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ウィリアム・フレデリック・フリードマンは、日本軍が使用した暗号、通称「紫暗号」を解読した功績で有名な人物です。フリードマンはかねてよりヴォイニッチ手稿の解読に興味を持っていました。
[森羅万象]
2020年7月29日 7時45分の記事


『奇書の世界史』  
 歴史を動かす“ヤバイ書物”の物語
三崎律日  KADOKAWA    2019/8/23



<時代の移ろいにより評価が反転した書物たち――。>
<読者と本を結び付けるもの。それは、互いが持つ「価値観」の一致です。>
・価値観とは歴史の、過去から現代の流れでどう変わったのかの「差分」を探り、未来の私たちを占ってみよう。

<ヴォイニッチ手稿>
<万能薬のレシピか? へんな植物図鑑か? 未だ判らない謎の書>
・「ヴォイニッチ手稿」とは、古物商ウィルフリド・ヴォイニッチによって「再発見」された、全編手書きの古文書です。書物の正式名称は判明せず、一般的にこのように呼ばれています。
 内容は大まかに「植物」「天文」「生物」「薬草」というようにジャンル分けがされています。また各ページには独特なタッチの挿絵とともに、その隙間をみっしりと埋めるように文字が書き込まれています。
 たとえば「植物」のジャンルで描かれている植物は、(一部を除き)実在するものとはかけ離れた姿をしており、内容の類推を困難にしています。
 そしてこの手稿最大の謎――。それは、文字です。全編を通じて書き綴られた文章は暗号化されており、現代でも様々な憶測を呼んでいるのです。

<万能薬「シナピスの水」のレシピ本か?>
・ウィルフリド・ヴォイニッチは、とりわけ稀覯本(きこうぼん)を中心に商売を行っている古物商でした。1912年、イタリアのイエズス会派修道院ヴィラ・モンドラゴーネで『ヴォイニッチ手稿』を発見します。手稿を手にしたヴォイニッチは、いままで取り扱ってきた書物とは一線を画するものであると瞬時に感じ取りました。特に興味を引いたのは、手稿に添付されていた1枚の手紙です。羊皮紙にラテン語で書かれた要旨は次のようなものです。

・いとも尊く名高き猊下
 この本を一目見たときから、これをあなたにご覧いただかなくてはと感じました。この謎めいた書物を読み解けるのはキルヒャー猊下、貴方をおいてほかにはおりますまい。これはかつて神聖ローマ皇帝ルドルフ2世が、何者かから「かの英国人ロジャー・ベーコンの手になるもの」として600ダガットで買い取ったものだと言います。しかし真偽は不明です。あなたのその慧眼が真実を見抜かれることを信じております。 
          ヨアンネス・マルクス・マルチ
         プラハ、1665(6?)年8月19日
   『ヴォイニッチ写本の謎』(ゲリー・ケネディ、ロブ・チャーチル著、青土社)より改変
 
・この手紙はプラハ大学の総長だったマルクス・マルチという人物が、ローマの学者アタナシウス・キルヒャーへ送ったものであると言われています。ルドルフ2世は、錬金術を特別に庇護したことで有名な皇帝です。ロジャー・ベーコンは、実験を通じて自然現象の原理を探ろうとした大錬金術師の1人で、「最初の科学者」とも呼ばれています。

・もしもこの手稿が本当にベーコンの手によるものであれば、暗号を使ってまで秘匿しようとした英知とは一体何なのでしょうか。手稿を入手したヴォイニッチは、文書の解読と来歴の同定に邁進しました。その過程で、手稿の表紙の余白に、ほとんど消えかかった文字が書かれていることを発見します。
 薬品処理によって浮かび上がったのは、「ヤコブズ・デ・テペチネ」という文字。これは、ルドルフ2世に仕えた錬金術師の名でした。これを見たヴォイニッチは歓喜します。ヤコブズ・デ・テペチネは、かつて「シナピスの水」という万病に効く薬を開発し、ルドルフ2世の病を治したことで知られる人物だからです。テペネチはルドルフ2世から預かったこの手稿を解読し、「シナプスの水」の製法を知ったのかもしれません。

<暗号は「コード(単語)」か?「サイファ(文字)」か?>
・ヴォイニッチが手稿を発見して以降、中身に魅せられた多くの人々がこの文字を解読しようと試みました。ここからは、彼らが主張する解読方法を見ていきましょう。

・手稿に挑んだ多くの人々はまず、この暗号が「コード」か「サイファ」なのかを考える必要があります。日本語ではいずれも「暗号」と訳されますが、暗号化されている単語が「単語(コード)」か「文字(サイファ)」かという違いがあるのです。
「コード」を解読するためには、単語同士の対応を網羅した「辞書」を見つけることが必要です。一方「サイファ」の場合は、文字同士の置換のための「ルール」を見つけることが求められます。
『ヴォイニッチ手稿』は、初期のころから多くの人々が「サイファではないか」という予測を立てていました。なぜなら「コード」と呼ぶには、あまりにも単語が複雑で、習得が困難に思われたためです。
 このサイファ文の解読に対して、長い間強力な手掛かりとなったのが「頻度解析」という手法です。

・頻度解析の手法は、得られる暗号文が長ければ長いほど信頼性が高まる手法です。ヴォイニッチ手稿ほどの文章量であれば、十分に信頼できる解析が可能であると思われました。
 しかしここで、過去多くの書物を解読してきた者たちに、2つの大きな壁が立ちはだかります。
❶手稿が何の言語で書かれているかが不明であること。
❷ヴォイニッチ文字における「1文字」が不明であること。

❶に関しては、錬金術師たちが書物を残す際、主に用いていたラテン語が有力とされていました。仮に違っていても、同年代に書かれている書籍などの使用言語と順に照らし合わせていけば、追い追い判明するだろうと思われました。
❷に関しては、多くの者たちが頭を悩ませました。『ヴォイニッチ手稿』は全編が流れるような筆記体で記述されているため、1文字単位に分解することが非常に困難だったのです。

<アマチュア解読者の見解>
・アメリカの弁護士にしてアマチュア・ヴォイニッチ研究家のズエームズ・マーティン・フィーリーは、この問題を次のような方法で解決しようとしました。
 『ヴォイニッチ手稿』は数多くの挿画とともにその文章が書かれていますが、フィーリーはまず、挿画に沿うように書かれた文字を「キャプション(説明文)」であると予想し、それを手掛かりに文字の解読を行ったのです。
フィーリーが着目したのは、女性たちが緑色の液体に浸かっている絵でした。これにはかねてより、「子宮と卵巣」の暗喩であるという見解がありました。上部左右の蜂の巣のように描かれている部位が「卵巣」であると仮定し、付随するヴォイニッチ手稿の文字と「卵巣」のラテン語訳である「femminino」とを照らし合わせました。

・フィーリーはこれを手掛かりにして、次は図中央の管に書かれたキャプションを同様の方法で解読しました。

・ほかの文章も、ほぼすべて反復と単語の羅列のような文が続きます。フィーリーはこの訳文から、「手稿は筆者が残した実験ノートである」という仮説を立てました。反復と単語の羅列は、まさに目の前で起きている現象をその都度書き留めたもので、「ヴォイニッチ文字」とは、そのために筆者が開発した「速記文字」であるということです。またフィーリーは訳文を再び頻度解析にかけました。すると頻出する文字のうち上位8文字までもが、ある人物のラテン語表記と一致しました。
 その人物とは、当初からこの手稿の筆者であると目された、ロジャー・ベーコン本人だったのです。この解読法を発見したフィーリーは、興奮とともに研究成果を世に発表します。

・しかしここで、この手稿の持つある異常性が、この説に対して疑問を投げかけます。
 それは、「全編にわたって修正の跡が見られないこと」。これは、手書きの書物にはまずありえないことです。もしこれが、ベーコンの残した実験ノートであるならば、修正の跡が一切ないというのは確かに不自然です。
 また手稿は、文字の書かれ方から推測すると、挿絵を描いたのち、文章を書き入れるという段取りがとられています。つまり、挿絵が実験結果を表しているとするなら、結果が過程よりも先に描かれている、という矛盾も生じるのです。そもそも「欠損したラテン語を補いつつ訳す」というのも、恣意的な翻訳を招きがちな行為です。
 このような反論もあり、「フィーリーの説は誤り」とするのが現代の解読者たちの間での結論です。

<プロ解読者でさえ解読できない難問>
・手稿の持つ怪しい魅力に引き付けられたのは、アマチュア解読者だけではありません。ウィリアム・フレデリック・フリードマンは第2次世界大戦中に日本軍が使用した暗号、通称「紫暗号」を解読した功績で有名な人物です。
 フリードマンはかねてよりヴォイニッチ手稿の解読に興味を持っていました。自身が率いる紫暗号の解読チームで「軍の暗号解読者たちによる、時間外で非公式なクラブ」を結成し、手稿の解読に乗り出しました。なぜ非公式だったのかというと、当時は『ヴォイニッチ手稿』に向けられる関心が冷めていたためです。フリードマンが解読のために軍に予算を申請しても、「解読したところで、古い植物図鑑がひとつできるだけ」と、にべもなく却下されています。
 
・生粋の研究者であったフリ−ドマンは生前、自身の研究成果を「十分な証拠が揃っていない」として世に発表することはありませんでした。しかし彼は、「季刊哲学」という雑誌への寄稿文で自身の考えを暗号学者らしくアングラムの形で残しています。これもまた様々な人によって解読が試みられましたが、正解にたどり着いた者はいませんでした。フリードマンが亡くなった翌年、同誌にはフリードマン自身が遺した「正解」が掲載されました。それによると、

『ヴォイニッチ手稿』は、ア・プリオリなタイプの人工的もしくは普遍的言語を作成しようとという初期の試みである  フリードマン

・「ア・プリオリ言語」とは、「先験語」と訳される。いずれの言語にも基づかない構造を持つ人工言語です。
『ヴォイニッチ手稿』のなかで多く見られる言語構造は、物や概念をいくつかに分類し、それぞれに対して何らかの記号を当てはめる法方です。つまりフリードマンは、ヴォイニッチ手稿が「サイファ」ではなく、「コード」である可能性を示唆したのです。

・フリードマンは『ヴォイニッチ手稿』の各単語において、接頭辞や接尾辞になりがちな文字の並びがあることに着目していました。これはア・プリオリ言語に特有の傾向です。
 しかし結果的には、これ以上明確な答えを出すことなくこの世を去っています。

<「偽書説」が浮上する>
・手稿の解読には生涯を捧げる人がいる一方で、「完全な偽書である」と断じる人もいます。多くの暗号解読者たちが血道を上げてきたにもかかわらず、依然として解読されないのは「そもそも意味のある文章ではないから」というのがその根拠です。
 「偽書派」の人々がよく班員に挙げるのが、エドワード・ケリーです。かつてジョン・ディーのお抱えであったと言われるチェコの錬金術師です。
 ケリーは「交霊実験を通じて天使の言葉を聞き、錬金術の秘奥を知った」と、まことそやかに主張することでディーに取り入りました。ディーの記録によれば、ケリーは数回、卑金属を黄金に変えて見せたと言います。ディーの信頼を得たことで、ケリーの噂はルドルフ2世の耳にも入り、その庇護のもと非常に裕福な暮らしを送ることになります。しかし、その最初の数回以外、ケリーは黄金を作り出すことはできませんでした。しびれを切らしたルドルフ2世は詐欺師としてケリーを投獄し、彼は獄中で生涯を閉じることになります。

・「偽書派」の見解では、ケリーは、ディーやルドルフ2世が熱心なベーコンの信奉者であったことを知っていたとしています。そして2人に取り入るためについた嘘のひとつが『ヴォイニッチ手稿』であり、まさにルドルフ2世に手稿を売りつけたのもディーではなく、ケリー本人であると言うのです。
 手稿に添付された手紙によれば、ルドルフ2世が手稿に支払った金額は600ダガット、現在の日本円で数千万円の価値です。大金をせしめるためなら、手稿を書き上げる手間など安いものだったのかもしれません。

<ヴォイニッチの野心的な人物像>
・そして忘れてはならないのが、この手稿を発見したウィルフリド・ヴォイニッチの存在です。
 そもそも、「手稿を発見した」というヴォイニッチの言は正しいのか?
 一介の古物商が、一攫千金をさらうためにでっち上げた虚構である可能性は?

