6月25日
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.
2017.890359/data/index.html
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
2015-01-08 17:27
ヒトの細胞の構造と機能に関する記述
https://diet2005.exblog.jp/22712703/
赤血球には細胞質ゾルはある
↓
解糖系は細胞質ゾルに存在する
↓
赤血球には、解糖系は存在する!
http://blog.livedoor.jp/mitagawa-eiyoukokusi/archives/57145164.html
腕の静脈が青く見えるのは目の錯覚
https://zatsuneta.com/archives/005208.html
ヒトの肌の色
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(変換候補に ピルビン酸キナーゼ欠損症と出る)
133
表 8.4に生理的状態における赤血球の質量作用比と,それに対する平衡定数を示す.これから,ヘキソキナーゼ,ホスホフルクトキナーゼ,ピルビン酸キナーゼ以外の段階は平衡状態に近く,律速段階にはならないことがわかる.
47
ヘムは複雑な構造をもっているが,哺乳類の成熟赤血球を除くとほとんどすべての生物のほとんどすべての細胞は,グリシンとスクシニル CoA からヘム合成を行なっている.
47
これに対してグロビンは特殊なタンパク質なので,つくる細胞は限られている.哺乳類では未熟の赤血球においてグロビンがつくられる.成熟直前にあたる網赤血球のつくるタンパク質の90%以上はグロビンである.
47-49
ヘムがグリシンと酢酸のような簡単な物質より合成されることは,シェミン,リッテンバーグらによって明らかにされた(1946-1951).かれらは新しく生化学に導入されたアイソトープを用いた.すなわち ¹⁵N や ¹⁴C で標識したグリシンや ¹⁴C で標識した酢酸を動物に与えると,赤血球より精製したヘムにアイソトープが見出されることを示した.シェミンらはさらにヘミンを種々の方法で分解し,アイソトープがヘムのどの部分に組み込まれるかを調べ,この結果より,酢酸がアセチル CoA となって TCA サイクルに入り,スクシニル CoA となってグリシンと縮合するに違いないと考えた.図4.2 の TCA サイクルより,図4.1 の結果を説明することができる.
かれらの初期の研究で注目されるのは,¹⁵N 標識グリシンをヒトに与え,赤血球内のヘミンおよび糞中のヘム分解物ステルコビリンへの ¹⁵N の分布を追究した結果である.この結果はヘムが未熟赤血球でグリシンよりつくられること,成熟赤血球はヘムの代謝回転のないこと,赤血球の寿命が約120日で寿命がつきるとヘムが分解されること,ヘムの分解産物が再利用されないこと,などを明確に示している.
52
試験管内でグロビンがつくられることを最初に示したのは,シェミンら(1950)である.かれらはアヒル赤血球を ¹⁵N で標識されたヒスチジンとインキュベートし, ¹⁵N で標識されたヘモグロビンを精製した.
52
ボルソークら(1950-1960)はさらに,ヘモグロビン合成の問題に直接取り組んだ.最初は骨髄細胞を用いたが,後には主としてウサギの網赤血球を用いた.フェニルヒドラジン中毒で貧血になったウサギの回復期の血液の赤血球はほとんどすべて(90%以上)網赤血球であり,ヘモグロビン合成の研究にもっともよく用いられる材料である.
『赤血球の生化学』第2版/1993/水上茂樹 著/養老孟司 発行
(江東図書館所蔵)
ウサギの網赤血球 ヘモグロビン合成
google
「青いタンパク質」と「赤いタンパク質」
https://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/023713.html
様々な色のヘモグロビン代謝産物
薬学用語解説
ヘム生合成
https://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E3%83%98%E3%83%A0%E7%94%9F%E5%90%88%E6%88%90
◇
メモ
この原理は新幹線車両のブレーキなどにも応用されています。
https://site.ngk.co.jp/lab/no64/
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