・ヴォイニッチは1865年、リトアニアの多言語都市コヴノのテルシェイという町で生まれました。モスクワ大学で薬剤師の資格を得たのち、ワルシャワでポーランド民族主義運動に参加しますが、ここで当局に逮捕され2年ほど独房生活を送ります。
 その後、シベリアに移送される際に隙を見て脱出。5カ月におよぶ極貧の逃亡生活の末、ロンドンへと流れ着きます。そして、のちの妻となるエセル・ブールと出会いました。
 エセルの勧めで革命組織「ロシアの自由友の会」に入会し、革命に関する書籍を販売する書店の経営に携わります。

・革命家としての壮絶な半生は、商売人としての才能に欠かせない「機略」や「大胆さ」をヴォイニッチに授けました。古書、稀覯本を文字どおり狩り集めていったのです。

<商売人としての抜け目ない才能>
・ヴォイニッチが、ある修道士たちの詰め所に立ち寄った際のことです。
 詰め所の書庫に収められていた膨大な書物は、希少な写本、彩色写本、揺籃期本など、どれもきわめて高価なものばかりでした。興奮とめまいをこらえながらも、ヴォイニッチは言いました。
「何ですか、この古臭い本は。こんなカビの生えた紙切れは、このように立派な場所にはふさわしくありません。まとめて売り払って、現代神学の最高の文献コレクションと入れ替えてはいかがですか。
 このような口八丁で、膨大な量の稀覯書と、二束三文のありふれた本とを交換することに成功したのです。
 本人曰く、こうした強引な手段で駆り集めてきた古書のなかに、その「手稿」はあったのだと言います。

・こうした背景を踏まえて手紙を読み直すと、違和感を覚える箇所が散見されます。
 マルクス・マルチは手紙のなかで「この書物」と述べるのみで、具体的な内容に踏み込んでいません。つまり、「ベーコンの著作と思われる、謎めいた書物」であれば、どのような本にも当てはまるのです。また、手稿を受け取ったはずのキルヒャー側の著作には、『ヴォイニッチ手稿』を想起させるような記述は一切登場しません。しかもキルヒャーの蔵書目録にも、手紙は記されていないのです。
 以上の事実を総合すると、『ヴォイニッチ手稿』は、ヴォイニッチ自身による自作自演の疑いが非常に高まります。こうして、ゴードン・ラグが発表した偽造手法もあいまって、「ヴォイニッチ手稿=偽作」説は有力視されました。一時期は支配的な説となったのです。

<インターネットの登場で、誰もが解析可能になった>
・物理的な側面からこの手稿の真偽を確かめようという動きもあります。
 2011年、アリゾナ大学の研究グループは、ヴォイニッチ手稿の書かれた年代を特定するため、手稿本体の炭素年代測定にかけました。その結果、手稿はウィルフリド・ヴォイニッチどころかジョン・ディーの生きた年代よりも古い、15世紀頃に作られたものであることが判明したのです。科学的な解析によって、ラグの「カルダン・グリル説」や、「偽書説」の信憑性は弱まりました。
 謎は、振り出しに戻ったのです。

<まだまだある手稿の仮説>
・ここまで一部の説だけ紹介しましたが、ほかにも手稿に関する考察は数多くの人物によって行われてきました。簡単に一例を挙げます。
●レオナルド・ダ・ヴィンチの幼少期の練習帳説
 独特の文字は、ダ・ヴィンチに特有の「左手で書いた鏡文字」の特徴と一致するうえ、差し挟まれた絵のそこそこに「VINCI」の文字が見られるという説による。

●キリスト教異端宗派「カタリ派」の書物であるとする説
 かつて十字軍によって弾圧された、キリスト教の異端宗派「カタリ派」の秘儀について書かれたものであるとする説。迫害を避けるために何重にも暗号化を施し、異端の儀式「コンソラメントゥム」の方法をのちの世に伝えるものとする説。

●古い医学書をまとめた写本説
 『ヴォイニッチ手稿』の挿絵と、古代ギリシャや13世紀の医学書に書かれた挿絵が酷似しているという点から、医師が自分用に知見をまとめるために残した写本であるという説。裸の女性が緑の液体に浸かる様子は、薬湯の効能を示す図であるとする。

・――この手稿が、これほどまでに多くの人を魅了する理由は何なのでしょう。
 生涯を暗号解読に捧げたフリードマンは生前、「なぜそこまで『ヴォイニッチ手稿』にこだわるのか」という質問に対し、端的に答えています。
「まだ誰も読んだことがないからです」
『ヴォイニッチ手稿』が最も魅力的で神秘性を帯びている時代、人々の知的好奇心が最高潮に達している時代――。それは、手稿が「偽書か」「本物か」の間で揺れ動くまさに「今」このときなのかもしれません。つまり、解読されてしまった瞬間に「古い植物図鑑」に変わってしまう恐れもあるのです。
 フリードマンが科学研究費の審査官から受けた指摘は、この書物の“本質”をずばり言い当てているのかもしれません。



『大いなる秘密』 (レプティリアン爬虫類人)
(デーヴィッド・アイク)(三交社)2000/8/1



<地球以外の場所から見たアングルで描かれたアンドロメダ星雲>
・13世紀の人物ロジャー・ベーコンは、フランシスコ派の修道士であり、その思想によって教会の権威を震撼させたことで有名である。彼は、未来について数多くのことを予見していた。すなわち顕微鏡、望遠鏡、自動車、潜水艦、飛行機の登場、そして大地は平ではなく丸いということなどだ。

・1912年、ベーコンが書き、ジョン・ディーが皇帝ルドルフ二世に渡したという例の本を、アメリカの書籍取り扱い業者ウィルブレッド・ヴォイニッチが入手した。それ以来、この本は「ヴォイニッチ文書」と呼ばれることになった。
 さて、ヴォイニッチからそのコピーを送られた専門家たちは、そのなかに描かれた植物は地球上には存在しなかったものだと言っている。顕微鏡で見た細胞組織のようなイラストもあれば、望遠鏡なしでは確認できない星系の図表もあった。第1次・第2次の世界大戦中、合衆国情報部の最も優秀な暗号専門家たちが、彼ら自身「世界で最も神秘的な書物」と呼ぶその本を、なんとか解読しようと試みたが誰もそれを成し遂げられなかったのだ。ただ、ペンシルバニア大学教授ウィリアム・ロメイン・ニューボールドは、1921年にその本の一部を解読したと主張している。その部分は次のように読めるそうだ。「私は、凹面鏡の中に星が渦巻き状になっているのを見た。ペガサスの臍、アンドロメダの腰帯、カシオペアの顔」
 ジョン・ディーの持っていたこの本に書かれていたことは、現代科学において確認されていることであり、アンドロメダ星雲の描写も正確なものであった。しかし、それは、明らかに地球以外の場所から見たアングルで描かれたものであったのである。この本の存在は、ブラザーフッドの驚くべき知識水準を示す一例である。何百年ものあいだ、高度な知識を有する彼らは、一方で彼らの一翼である宗教を使い、一般大衆を無知の状態に置いてきたのだった。



『47都道府県 妖怪伝承百科』
香川雅信、飯倉義之、小松和彦、常光徹  丸善出版  2017/9/29



<青森県 鬼神社の鬼>
・弘前市の鬼沢には、古くは「鬼の宮」ともよばれた「鬼神社」という神社があり、その名のとおり、鬼(鬼神)が祀られている。鬼神社には、地元の村人が水の少ない農地の開拓に難儀していたところ、鬼が現れて用水路の建設を手伝ってくれたという話が残されている。これに喜んだ村人が建立したのが鬼神社であるという。

<嶽の大人>
・津軽には鬼に類した「大人(おおひと)」(巨人)の伝承もある。江戸期には、岩木の嶽や鬼沢村の嶽といった場所に出現した大人が、樵夫に相撲を挑んだり、大量の薪を一夜のうちに運んでおいてくれたりするという伝承があり、近代以降にも広く語られてきた。

・大人と交わって遊ぶようになった鬼沢村の樵夫(きこり)が、ついにはみずから大人になってしまい行方をくらましたという話もある。

<八の太郎>
・青森県、岩手県、秋田県には、八の太郎(八郎太郎)という名前をもった巨人もしくは蛇神の子の伝承がある。各地に伝わる八の太郎の伝承は、それぞれ少しずつ異なるかたちをもつが、多くは十和田湖や八郎潟などの広い水域を中心に据えたスケールの大きい伝説である。

<山男・山女>
・岩手県各地には、山男、あるいは山女に関する伝承が多く残る。山男は基本的に、もとから山で生活する異人として語られるが、山女の場合は、もとは人間の女であったものの、山男にさらわれるなどして里に帰ることのできなくなった異人と化すことが多い。

・例えば岩手郡には次のような話が伝わっていた。紫波郡と岩手郡の間の山奥に、一軒の家があった。ある年のこと、その家の娘が出産した翌日に姿を消してしまった。数日後、家の縁側に山男の草鞋が片方だけ置いてあった。後に里の青年がマダの木の皮をとろうとして山奥に入ったところ、偶然、失踪した娘に出会った。娘は青年に、もはや実家に戻れる身分ではなくなったので、家族に達者で暮らすよう伝えてくれと告げ、マダ林へと案内した。その後、青年が山に入ってマダ林を探しても、マダ林も娘も、ふたたび見かけることはなかったという。

<マヨイガ>
・遠野地方では、山中にある不思議な家をマヨイガ(迷い家)とよぶ。山に入った人が、ごくまれに見慣れぬ立派な屋敷を見つけることがあるが、その中の座敷では鉄瓶の湯がたぎっているにもかかわらず、誰の姿を見かけることもない。マヨイガに行き当たった者は、必ず屋敷の中にある食器や家畜などを持ち帰るように言い伝えられていた。その人に富を授けるために、こうした家を見せるようになっているからだという。

<ザシキワラシ>
・柳田國男『遠野物語』で有名になったザシキワラシは子どもの姿をしており、裕福な屋敷だけに住み着き、時折いたずらなどをする。しかし、屋敷以外の者には見えないという。屋敷以外の者が目撃するときは、ザシキワラシが屋敷を出ていくときであった。出ていかれた屋敷は、やがて没落する。

・佐々木によれば、ザシキワラシにはチョウウビラコ、ウスツキコ、ノタバリコなどさまざまな種類があるという。その姿かたちも、よく知られた男児や女児のほか、老婆のすがたをとるものもあり、細長い手だけを見せるものもあるという。
 現代に入ってからは、金田一温泉の旅館に出るザシキワラシの話などが、マスメディアを通じて全国的に有名になった。本来、ザシキワラシという妖怪は、近代以降の岩手を中心とした東北地方の一部のみに伝わる妖怪である。ザシキコゾウ、クラワラシ、クラボッコ、オクラボウズなど、屋敷や蔵に住む子どもの妖怪は各地に伝わるが、「ザシキワラシ」という名称は岩手を中心とした東北以外に見られないものであった。それが、『遠野物語』その他の文芸作品や、マスメディアなどを通して広く全国区に伝えられた結果、東北地方以外の各地にも「ザシキワラシ」の名称が知られるようになったものと考えられる。

<天狗>
・山に住む妖怪。日光には数万の天狗がいるといわれ、古峰ヶ原に大天狗隼人坊、日光には東光坊という天狗がその世界を支配していたという。

・また、天狗の伝承は、その法力を身に付けた」ものが、特定の家と結びついて、語られることがある。例えば、下野氏の旧薬師寺村に鎮座する天狗山雷伝神社の伝承がそれである。ここには小島という姓の家があり、その子どもが家出をして何十年ぶりかで帰宅したという。その子は寝姿を見てはならないと、家族に告げ部屋にこもったが、家人はのぞいてしまう。するとわが子は、8畳間いっぱいに羽を広げて寝ていたという。親と子のあいだで「見ていない」「見たろう」の押し問答の結果、子どもは家を出て行くことになる。その際、この村には嵐を呼ばない、雹は降らせない、もし降ったら自分は死んだものと思ってくれ、と言い残して去っていった。何年かしてこの村を嵐が襲い、これをもって人々はその子が死んだと思い、小島天狗とよぶようになり、天狗山雷電神社として祀るようになったという。

<ダイダラボッチ>
・デイダ坊、ダイダラ坊、ダイダラボッチャともいう。地形をつくったとされる太古の巨人で、関東〜中部に広く伝承が分布する。巨人が天秤棒とモッコ(縄で編んだ運搬具)で土を運んでいたが、縄が切れて土が地面に落ちた。その土が武甲山と宝登山と箕山になり、天秤棒は尾田藤の長屋根になったという。

<かくれ座頭>
・子どもを神隠しに遭わせる妖怪。八千代市では、子どもの頃、隠れごと(かくれんぼ)をやると、かくれ座頭に隠されるといって脅かされたという。カクシババアともいい、同市の石井達雄は「夕方遅くなっていつまでも外で遊んでいると、親から『カクシババアが来て隠されるぞ』と脅かされて、それが恐くて早く帰った」という。成田市でもかくれ座頭の話が報告されている。

<ダイダラボッチ>
・巨人で、デーデラホーとかデーデーボなどともよぶ。神埼町に人の足跡の形をした8畝ほどの田がある。これはデーデーボの足跡だという。同町大貫の天神山は、デーデーボが杖をついた泥を落としてできた山だといい、筑波山は腰をかけて休んだためへこんでしまった。県内各地に伝説があり、印旛沼を跨いで顔を洗ったとか、筑波山を一夜でつくった話も伝承されている。

<天狗>
・各地に天狗の話が伝えられている。例えば、『冨浦町のはなしー千葉県安房郡冨浦町<口承>資料集』を開くと、「天狗の休む松」「相撲に負けた七尾の天狗」「タウエを手伝う天狗」「七尾の天狗のヒゲ」「大房岬の洞窟」の話が載っており内容も変化に富む。

・広く知られる天狗に連れられて遠国を見物した話も伝えられている。佐倉市にあった文珠寺の小僧が酒買いに出たまま帰ってこない。和尚が見に行くと酒の入った徳利が松の枝にぶら下がっていた。夜帰ってきた小僧は天狗にさそわれて京の祇園祭りを見てきたという。後に京から帰った檀家の者が小僧に祇園祭りで会ったと話す。

<猿鬼>
・能登各所に伝わる猿の妖怪。猿神とよぶ地域もある。有名なのが能都町当目の伝承で、すでに18世紀後半の地誌『能登名跡志』にもみられる。江戸時代終わり頃の記録によれば、当目地内に岩穴があり、猿鬼と18匹の鬼の家来が住んでいたという。鬼たちは諸国から美女を誘惑する悪さを繰り返していたため、地元の神々が退治したとされる。当目およびその周辺には退治した猿鬼を祀るなど、関連する史跡や地名が伝わる。猿鬼伝説は「今昔物語」にも登場する怪奇伝承であるが、能登地方の特徴は猿鬼へ生贄を捧げる伝説と地区の祭事が関係している点にある。例えば、輪島市大沢町の六日祭では猿鬼に捧げる生贄の娘に見立て野菜や海藻でかたどった神饌を供える。

<鬼女紅葉>
・長野戸隠と鬼無里にまたがる荒倉山に住んでいた女の鬼、元は都の人間だった紅葉は、呪詛の罪で戸隠に流された。当初は村人を助け敬われるが、ついには鬼になり悪事を働いた。そのため、都から派遣された、平維茂に退治される。

<八面大王>
・有明山のふもと安曇野市穂高宮城の魏式鬼窟に住み人々を苦しめた鬼。将軍、坂上田村麻呂は八面大王と戦うが倒せない。そこで安曇野市穂高牧の満願寺の観音様の夢告げに従い、矢村に住む弥助から献上された三三ふしの山鳥の尾で作った矢を用いると、退治することができた。また、平安時代に実在した征夷大将軍、坂上田村麻呂に討伐されるという末路をたどった鬼は関東から東北まで広く分布しているが、実は朝廷の侵略に逆らった地方豪族だったといわれ、郷土の英雄とみなされることが多く、八面大王もそういった点で同類の伝承である。

<両面宿儺(りょうめんすくな)>
・『日本書紀』の仁徳天皇65年にこのような記述がある。「飛騨国にひとりの人物があった。宿儺という。その人となりは、一つの胴に顔が二つあって、それぞれ反対を向いている。頭頂部がくっついていてうなじはない。胴にはそれぞれ手足がある。膝はあるが脚のくぼみと踵はない。力は強く、身軽で敏捷。左右に剣を持ち、4本の手で弓矢を引く。天皇の命に随わず、人民から略奪して楽しんでいた。そこで、和珥臣の祖、難波根子武振熊を派遣して征伐した」

・宿儺が出現した高山市丹生川町の洞窟「両面窟」、宿儺の乗った天船が降りた高山市の位山、宿儺が毒龍退治をした関市の高沢山など、古くからの街道沿いには、この不思議な人物に関わる伝承が点在している。

<鈴鹿姫>
・北勢の亀山市と滋賀県甲賀市の境に位置する鈴鹿峠には『今昔物語』の時代から盗賊たちが跳梁跋扈していた。東海道の要衝であるこの峠で坂上田村麻呂が盗賊や鬼神を退治した物語はさまざまなバリエーションを生んでおり、御伽草子『田村の草子』には天女である鈴鹿御前の援助で鬼神を退治したとある。しかし、後の井沢蟠龍の『広益俗説弁』では、鈴鹿姫は鬼女であり、田村麻呂が討伐したのは彼女だとされている。この他にも田村麻呂がこの峠で賊を退治したという物語は伝わっており、登場する「鈴鹿姫」たちの性格もさまざまである。

<貴船の鬼>
・室町時代の御伽草子『貴船の本地』に、鞍馬の僧正ヶ谷の奥に大きな岩屋があり、さらに行くと鬼の国がある、と記されている。大正の頃までの京都の伝承を集めた『京都民俗志』には、鬼は貴船の奥の谷に住み、地下道を通って深泥池畔に出て、都の北に跳梁したとある。都の人たちは、鬼の厭う豆をその穴へ投げてふさいだら、鬼は出なくなったので、それから毎年節分には炒り豆を同所へ捨てに行くこととなり、豆塚とよんだと伝えている。

<鞍馬の天狗>
・室町時代の御伽草子『天狗の内裏』に、鞍馬寺の不動堂の艮(北東)の方角に、天狗の国があり、あの牛若丸(源義経)が訪問し歓待されたとある。浄土で大日如来に生まれ変わった父、義朝に会い、平家を討伐する秘策を得た、と物語る。

<牛頭天王>
・疫病神。牛頭天王を祭っているのが、かつての祇園社で現在の八坂神社。『祇園牛頭天王御縁起』によると、須弥山に牛頭天王という牛の頭をして赤い角のある王子がおり、龍宮の八海龍王の三女を嫁にもらうために龍宮へ行く。途中宿を探し、古単巣という長者の家を尋ねるが断られる。次に蘇民将来の家を訪ねるとその家は貧乏であったが、快くもてなしてくれた。そして龍宮を訪問し、本国に帰る途中に古単の家を訪問し、復讐のため古単の一族郎党をことごとく蹴殺した。その後も牛頭天王は蘇民将来の子孫を守護しつづけた。蘇民将来の一族はその印に茅ノ輪をつけたという。現在、多くの神社の6月30日の夏越大祓の際に、病気にならないように茅ノ輪くぐりをするのは、この伝承に基づいている。

<酒呑童子>
・『御伽草子』や『大江山絵詞』などによると、正暦(990〜995)の頃、京の都の姫君らが数多さらわれる事件が起こる。安倍晴明が占うと、丹波と丹後の大江山に鬼の国があり、そこの酒呑童子の仕業だと判明する。そこで朝廷は源頼光らに鬼退治の勅命を下す。大江山の鬼の国に到着した頼光ら一行は山伏の姿をしていたので、旅の山伏と見誤った酒呑童子は、彼らを鬼の宮殿に招き入れ、酒宴を催す。

・さらわれていた都の人たちを助け出した頼光たちは、刀を抜き酔い崩れた鬼たちを切り殺す。

・その姿は『御伽草子』には、昼は薄赤い顔をして背が高く、髪は子どもの髪形で人間であるが、夜になると恐ろしく、背の高さは約3mもあった、とある。

<都の鬼>
・朱雀門では、『長谷雄草紙』に平安時代初期の文人で漢学者の紀長谷雄が鬼と双六をした話が、鎌倉中期の説話集『十訓抄』『古今著聞集』にも、菅弦楽器の名手、源博雅が鬼の琵琶の名演奏を聴いている。一条大路では『宇治拾遺物語』に、男が牛の頭をもつ鬼を目撃したとある。また一条戻橋では、渡辺綱が酒呑童子の家来である茨木(茨城)童子に髻(もとどり)をつかまれ、宙づりになり、愛宕山へと連れ去られそうになったが、綱は童子の腕を切り落とし、北野天満宮の回廊に落下している。また、この一条戻橋の下に安倍晴明が式神を隠したとも伝えられています。

<天狗>
・奈良県南部では、修験道の開祖とされる役小角が活躍していたため、修験道と関係の深い天狗の伝承が数多く伝わっている。全国に名を馳せた八天狗のなかに、奈良・大峰の前鬼坊も名を連ねており、奈良の山間部のあちこちに天狗がいるとされた。例えば十津川村高津の大断崖の天狗崖には大天狗、小天狗がたくさん住んでいた。秋になると天狗のため大断崖は美しくなるという。しかし天狗の意に反すれば、たちまちその怒りにふれて、不祥事に遭うとされた。

<山本(さんもと)五郎左衛門>
・江戸時代中期の備後国三次(現・三次市三次町)を舞台とした妖怪物語「稲生物怪録」に登場する妖怪。

・最後に、武士の姿をした妖怪の頭である魔王の山本五郎左衛門が現れ、平太郎の勇気を讃え、降参して立ち去る。

<神野悪五郎>
・先述の『稲生物怪録』のなかで、最後に登場する山本五郎左衛門の好敵手として稲生平太郎に語るのが、神野悪五郎である。五郎左衛門同様の妖怪大将であるが、平太郎に悪五郎が現れた時は共に戦おうと言う。平太郎が五郎左衛門を呼ぶ時に、一部の諸本では「槌」で柱を叩くようにと話す。神野悪五郎は宮地水位が著した『異境備忘録』でも紹介されている。神野悪五郎日影と呼ばれ、魔界の13の悪魔の統領の一人で第六の魔王とされている。

<ヒバゴン>
・1970(昭和45)年7月20日に謎の類人猿が初めて見つかり、発見場所が旧比婆郡(現・庄原市西城町)だったので、「ヒバゴン」と命名された。いくつかの目撃情報や写真情報があり、当時の西城町役場に「類人猿課」が創設され、盛り上がりを見せた。その後目撃されなくなったことから1975(昭和50)年には終息宣言が出された。

<フチザル(渕猿)>
・渕に住んでいた猿に似た妖怪で、エンコウに近いものと思われる。1742(寛保2)年三坂春編選『老媼茶話』の「釜渕川猿」の項に渕猿として紹介されている。

<牛鬼>
・牛鬼は残忍・獰猛で、その姿は牛面鬼身とも鬼面牛身ともいうが、光市牛島の牛鬼伝承において、その姿は明確ではない。天文年間(16世紀前半)に牛鬼が現れ、人々を苦しめたので、島民は島から逃げ出してしまった。

・愛媛県で有名な牛鬼といい登場人物といい、一衣帯水である四国とのつながりを暗示していよう。

<牛鬼>
・高松市北西部の連峰・五色台の峰の一つ、青峰に棲み人畜を害していたという怪物。

・根香寺には、そのときに退治された牛鬼の角とよばれるものと、牛のような頭部にコウモリのような飛膜状の翼をもつ牛鬼の姿を描いた掛軸が伝わっている。

<牛鬼>
・宇和島市を中心とする南予地方の神社祭礼には「牛鬼」という全国的に類例のない練物が登場する。青竹で牛の胴体のように編み、赤布やシュロで全身を覆い、長い首の先に振り子(和紙)製の頭を付ける。その形相は牛とも鬼ともつかないものである。

・なお、祭礼とは別に「牛鬼」という妖怪に関する伝承もある。牛鬼の棲むとされる場所は、淵や滝、海など水に関するところが多い。宇和島市や西予市、久万高原町に「牛鬼」が棲んでいた淵や滝があり、地元の田畑を荒らしていたが鉄砲で撃たれて退治され、淵や滝に逃げ込んだという共通した話が残る。

<鬼>
・唐津市北波多村にある山、岸岳には武内宿禰の末裔という鬼が棲んでいたが、渡辺綱の子、渡辺久によって滅ぼされたという。

<鬼>
・鶏鳴・九十九伝説だが、宇佐市の大蛇がつくった石段以外はすべて鬼が登場し、最低でも県下11か所の地域には神と鬼との約束により築かれたとされる遺物が存在する。

<ケンムン>
・ケンムンとは木の者の意味で、ガジュマルという木に住む精霊であるとされる。

・幕末期に鹿児島から奄美大島に流罪となった名越左源太は、その著『南島雑話』に、赤ら顔で、おかっぱ頭で、登頂には皿を頂き、全身は毛でおおわれて、屈んだ2頭のケンムンが描かれている。相撲を好むこと、山仕事を手伝うこと、人家に近づかないことなどの特徴をあげて、鹿児島のガラッパ(カワタロ、ヤマタロ)と同じものと理解していたことがわかる。しかし、奄美の人々のあいだで語られるケンムンは、さらに多様な存在である。

・奄美の民俗研究者の恵原義盛氏は、その背丈は5、6歳の子どもくらいであること、雄ヤギの臭いがすること、ケンムンマチ(ケンモン松明)といって青白い光を放つこと、魚の目が好物で漁師の獲物の目玉を刳り抜いて食べてしまうこと、貝が好きなこと、蛸はヤツデマル(八つの手のもの)といって怖がること、金属を嫌うこと、人間の目を突くこと、投網の邪魔をすること、子どもを水中に引きずり込むこと、崖から人を投げ転がすこと、人に仕返しすること、さらに、人に恩返しをすること、人と仲良しになることなどをあげ、その多様な存在を描き出している。

・奄美大島では、ケンムンは過去のこととして話されるだけでなく、現在も依然として遭遇した話が生成され、ケンムンは存在するか、しないかの議論も盛んに繰り広げられている。

<キジムナー>
・伝承地によって、呼び名・姿が違うが、近年は、キジムナーに統一されつつある。ガジュマル・あこう木・桑などの大木にすむ木の精霊。姿は赤い髪の毛の小さい子ども、あるいは大人、禿げ頭で頭に皿があり、カッパに似ているとの伝承もある。人間と親しくなると毎晩一緒に魚捕りをし、大漁の魚を人間に与える。住みかを人間に焼かれると、別な場所に移り、焼いた人間に報復する。からかったり、いたずらした人間にはどこまでも追いかけて、仇を討とうとする。キジムナーと親しくなった家は裕福になり、追い払った家は貧乏になる。人間に追いかさぶり金縛りのようにしたり、おぼれ死にさせることもあり、邪悪な妖怪とも考えられている。

<ヒヒ>
・気仙沼市元吉町に、ヒヒ(年老いたサル)にさらわれた娘がいた。故郷の者が南部参詣で五葉山に行ったところ、その娘が洗濯をしていたのを発見して、家に戻るように説得したが、何不自由なく暮らしているので帰らないと語ったという話が伝えられている。

<牛鬼>
・畔田翆山は辞書『古名録』の「うしおに」の項で、古典の『枕草子』や『太平記』などの書物にみられる「牛鬼」は中国の「山魈(さんしょう)」と同じものだとしたうえで、熊野の言い伝えでは、「牛鬼」は毎年12月20日に山を下って海へ出ると記している。この怪物は足跡が一本足だとされており、彼は一本足の山の神に「牛鬼」の名をあてたようだ。

<牛鬼>
・また同町姫路には、首から上が牛で下が鬼の形をした牛鬼という化け物がいて、田畑を荒らし牛馬を食い殺していたが、福田左近という人物に退治されたという。

<牛鬼と濡れ女>
・主に石見地方に伝承される海の怪。牛鬼は海中に棲み、大きな一つ目の牛の姿で夜間、夜釣りの釣り人に赤子を抱かせた後、今度は牛鬼が海から出てきて釣り人を追いかけて突き殺すという。

<件(くだん)>
・件は頭が人間、胴体が牛の人面獣で、生まれた後に予言をしてすぐ死ぬが、その予言は必ず当たるという。岡山では県北に件の伝承が多く、太平洋戦争の終結を予言したという話が残されている。目撃例もあり、新見市では、ぶよぶよした赤い肌にちらちら毛が生えていたといい、岡山市では見世物として件の作り物が展示され、その姿は牛の頭で、目の間に人間の顔があったという。

<スイトン>
・蒜山地方に伝わる妖怪で一本足、スイーと飛んできてトンと知らない間に近くに来て立っているのでスイトンとよぶ。人の心を読み、人間が考えたり思ったりしたことがわかる妖怪で、人間でも引き裂いて食べたという。

<獅鬼>
・伊万里市大川町にある眉山に出没した怪獣。牛にも獅子にも似た姿で、2丈(約6m)あまりの大きさだったと伝わる。

<猫の王>
・阿蘇五岳の中の根子岳(猫岳)には猫の王が棲み、近隣の猫が除夜・節分等に根子岳に参詣し、猫の王に挨拶をするという。



『人類の祖先は宇宙人である』
 (ミン・スギヤマ)(第一企画出版)(1993年)



<聖書に記された人類発祥の秘密>
・たとえば、牡牛座からやってくる宇宙人は、まさに牛の顔をしていると言われるが、その牡牛座人は日本のある牧場で目撃されたこともあるが、インドにおいて昔、頻繁に現れたという話がある。三大宗教の一つである仏教の発祥地でありながら、現在はヒンズー教が支配的となっている。

・ヒンズー教がの方が仏教以上に魅力的で、人々がこぞって改宗するほどのものなのかどうか私は、分からないが、彼らの面前に牛の顔をした牡牛座人がUFOに乗って現われたならば、その大きな衝撃ゆえに仏教を捨て、牛を神と見なすヒンズー教が一気に広まったと想定しても自然に理解できそうである。

・スイスのビリー・マイヤー氏は宇宙人に選ばれて、さまざまなことを学んできたわけだが、ダル宇宙のアコン太陽系から来たアスケットというヒューマノイド型(我々と同じ姿形をしたいわゆる人間=宇宙人)の女性から、地球人の発祥はこの地球上ではないことを聞く。私たちは、絶えざる研究によって地球を発見しましたが、さらには地球人類の発祥の地を見つけました。地球人類は地球に発祥したものではありません。

・地球人類の祖先は宇宙のはるか彼方、あなた方が環状星雲と呼んでいるところから、この地球にやって来たのです。この星雲が地球人類の故郷なのですが、その祖先の本来の子孫はもはやその星雲の太陽系には住んでいません。彼らは、あなた方が七つの星(スバル)または、プレアデス星団と呼んでいる天体に住んでいます。彼らこそあなたがたの本来の祖先の遠い子孫にあたるのです。

・ビリー・マイヤーは、1938年生まれのスイス人で、4歳のときにUFOを目撃、ついで、宇宙人とテレパシーで交信、そしてUFOに搭乗した。以来、100回を超えるコンタクトを繰り返し、ノートには7000ページに及ぶ記録を残している。

<一番科学的でないのは科学者自身>
<科学者はアインシュタインを裏切りたくない>
・光速度を超える光が近年各地で観測されていることや、光速度を超える速度で飛来してきたであろうUFOの存在たちが確認されている以上、光速度不変の原則がすべての状況において、適用されるとは言えないことを科学者たちは認めざるを得ないところまできている。

<何度も地球に入植を試みた宇宙人>
・宇宙人セムヤーゼによれば、宇宙には地球に限らず非常に多数の文明が存在し、彼ら宇宙人はそのうちのヒューマノイド型の人類だけで「宇宙連合」を構成しているという。その人類の総合計は約1270億人で、またヒューマノイド型ではない、「宇宙連合」に属さない知識生命形態が無数に存在している。

・さらに、地球上には三つの異なった惑星を起源にもつ人種が存在しているという。地球上に“創造された”地球人、現在の火星の位置に昔存在したマローナという惑星について、惑星崩壊後にやってきたマローナ人、そしてヴェガ星や琴座のリラ星の惑星からやって来た古代リラ人の三人種である。

・各々に起源を持つ人々の現在の人口は、古代リラ人が14万4228人、マローナ人種が1億6730万人、それ以外は“地球人”であるというが、他にリラ人からわかれた2人種がいる。その2人種については、宇宙人にも詳細は不明だが、ほとんどが“地球人”と同化しているらしい。中国人や日本人はこの2人種に当たると、セムヤーゼの父プターはマイヤーに語った。

・セムヤーゼの話は今から約23万年前、彗星によって住民の3分の2を失ったある太陽系の第6惑星から始まる。

「セムヤーゼ」
・ある遠い宇宙の太陽系の惑星の全人類の3分の2が、当時この彗星(デストロイヤー)によって滅ぼされ、生存者は、最初からやり直さなければ、なりませんでした。再出発は不自由で困難を極めました。しかし、彼らは、わずか900年間くらいで新しい文明と文化を築きあげました。彼らは、宇宙の力によってもたらされた困難な破壊を克服して再出発したのです。

・彼らの霊性と知識は急速に洗練されて行き、彼らの到達した技術水準は想像を絶していました。やがて彼らは、円形で皿状の宇宙船を建造し、大宇宙へ飛び出すようになりました。

<ヒル夫妻が遭遇したレティクル座人とは>
・レティクル座人は通称レティキュラン。約50万年前までは琴座のリラ星に居住。後に、核戦争による汚染をのがれてレティクル座に移住した。本格的な宇宙進出を開始したのは30万年前か。一時衰微したが、2万年に中興の祖テデルが出現。オリオン座に居住する「リゲリアン」や牡牛座人。天秤座人その他の種族を征服、支配下におさめた。

・500年前に惑星連合政府を創設。指導種族として恒星間貿易ルートの50%を支配。のち85%に拡大して現在に至る。

・性格はゼータ1・2の出身者で異なるが、非常に進取の気性に富み知的。官僚組織の運営に抜群の才能を発揮している。

・容貌は平均身長1.2メートル。頭の大きな胎児型の体型で指は4本。うち2本の指の間に水かきを持つ。皮膚の色は灰色、赤や緑をまじえる者も多い。

<天秤座人>出身母星、天秤座のアルファ2星
先祖の居住地は不明。宇宙史に登場するのは10万年前から活発な商業活動を開始。1万4000年前にレティクル座人の攻撃を受け、敗北。配下に入る。

・少数系種族の最大種族として反レティクル座人の一方の雄。性格は合理的な反面、情にもろいところも。容貌は地球人に近いが発光現象の特徴を持つ。

<牡牛座人>
出身星座、牡牛座。先祖の居住地は不明。宇宙史に登場する最古の種族の一つで、レティクル座人の台頭では指導種族として権力をふるった。1万2000年前にレティクル座人の侵攻をうけたが撃退。以後最近まで和解と衝突を繰り返す。700年前、最後の衝突で壊滅的な打撃を受け、軍門にくだった。地球への飛来はなく、約2万年前からインド神話やアフリカ神話に登場する「牛の神」として活発な交配実験を繰り返した。容姿は現在地球上に残る牛とほぼ同じ。

<日本の超古代文明を証明する文書>
・『竹内文書』では、天神七代の宇宙創世紀に続き、上古第一代天皇が「神定」によって天日国という名の星(プレアデス星団)から、太陽系第三惑星である地球(天元根国)に、空飛ぶ円盤を思わせる乗り物(天の浮船)に乗って降臨し、地球に文明をもたらす。日本人の祖先はこの神の後裔であるという。

・『九鬼文書』でも、地球開発委員長格のアメノミナカヌシが地球に降臨し、私たち日本人は800万の神々の子孫ということになっている。『宮下文書』は、やはり天降った神々が地球の四大地域の開発神(文化英雄)となり、日本人の祖先は、そのうちの阿間都国に定住した神々のその子孫と記している。『秀真伝』でも、クニトコタチノカミが8人の御子を地球に天降らせ(八方降神)、地球の八大地域をそれぞれ開発した。人類はそれらの神々の子孫である・・・・と記している。
『古事記』、『日本書紀』では天孫降臨説として出てくる。

<サイ粒子の科学的探究が必要>
<水がめ座人>
出身星座、水がめ座。琴座にルーツを持つ。容貌はレティクル座人を大型にして太らせた感じ。惑星連合政府設立当初は運輸行政に影響力を持ったが後に失脚。

<白鳥座人>
出身星座、白鳥座。約1万年前にレティクル座人の影響下に入ったが、後に反乱を起こした。「ラージ・ノーズ・グレイ」のリゲリアン(オリオン座人)とは盟友関係。

<琴座人>
出身星座、琴座のリラ星。
牡牛座のプレアデス星団にいたが、9000年前に移住。高度文明を築きレティクル座政府から多くの留学生を受け入れた。科学者を多く輩出し、少数種族ながら惑星連合政府の技術部門を握る。容姿は平均身長2メートルほど。金髪で白人に近い。スイスのビルー・マイヤーが出会った宇宙人たちは、この種の宇宙人種と思われる。

・その他かに座人、射て座人、さそり座人の存在も確認されているようである。また、出身母星を竜座のアルファ星とする竜座人(ドラコニアン)、そしてその一派のレプトイドというエイリアンの存在も考えられており、身長2.1〜2.4メートル、爬虫類型の宇宙人で体全体が鱗で覆われているという。
とにかく、様々な進化(?)の過程を経てきたと考えられる動物型宇宙人は数多く存在すると言われている。

<「気」の大規模な実用化こそ人類存続の決め手>
現在、「気」(サイ粒子やプラナと同じだが簡単に「気」と使っていきたい)は、地球上に限らず全宇宙のあらゆる空間を無限に満たして存在するもので、その大きさは原子よりも素粒子よりもさらに小さいもので、簡単に原子間を通り抜けることができ、およそ10のマイナス20乗センチメートル以下と考えられている。そのため、当然、現代の最高の技術を使ってでもそれを摘出することはできない(もちろん、その「気」もさらに小さな粒子により複雑に構成されているのであるが・・・)。

・人体に限らず、我々の身の回りにあるほとんどの物質はやはり隙間だらけであることを考えると「気のような微小な粒子はほとんど邪魔されず簡単に様々なものの中に入り込むことができ、地球の裏側であろうと、瞬時に超能力が伝わることや霊に取り付かれるなどという現象の一部は理解できそうである。例えば、「気という粒子自体が高速に近い速度或いはそれ以上で移動できるのか、 波動として伝えることができるのかなどは分からないが」。



『地球外起源のUFOはこうして隠蔽されている!』
(ミン・スギヤマ)(徳間書店)  1995/10
(衝撃!!宇宙人死体解剖フィルム公開がつきつける驚異の現実!!)



<UFO飛来の理由>
・「基本的にヒューマノイド型宇宙人は、個人レベルで人類とコンタクトを行なっているというが、報告件数が少ないため、多くのUFO研究者にとっての関心は大規模な活動を繰り広げているグレイ種に絞られている。

・地球人が直接グレイ種といわれる宇宙人と関係を持つようになったのは、ニューメキシコ州ロズウェルで1947年7月にUFO墜落、生きているグレイ種の宇宙人が回収されたことに始まる。その後1952年のワシントンDC事件などを経て、米空軍は秘密裏にグレイ種の宇宙人と何らかのコミュニケーションをとるにいたったと考えられている。

・UFO研究家の間で取りだたされた『MJ12』文書によると、その数年後に宇宙人との間に初歩的なコミュニケーションが可能となったとされ、米政府とグレイ種との間に次のきわめて重要な密約が交わされたと考えられている。

・エイリアンは米国に関わる問題に一切関知しない。
・米政府はエイリアンたちの行動に干渉しない。
・米国以外のいかなる国とも協定を結ばない。
・米政府はエイリアンの存在を秘密にする。

・エイリアンから技術援助を受ける代わりに牛や人体実験も許可する。こうした情報がもし本当ならグレイと言われるエイリアンが頻繁にアメリカに現れる理由やキャトル・ミューテーションやアブダクション、さらにはUFO情報の隠蔽工作などの謎がすんなりと氷解する。



『荒俣宏妖怪探偵団  ニッポン見聞録』
荒俣宏、荻野慎諧、 峰守ひろかず Gakken    2017/8/29



<ザシキワラシが守った家宝はホロタイプ標本?>
・ここまで見てきたのは、いずれも日本中に広く伝承されている、いわば全国区の妖怪だった。では東北を代表する、東北ならではの妖怪はいないのかと聞かれれば、勿論いる。その代表格がザシキワラシだ。『遠野物語』で広く知られることとなったこの童子の伝承地域は、岩手を中心とした東北地方。宮沢賢治も『ざしき童子のはなし』で言及している。

・佐々木喜善らの記録によれば、ザシキワラシは家の盛衰を司る童子型の妖怪………と言うより、家の神だ。いる家は繁栄し、いなくなると途端に没落する。人前にはっきりと姿を見せるのは家を出ていく時だけで、夜中に妖しい物音を立てたり、または布団を引っ張るなどの悪戯をすると語られているが、現代では、その姿を見ると幸せになる妖怪(あるいは守護神)という印象のほうが強いのではないだろうか。ザシキワラシのいる旅館があり、そこでザシキワラシを見るといいことがあるという話は、多くの人が聞いたことがあると思う。

・そのイメージの源泉となった旅館が、ここ、二戸市は金田一温泉の老舗の宿「緑風荘」だ。不幸にも2009年に火災で全焼してしまったが、今では立派に再建され、館内は明るく広々としている。荒俣さんは火災以前に訪れたことがあるそうで、その時の思い出を語ってくれた。
「ザシキワラシが出る『えんじゅの間』って部屋があって、人形やおもちゃがたくさん供えてあったんですよ。あと、印象的なのはお風呂。大きくて薄暗くてタイルもかっこいい、昭和初期の雰囲気がしっかり残っているお風呂だったんだよ。建物が古くて木が伸縮するのかな、冬の夜は音が凄かったですよ。もうあちこちからギイギイバタバタ………。今ではそんなこともないだろうけどね。焼けてもしっかり立ち直るというのは、さすが東北だなあ」
 清潔感のある室内を眺めながら、荒俣さんは懐かしげに言った。

・ところで、先ほどから「ザシキワラシ」と呼んでしまっているが、実はここのザシキワラシは「亀麿(かめまろ)」という立派な名前をお持ちで、敷地内の神社に祀られてもいらっしゃる。怪しい妖怪ではなく、宿を守る守護神なのだ。その謂れについては、話を聞いてみることにした。
「昔、私どもの先祖は、南北朝時代に南朝方に仕えていたんですよ。南朝が北朝に敗れてこっちに逃れてきた時に、亀麿という幼い子供が道案内をしてくれたけれど、病で亡くなってしまった。その後、うちの守り神のザシキワラシになったという言い伝えがあるんです」
 そう教えてくれたのは、こちらの宿の当代のご主人、五日市洋さんだ。作務衣の似合う控えめで柔和なご主人に、荒俣さんが問いかける。
「再建されてからも、ザシキワラシが出た、見たという話は、やっぱりあるんですか?」
「そうですね。以前と変わらずに、皆さんいろんな体験をしておられますよ」
「家が一回なくなっても出てくるのか。律儀なザシキワラシだなあ!」
 荒俣さんがちょっと真剣に感嘆する。同感だ。やはり家の守り神たるもの、物理的な建築物ではなく、家、宿という概念そのものに居着き、守護しているのだろう。

・荒俣さんにうなずきながら、ご主人は黒ずんだ亀の化石に視線をおとした。思い入れのこもった声が静かに響く。
「火事があった時、これをたまたま親戚のところに貸していたんですよ。本当に偶然。だから、これだけが残ったんです。レプリカもあったんですが、レプリカも燃えちゃって………火災の前のものは、本当にこれしか残っていないんですよ」

<開かれていた遠野とハイパー文学の秘密!>
・岩手の妖怪、さらにはそこにまつわる人々を追う旅を続けてきたが、最後はやはり『遠野物語』の舞台である遠野、そしてそこの物語を集めた佐々木喜善その人にフォーカスしてみる必要があるだろう。というわけで我々は、一連の取材のひとまずの締めくくりとして、遠野伝承園を訪れた。曲り屋やオシラ堂、佐々木喜善記念館など、『遠野物語』を多面的に体感できる施設だ。

・「本題に入る前に、まず、喜善の時代の遠野について説明しておきますね」
 前川さんが切り出した。前川さんが言うには、喜善が『遠野物語』に出てくるような話を聞いた時代――つまり彼が幼かった頃―—は、遠野の街道筋の最後の繁栄期だったそうだ。そして、喜善が成人した後も電気はまだ通っておらず、夜はまだまだ暗かった。暗闇に対する恐怖が残っていた最後の時代でもあるんです、と前川さんは続ける。
「電化が始まったのが、この少し後、大正2年(1913)ですからね。そうなるともう住人のメンタリティが変わってしまう。喜善は、変革直前のぎりぎりの時代を切り取ったんですよ」
「遠野というと、古い文化が残るひなびた山村という印象があるんですが」
「実は結構潤っていた場所なんです。塩や薪炭の陸送ルートでしたし、流通税を取ってましたから。新鮮な魚が1日で届くような流通システムもあったんですよ」

<佐々木喜善の迷い道とその果てに残したもの>
・遠野は閉じながらも開かれていた土地であり、だからこそ民話や伝説といったハイパー文学が育まれた。私にしてみればこれだけでも十分にインパクトのある結論だったが、荒俣さんはまだまだ食い足りないようで、2人の専門家を改めて見た。次なるテーマは、物語を集めた佐々木喜善、その人である。
「遠野はいろんな話が入ってきて残る土地で、なおかつある程度裕福だった。だからこそ喜善のような人が出てきたわけですよね。その喜善って、どういう人……いや、どういう家の生まれだったんです?あと、家に語り部はいたのかも聞きたいな」
「お祖父さん豪農ですね。父はいなかったので、お祖父さんが父親代わりだったんですが、地域の肝入りさん的な存在でした。だから喜善はおぼっちゃんですね。そして語り部ですが、おヒデさんという大叔母さんがいました。さっきのオシラサマ物語を語ったのがこの人です。『遠野物語』では魔法を使って蛇を殺すと書かれていて、おそらく隠し念仏の指導者じゃないかとも………」
「おう、隠し念仏!」
 前川さんが言い終えるより先に荒俣さんが反応した。よほど嬉しかったのだろう、リアクションがおそろしく速い。「宮沢賢治のところで聞いたあれだ」「また繁がったなあ」と言いたげな、誇らしげで福々しい笑みに、前川さんもつられて微笑む。
「そういう生まれでしたから、伝説や民話に関心を持つようになって………そして、東京に行って、井上円了の妖怪学の講義を聞くも、妖怪を否定する言説に幻滅したという」

・「柳田は、政治の世界で大成し、民俗学を立ち上げた巨人であり苦労人なわけです。喜善にしてみれば、一つのロールモデル、憧れの存在だったんですよ。ただ、最初は慕っていたけれど、だんだん『自分だって』という気持ちが出てくる。向こうはヒーローなのに、対する自分は中途半端で、なりたかった作家にはなりきれないし、民俗学者としても不十分、柳田のように政治家の世界に行っても—―郷里に戻った後に村長になるんですが………成果を残せない。認めつつもなにくそと思っていて、なのに越えられない」

・「若い頃キリスト教に傾倒していたのですが、大本教に入り、最後は神職の資格もとったんです。研究者としては昔話を集めて『聴耳草紙』を編むし、一方で、作家になりたい気持ちはあっかから小説もまた書き始める。さっき言いましたように、地方行政にも首を突っ込みました」

・自身の感想の吐露とも同意を求めているとも取れる口調で荒俣さんが言う。よほど感銘を受けられたようだ。分かりますとうなずきつつ、私は田口先生の言葉にも深く共感していた。『遠野物語』という名著に関わっておきながら、道に迷って自分探しを延々続け、それでも最後に何かしら新しいことを—―その萌芽だけを—―世に残す。実に人間味のある生涯だ。私はメモを取り終えると、「柳田國男に遠野の伝承を語った人」としてしか佐々木喜善を認識していなかったことを恥じた。

<鬼とともに語られた東北のイメージ>
(荒俣)そういう東北をいろいろ見てきたわけだけれど、東北と鬼について話してみようか。鬼は、人間とほぼ同じ形をしているけれど、巨大で恐ろしい顔をもち、人を食うという日本独自の怪物です。
(前川)遠野には鬼の伝説がないのです。鬼みたいな形で語られるのは、オオヒトの山男、山人です。角はないけれど、鬼に近い形として語られてきました。顔が赤く、目が輝いて、非常に大きな人だと伝えられています。山人にさらわれて、里のものでなくなった女性が山女になる。民族研究者の目で見ると、山人の姿は、金山師、修験者などの姿が複合して出てくるのではないでしょうか。
(峰守)定期的に村を襲って娘をさらったとかいう話はないのですか。
(前川)さらわれた女性自身が、そういう説明をしているからであって、それを目撃したという話はないのです。女をさらうものには「猿の経立(ふったち)」という猿の妖怪がいます。
(荻野)只野真葛の『奥州ばなし』(勝山海百合現代語訳)に出てきた大猿は、いわゆる異人に含まれるものだと思いますが、大きさに具体性があるものが多いのですね。9尺くらいのかなり大きい人型のイメージです。夜行性というところが気になりますね。地元に興味を持って、記録を残した先人たちがいたから、現在、私たちが科学的視点から調査できるのです。
(田口)人は、空間の移動によって見るものが変わります。奥山では山の神、里山では狐火、集落では幽霊というように。その大猿の話も、自分たちと違った世界、価値観の違った人たちが存在するというイメージの中で見ようとする人々がいた、という話ではないかと思います。

・(荻野)鬼の話に戻りますが、その姿を記した描写は残っているのでしょうか。絵巻などに残っているような抽象的なものではなくて。
(荒俣)一般には、牛の角をはやして、虎の皮の褌を締め、手に鉄の棒を持っている。牙をはやして、赤や青の体色をもった大男とされている。でも、これは本来の鬼に基づいた姿ではなくて、象徴的な意味をもたされた室町時代以降のものだね。この時代から方位学で北東方向の鬼門にこだわるようになって、北東は古いいい方で丑寅に当たることから牛の角と虎皮の組み合わせになったにすぎないのです。
(峰守)『今昔物語』などでは、何尺何寸という具体的な話はあるけれど、実際に鬼を見た人がいるかとなると、そういう記録はないですよね。
(荻野)人を喰うとか、肉食のイメージを持っているけれど、角のある生き物は基本的に植物食です。角がある生き物で肉食というのは、化石を見てもいません。

<旅の始まり、もしくは早々の前途への不安>
・妖怪好きに、東北、特に岩手と言われて何を連想するか尋ねてみると、返ってくる答えはおそらく、「ザシキワラシ」や「河童」あたりだろう。「山男」や「天狗」、「マヨイガ」「オシラサマ」などを口にする人もいるかもしれない。いずれも広く知られた怪異や土着信仰の名称であるが、これら全ての出典は、1冊の本に求めることができる。『遠野物語』である。

<河童百態、百花繚乱!>
・先ほども述べた通り、岩手で妖怪と言えば—―荒俣さんはなぜかあまり評価されていないようだが――やはり『遠野物語』に欠かせないのではないだろうか。

・わだかまる疑問を抱えたまま、我々は最初の取材先へ向かった。訊ねた先は、盛岡城址公園のど真ん中に位置する、もりおか歴史文化館。ここにはとある妖怪についての詳細な記録が保管されているという。
 その妖怪は『遠野物語』にも登場しており、しかも東北を、いや日本をも代表できるような大物だ。何だと思います?目次や章題で明かしていることを隠しても仕方ないのですぐに言ってしまうと、そう、河童である。
 
・本題に入る前に河童について確認しておきたい。現代の一般的な河童のイメージは「体色は緑色、頭に皿があってその回りに髪を生やし、甲羅を背負って口元は嘴で胡瓜が好き」あたりだろう。
 だが、河童として報告・記録されている妖怪は案外幅広い。実際、21世紀の妖怪事典のバイブルの一つこと毎日新聞社の『妖怪事典』、通称「村上事典」を引いてみても「地方により様々なよび名があり(中略)姿形についても地方によって相違があり、頭に皿がないものや、人間の赤ん坊のようなもの、亀やすっぽんのようなものと、実に様々に伝えられている」「地方ごとに河童の特徴は異なる」とある。河童は相当にバリエーション豊かな妖怪なのだ。そして、ここで見た『水虎之図』は、それを裏付けるものだった。なお「水虎」とは元々は中国で語られた水中の怪異の名だが、日本では河童の別名の一つとしても用いられている。

・なるほど、確かに全国から集められた事例集らしく「甲羅を背負って色は緑、頭に皿があって手足の先には水かき」というオーソドックスなタイプを始め—―これは九州は熊本で捕まったものだそうだ—―いろいろな河童の絵や記録らしき文章が並んでいた。どういうバリエーションがあるんでしょうかと尋ねてみると、福島さんがまず指差したのは、大きな甲羅が印象的な、四つん這いの河童の絵だった。
「例えばこれは、水戸で捕まった河童の記録です。漁師さんが海に出ていた時、水中から赤ちゃんの声がしたので網を引いたところ………こういう解釈でいいと思うのですが………14、5匹の河童が掛かったそうなんです。そのほとんどは逃げてしまったけれど、1匹が船に飛び乗ってきたので、叩き殺して捕まえたとあります」

・「大きさは3尺5寸、1メートルちょっとですね。体重は45キロで、叩くと首が8割めり込み、亀と同じように上下2本ずつの牙があると書かれています」

・「やはり、こういう赤いやつが気になりますね」
 荒俣さんがすかさず言って指したのは、ひょろりと細身で猫背の河童であった。頭の皿の回りに髪を垂らし、全身も短い毛が生えている。甲羅がないせいもあってか、どことなく哺乳類的な印象を与えるその河童は、薄い紅色で彩られていた。荒俣さんが「やはり」と言った意味は、ここが岩手だから、ということだろう。一般的には緑系統でイメージされがちな河童だが、『遠野物語』の河童は赤いのだ。赤い河童と言えば、と荻野さんが口を開いた。
「河童って、傷薬を作ったり傷の治りが早かったりする話も多いですよね」
「ああ、人を襲って腕を切られた河童が返してくれと謝りに来て、腕の代わりに薬の作り方を教えてくれるパターンですよね」
 答えたのは私である。その手の事例や逸話が多いことは、以前小説で河童を扱った際に調べたので知ってはいる。申し遅れましたが、私は主に妖怪ものを書いている作家なのです。以後お見知りおきを。
「それで、荻野さん、そのタイプの河童と赤色には何か関係が?」
「以前、この企画とは別の取材に行った時……その時も荒俣さんと一緒だったんですけど、河童の治療のそんな話をいくつか聞いたんです。そこに出てくる河童が赤かったんですよ。薬を作る、傷を治すっていう特徴を持つ河童は赤いというイメージが印象的だったんですよ」

・「さっきの水戸のは野性動物っぽかったですが、これは妖怪らしく、人を水中に引きずり込もうとした河童の記録です。寛政二年、つまり西暦1790年ですね。場所は書かれていないんですが、巨漢の人がお城の堀端を歩いていたところ、絡みつくようにして足を引くものがある。ふと見ると、青黒い三歳児くらいの大きさのものが足にまとわりついていて、捕まえてみると、ぬめぬめしていて、青臭い」
「ほうほう。で、そのまま引き込まれてしまったと」
「いいえ、これは河童だと気付いた巨漢の方は、捕まえて説教をするんですね。もうこういうことはするんじゃない、本当は殺してもいいけど逃がしてやるからもう人を襲うな、と。そう言って逃がしてやったら、後にお礼と言うか謝りにきたんです。歯をむき出して笑って、しきりに頭を下げた。これはその時に描かれた絵の写しです」
 恐ろしげな見た目とは裏腹に、案外弱くて殊勝な河童であった。

・「江戸中期にくらいになると、いろいろな河童が江戸のいたる所に出るんだよ。その情報を収集する仕組みもできていて、河童の図を多く出した栗本丹洲という本草学者がいるんだけどね、河童が出ると、彼の所に情報が集まった。河童の記述のデータベースがあったんだ。で、そうした情報が好奇心の強い豪商や、博物学が趣味の大名たちを通じて地方へも広がる。
赤い河童には、薬としての知識と、赤い中国の河童たち、つまり水虎などの情報がある。遠野が情報豊かな文化の地であり、お化けも文化の地でこそなる、ということを示している。そう、読み解くんだ、ぼくはね」
 なるほどメモを取る私。当時の人にとって、河童は実際に遭遇し得る生物であり、オカルトがかった迷信ではなかったというわけだ。一方、荻野さんは、河童全般について記された解説文に目を向けていた。

<「宮沢賢治 × 南方熊楠  談義>
<岩手と和歌山をつないだ超絶な日本人>
(荒俣)今日は、宮沢賢治研究の第一人者、牛崎先生にお会いできることを楽しみにしていました。この本では主に博物学、古生物学の観点から妖怪の新しい解釈を導き出していこうと思っているのです。そこになぜ賢治が関わってくるかといえば、賢治は妖怪や化け物を見ていたと思うのですね。そこを一度ちゃんと紹介したいと考えているのです。
 まず、佐々木喜善と宮澤賢治の交流についてお聞きしたい。2人はザシキワラシをきっかけにして知り合ったと聞いていますが。ちょうど喜善が文学のほうで酷評され続け、今度は柳田國男に学んだ民俗学手法によって書いた『奥州のザシキワラシの話』で、やっと自分の著作を世に出すことができた。ここから本格的な民話収集に活路を見出すのですね。
(牛崎)その通りなんです。喜善が大正九年に『奥州のザシキワラシの話』を出したとき、それをおそらく賢治が見てですね、自分の知っている話が載っていないじゃないかと『ざしき童子のはなし』を書いて、雑誌に載せたのです。それを喜善が見て賢治に手紙を送り、交流が始まりました。

<『妖怪大戦争』の元ネタはミヤケンでした>
(荒俣)賢治は中学時代も含めて、ときどき鬼や鬼人など妖しいものが見えていたといいますけれど、実際はどうなのですか。
(牛崎)盛岡中学を卒業した大正三年(1914)、蓄膿症の手術で入院したのですが、当時、ずっと頭がボーっとしていたといいます。そのころの作品に、「月の光を浴びた」とか「月がゆがんだ」とか、非常に不思議な表現が出てくる。幻覚幻聴に対する感性が突出しているのですね。

<賢治の時代 心霊学はニュー科学だった>
(荒俣)賢治といえばどうしても切り離せないのが妹のトシさんです。彼女はなんで大学に行けたのですか?
(牛崎)これは『宮沢賢治の真実』という本に詳しいのですが、大正四年(1915)、ちょうど女学校を卒業する年にトシと音楽教師との三角関係が地元の新聞に連載されたのです。
(荒俣)えっ連載 ⁉
(牛崎)題して「音楽教師と二美人の初恋」。花巻に居られない状態でした。それで、東京の日本女子大学に進学したのです。

・(牛崎)賢治は、自分の意識にうかんだイメージについて、見たもの聞いたものだけでなく、自分の思いや幻覚や幻聴、夢なども含め、それを忠実に書き留めることを心象スケッチと考えていました。
(荒俣)「心象」とは心霊学用語だとよく言われます。賢治が精読したアーサー・トムソン『科学体系』では、以心伝心的印象と訳されてます。時間や空間の物質的宇宙と異なる別空間、つまり非物質的な媒体「エーテル」に満たされた別空間なら、時差や消耗や変形や化学変化といった影響を受けない。エーテルが確認できれば「心象」の霊界的コンタクトは可能になる、と。その発想はむしろ先先端科学的です。


<『遠野物語』(六九)    柳田國男>  
 今の土淵村には大同という家二軒あり。山口の大同は当主を大洞万之丞という。この人の養母名はおひで、八十を超えて今も達者なり。佐々木氏の祖母の姉なり。魔法に長じたり。まじないにて蛇を殺し、木に止れる鳥を落しなどするを佐々木君はよく見せてもらいたり。昨年の旧暦正月十五日に、この老女の語りしには、昔あるところに貧しき百姓あり。妻はなくて美しき娘あり。また一匹の馬を養う。娘この馬を愛して夜になれば厩舎に生きて寝ね、ついに馬と夫婦になれり。或る夜父はこの事を知りて、その次の日に娘には知らせず、馬を連れ出して桑の木につり下げて殺したり。その夜、娘は馬のおらぬより父に尋ねてこの事を知り、驚き悲しみて桑の木の下に行き、死したる馬の首に縋りて泣きいたりしを、父はこれを悪みて斧をもって後より馬の首を切り落とせしに、たちまち娘はその首に乗りたるまま天に昇り去れり。オシラサマというはこの時より成りたる神なり。馬をつり下げたる桑の枝にてその神の像を作る。その像三つありき。本にて作りしは山口の大同にあり。これを姉神とす。中にて作りしは山崎の在家権十郎という人の家にあり。佐々木氏の伯母が縁づきたる家なるが、今は家絶えて神の行方を知らず、末にて作りし妹神の像は今附馬牛村にありといえり。
           底本:『遠野物語・山の人生』岩波文庫



<●●インターネット情報から●●>
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より
<緑風荘>
緑風荘(りょくふうそう)は、岩手県二戸市金田一の温泉郷にある旅館、及び通信販売「有限会社 えんじゅ」、「株式会社 座敷わらし」を運営している会社。その他、ファンクラブ真白乃会事務局(旧ファンクラブの亀麿会は本家と分離して個別活動)、亀麿神社の管理・維持を行っている。

宿泊のほか日帰り入浴も可能。低張性弱アルカリ低温泉。単純温泉(ラジウム温泉)。300年以上前、南部藩の湯治場だったことから「侍の湯」と呼ばれていた。
(概要)
座敷わらしの出没する宿として著名。

座敷わらしの名前は亀麿(かめまろ)と呼ばれ、宿では物の怪としてではなく先祖の守り神(精霊)として同施設内に亀麿神社(わらし神社)をつくり祀っている。ご神体は水晶で例大祭は毎年9月28日に行われる。

今日まで多くの著名人が宿泊し、昨今でも幅広いメディアで取り上げられている。
本館と別館で構成され本館母屋の奥座敷「槐(えんじゅ)の間」に座敷わらしの目撃例が多く文化人・著名人が多く宿泊する。

新館(別館)は予約なしで宿泊できることが多い。「槐の間」だけでなく館内いたるところでの目撃例が多く、新館の部屋にも姿を見せることもある。座敷わらしのほうから人を選ぶといわれ、必ずしも「槐の間」に出現するわけではない。

宿泊以外に「槐の間」見学も可能で、お供え品などの奉納も多かった。 なお、2009年(平成21年)10月4日に起きた火事で、座敷わらしを祀る中庭の亀麿神社以外が全焼。従業員・宿泊客は全員無事だったが、営業停止状態となった。2016年5月14日より営業を再開。

<よくあるとされる不思議体験>
槐の間に限らず、客室を撮影するとオーブが写ることが多いとされる。
客室に奉納されている玩具(槐の間に限らない)のうち、発条で動くものは、誰も触っていない(発条を巻いていない)にも関わらず、夜中に勝手に動くことがあるとされる。
宿泊客が睡眠中金縛りにあう。髪を引っ張るなどいたずらをされる。深夜、廊下や枕元で走り回る足音が聞こえる。布団の上に乗ってくる。



『お化けの愛し方』 なぜ人は怪談が好きなのか
私にとって最後の『お化け学』出版物
荒俣宏  ポプラ新書   2017/7/11



<小学生の頃から「お化けはたのしい」と思っていた>
・じつは、私はどうもへそ曲がりな子供だったらしく、小学生の頃から「お化けはたのしい」と思っていた。お化けはたしかに不思議な存在だったけれども、すこしもこわくなかった。いや、正確に言うと、小学校低学年までは映画館でお岩さんやフランケンシュタインの怪物の顔をまともに見られないほどの怖がり屋だったが、ある「きっかけ」があって、こわいとは思わなくなったのだ。
 「きっかけ」の一つは、小学校3年生のときに祖父が交通事故死し、ばらばらになった遺体が縫いあわされた状態で、家に帰ってきたことだった。私はこわさを忘れて、おじいさんの顔をのぞき込んだり、すっかり冷たくなった両手を触ったりした。でも、祖父は目を開けない。この現実をどう受け入れればいいのか困った。死という現実にぶつかったのだが、祖父はそんなこともあろうかと、私が赤ん坊のころから現世は無常であの世のほうが永遠である、という哲学を、芸者歌謡や都々逸などを通じて、変な趣味の孫に教え込んでいたふしもある。

<伝奇小説を書きつづけた最後の巨星>
・さてこのような状況下で、中国怪談を送り出した本国に、さらにもう1人、怪異談の大収集家が登場した。時代が清王朝まで飛ぶが、ことの性質上、この場で書かせてほしい。
 その人物とは、清王朝期に登場した怪奇短編編集の傑作『聊斎志異』を著した、という人物である。時代こそ清時代の初期と後になるのだが、その興味のあり方と生涯の境遇は、大先輩の瞿佑や憑夢龍に似ている。彼の家柄はモンゴル貴族の末裔だったが、親子関係の微妙な軋轢のせいで一族内でも冷遇されたという。しかし、幼いときから秀才として知られたので、科挙制度を引き継いだ清朝の下で高級官僚になることを目指し、果敢に官吏試験に挑戦した。だが結果は最悪だった。老人になるも合格せず、生涯不本意な職を歴任した。最後には、彼を支えた妻から、「もう試験はいいでしょう」と引導を渡され、やっと老後を考えるようになった。

・現世のからくりの裏をみていた彼は、しかし、連戦連敗の受験生活の中に、ある趣味を見出した。20歳のころから、志怪・伝奇の世界に関心を持ち、奇談の収集を始めたのだ。これは後世に広まった伝説に過ぎないが、彼は暇ができると人々の行き交う大通りに席を設け、そこに茶などを用意し、通行人を呼び止めては世間の不思議な出来事を語ってもらい、それを得意の文筆で伝奇小説に書き上げたという。作品の増補と推敲を晩年まで続け、死後に『聊斎志異』という題で出版した。聊斎というのは自身の書斎の名であり、志異とは「怪異を記す」ことを意味する。

<蒲松齢と『聊斎志異』の内容>
・蒲松齢は、70代でようやく安寧をみいだし、奥さんと二人で農業をしながら静かに暮らす気持ちになったが、不幸にもその奥さんが亡くなった。それからはおそらく、この世に生きることよりもあの世で奥さんに会うことを幸せと思い出したのではないだろうか。死者との恋愛をテーマにした『牡丹燈籠』の作者に、自身を重ね合わせた原因と思われる。

<「冥界の登用試験」は作者の悪夢か?>
・『聊斎志異』は、志怪・伝奇の伝統をすべて融合したような、化け物小説の集大成といえる。とにかく話の数が多いうえに、バラエティーに富んでいるのだ。

<「冥界の登用試験」>
・――この世では役人になれなかったけれど、あの世では役人になれたという切実な話が、現にあるのだ。死後に役人に登用されてもありがたく思えるほど、科挙に合格することが困難だった事実を、よく伝える話である。
 日本では、おそらくこの話に影響を受けたのだろうが、小野篁なる高級官吏が昼は役所で官僚を務め、夜は副業で閻魔大王の帳簿付けを担当していたという有名な話がある。篁は知り合いがくると、地獄行きを免除して天国行きに直すというような、斟酌を加えたそうである。

<泉鏡花もおぼえた「違和感」>
・こうして、私の「お化けと親しくなるための探索」が始まった。中学生になった頃、慶応義塾の名物教授として鳴らした池田弥三郎の著書『日本の幽霊』(昭和34年に初版)を読んだ。この先生は、毎年夏になると、徳川夢声や安藤鶴夫らと一緒にラジオの怪談会に出演して、こわい話をするので、子供でもよく知っていた。余談だが、私はいつだかのラジオで聞いた安藤鶴夫のお化け話をいちばん怖いと感じた。なんでも、夕焼けの日に屋根に上って遊ぼうとしたら、変な老人が屋根にいて、「おまえ、まだ死なねーのか!」と、どなってきたという。アンツルさんは美声だったけれど、そのときだけはおそろしいほどのしわがれ声を出した。それが無性にこわかったので、60年も前なのにまだ憶えている。

<「妖怪感度」を磨きたい読者のために>
・現代っ子に化け物の世界の幸福感を教え込んだ妖怪漫画本水木しげるは、お化けの世界がおもしろくて幸せに感じるようになる敏感な能力のことを「妖怪感度」と呼んだ。恐怖心だけではなく、あの世や死の問題にまで好奇心を抱く「霊的能力」の高い人を指す。文学だとか、あるいはあの世についての本格的な研究書をひもとくと、お化けをこわいにつなげる「しりとり歌」のような常識が一蹴される。場合によってはお化けを知ることで、この世の真実がはっきり見えてくることすらあるらしいのだ。

<女性の不運と科挙の圧迫>
・女性にとって恋愛は、現代でも関心事のトップに数えることができる。だが、これを「悪」だと決めつけた古い社会は、その認識をどのように正当化したのだろうか。すこしだけだが、中国の思想背景にも目を向けたい。
 中国に芽吹いた漢民族によるライフスタイル、とくに儒教は、東洋が生んだ偉大な経世の学であり、とくに「礼」を重んじたことが秩序ある社会を生み出す礎となった。とくに明の時代には中国だけでなく日本までもが、「理」すなわち「ことわり」を柱に据えパワーアップした儒教ともいうべき、システマティックな学問「朱子学」をもてはやした。この朱子学が、科挙での合格を左右する模範解答を用意したのである。

・中国の社会システムにあって後世から見て問題となりそうな不都合な部分といえば、極端なエリート中心主義が世の中に蔓延したことだ。強力な朱子学で固められた思想は、徐々に固定化され、束縛さえなっていく。また、それを科挙のような制度が下支えする。権威主義が横行し、異端は闇へと追い込まれる。

・その明時代に、世界交易により経済力をそなえ、柔軟な発想と個人の倫理を重んじる「自由な秩序」が求められ始めた。結果、合理ではなく「心」こそが物事の善悪や価値を決めるという「情の儒教」とも呼ぶべき考え方が流行する。日本でも「陽明学」として広まり、その実践的な教えが「心学」という名で庶民にひろがった。

・この型破りな思想が、儒教によって固定化された社会を揺るがした。その担い手は経済人と遊民的な生活を楽しむ友人たちだった。中国では基本的には朱子学という、儒教をベースに置いた学問が尊重され、自由な個人的発想を生かせる場がなかった。しかし、経済と文芸は例外だった。ここだけには「創造」と「想像」が存在した。世の中の仕組みについて独自の理論を持つフリーシンカーやベンチャー商人たちは、どんなに頭が良くても試験に合格できない制度に疑問をぶつける。そうした「頭がいいのに連戦連敗」だった人たちは、やがて疑問を力に変えた—―これはどこかおかしいんじゃないか、人間よりも秩序を尊重する発展性のない社会ではないか、と。そうなると、教養層もダメ組とエリート組に分かれ、さらにエリート組の中からも自分自身を批判する人たちが出てくる。

・そういう頭が良すぎて評価されない人たちの発言を促す受け皿の一つが、唐の時代に成立した怪異を好む「志怪」や「伝奇」の世界だった。科挙に失敗して現世に絶望した人々が関心を持つようになったのは、昼間の世界に対抗する霊の世界。この世で出世試験に受からないのであれば、いっそのこと仙人になって自由に暮らし、長寿を全うしようか。あるいは妖怪と付き合った方が幸せになれるのではないか、と考える人たちが現れる。なぜなら中国にはまだ古代中国人が有していた古い神や妖怪への関心が残存していたからだ。元来、中国にひろまった神仙思想とは、そうした関心を思想化し技術化したものなのだ。神仙たちは不老不死の肉体を有し、世俗の垢にまみれることを嫌って山中に自由な暮らしを求めた。ならば、自分たちも同じことができると思った。

<孔子も「易」を研究し、朱子も「鬼」に熱中した>
・そもそも、儒教の開祖であった孔子は、怪力乱神については、怪しい神々や荒っぽい化け物のことをさらに語らなかったけれども、まるで無関心だったわけではない。孔子すらもじつは易学のような神秘的な学問に熱中していた。中国では孔子の時代にすでに、「鬼」あるいは「鬼神」と呼ぶ死者と化け物を総合したお化けの体系が築かれていた。これに様々な造形も加えられ、いわばお化けだらけの世界になっていったといえる。したがって孔子はそうした俗説に与せず、むしろ易のような宇宙モデルによって、眼に見えないが実在するらしい異空間の存在を説明しようと考えていたふしがある。

・実際、孔子の一族というのは、元来お葬式の管理や祭礼に関係した一族だったといわれる。霊とか魂とかの問題の専門家筋でもあったのだ。孔子が唱えた「古えの神君、名君への敬慕」は、「礼」をもって祖先霊を祀る儀式に源を発した可能性が高い。葬儀というのは基本的には霊の世界を鎮めることだから、孔子一族には霊との付き合いやルール、考え方というものが家業と結びついていたことにもなる。

・日本でも銅鐸などがたくさん作られたが、あの銅鐸は霊を鎮める葬礼の楽器であった可能性もあり、元は孔子一族やら菅原道真の先祖一族のような祭礼と墳墓づくりを担った「神霊知識」の専門グループに伝えられた霊的産業技術の一例とも考えられる。

・孔子は、韋編三絶のエピソードにからんで、「あともうちょっと寿命をくれたらこの『易経』のシステムを解明して、みんなに残すことが出来たのになあ」、と悔しがったという話を残している。

・いっぽう、異民族の元に支配されたあとふたたび漢民族の文化が再興されたとき、宋や明といったその担い手たちは、怪力・乱神のはなしをしたがらなかった儒教を改革に導いた。その代表が朱子だ。元の時代以降、中国には仏教が浸透し、また道教にも関心が向かった文化状況の中で、儒教だけがお化けに知らんふりをすることはできなかった。しかし、儒教は体制の学問であるから、お化けと一緒に浮かれ騒ぐわけにはいかない。朱子は理論体系として未整理だった儒教の思想を「理」の立場から抜本的に改革し、そのシステムの中心に「気」という目に見えないエネルギー物質(あるいは空間)を置いた。つまり、眼に見えなくてもこの世と同じ物質でできた異世界を考えついたのだ。

・朱子は儒学者として、先人たちがいちばん弱かった「鬼神」の問題を真面目に解き明かそうとした。当時、多くの人から朱子は質問を受けている。「お化けっているんですか?鬼神ていうのはどんなものなんですか?」と。
 こういう質問に対し、朱子は自信をもって答えている。「もちろんおりますよ。何を言っているのかね、あんたは。鬼神もお化けも仙人だって、ほんとにいるでしょうよ。ただ、こういう連中が住んでいる世界は、見えないのです。そもそもわれら中国人が見ている万物の源、すなわち『気』自体が見えないわけでしょう。陰陽の二気がいろいろっと化合し合って、この世の森羅万象を作りあげ、われらはそうした創造物を通して気を見るんです。眼に見える世界はいわば、いろんな見えないものが混じり合って色や形を成した<ごった煮料理>ですよ。純粋じゃない。
 しかしね、ごった煮にならず、純粋な気の状態で出来上がった世界もある。見えないけれど、ちゃんと研究できるし、この世ともかかわりあっている。なぜなら、この見えない世界も、理すなわち知的なシステムに従って、できているからですよ。鬼だってちゃんといる。でも、民間のお化け小説なんかにでてくるような化け物やら幽霊やらは、あれはウソですよ。というよりも、見えないものを無理やり見えるように小説や絵を利用しただけのことです」と。

<アジアに広がった「浅茅が宿」型ロマンス>
・中国に端を発した志怪・伝奇の怪しい物語は、漢字文化圏の拡大とともに怪談が選ばれ、以前から存在していた地元の民話と結合しながら、東南アジア全体に新たなバリエーションを波及させた。つまり、『雨月物語』のようなゴーストとのラブスーリー、ハリウッド映画で言えば『ゴースト/ニューヨークの幻』のような話が、各国それぞれの風土に適応してその土地なりの幽霊物語に深化していった。

<平田篤胤による日本の幽冥界維新>
・この現象は古くは17世紀イギリスに広まったスエデンボルイの思想が先駆といえる。天使の住む霊界を実際に巡り、天使からさまざまな言葉を聞いたというスエデンボルイが、直接霊界と交流する信仰スタイルを広めた。この思潮が、19世紀になってアメリカで起きたフォックス姉妹事件というものと共振していく。若い姉妹がノック音を介してあの世の霊とコミュニケーションを取ることに成功した事件だった。これで、従来迷信の世界に属していた霊媒の活動が、科学的な研究テーマに組み込まれた。世界中で、あの世の物質的な探求が始まり、超能力者のパワーを実験的に確かめようとする動きになった。

・日本でも、この動きを直観的に察知した人物が現れた。平田篤胤という、日本の霊界思想を大きく改変した人物だ。なんと、江戸期に登場した天狗小僧寅吉や、妖怪を目撃した稲生平太郎といった超常体験を持つ人々に直接あるいは間接に取材を行い、霊界の行方を追求した。ここまで徹底的に幽界を探した人は世界的にも珍しい。
 中国で志怪小説や伝奇小説を発展させた作家たちは科挙などの現実的試練にさらされ、実生活は苦難の連続だったわけだが、平田篤胤にもその要素が存在する。平田篤胤という人は秋田から江戸へ出て勉強する夢を抱いた地方学者だった。江戸へ出る旅は真冬に決行されたが、途中雪に阻まれ危機を迎えた。このときある種の超常現象を体験したことから、霊の世界への関心を深めた。学者としては苦労の末に一派を成し、庶民にも分かる講義を行い古学を民衆に広めた。島崎藤村が著した小説『夜明け前』は、この平田学派に所属した藤村の実父が明治維新に夢を託し、その夢を明治政府が次々に押しつぶしていくプロセスを描いた大作だった。その夢とは、平田篤胤が唱えた「新しき古え」の実現だった。



『荒俣宏の20世紀世界ミステリー遺産』
荒俣宏     集英社    2001/11



<忘れ去られたニッポンの“超大物”探検隊・その1>
<東京大学雪男探検隊>
・1959年、東京大学医学部教授ひきいる「雪男学術探検隊」は戦後復興期の日本の威信を背負い、ヒマラヤへ。目的は20世紀を代表するUMA(未確認生物)「雪男」の捕獲。しかし、暖冬で雪がなかった!

・20世紀といえばUMA(未確認生物)である。これを探しに多くの人々が辺境へ出かけていった。そして、UMAを代表するのが「雪男」だ。今は「野人」やら「イエティ」やら「サスカッチ」、あるいは「ビッグフット」などと、“原産地”の呼び名別に区分けされ、かなり個別に知られているが、昭和30年代にはまだひとまとめに「雪男」と呼ばれていた。

・1951年、その奇ッ怪な足跡なるものがついに写真に撮られた!エヴェレスト山征服に挑んでいたイギリスのエリック・シンプトン隊が、長さ33センチもある4本指の巨大動物の足跡に遭遇したのだ。

・一方、日本からヒマラヤ登山に挑んだネパール・ヒマラヤ踏査隊(1952)とマナスル登山隊(1955)も、現地で足跡を発見し、2足歩行する怪しい動物をも目撃した。これにより日本の学界でも雪男捜索が現実的な話題となった。戦後まもない日本は、さまざまな分野で世界に肩を並べようという意欲にあふれていた。雪男発見の方面で最初に世界のさきがけたらんと手を挙げたのは、なんと東京大学であった!

・翌日に出た第2回通信では、雪男が出たときのために隊員が銃の撃ち方を訓練したことが報じられている。さらに翌日の1月6日に出た第3回通信では、「ヒマラヤはまだ遠いので手掛かりなし。途中の村で婚礼を見学」となった。4回めの報告は「身にこたえる寒さ」について、5回めは「法外な割増金を要求するのでポーター58人をクビにした」と危なっかしくなり、第6回目は「山の村々にも美人もいる」といった「心あたたまる」旅行記になってくる。

・いったい雪男調査はどうなってしまったのだろう、と思いたくなるのだが、実はこの年、ヒマラヤ地方は希れに見る暖冬だったのだ!雪があまり降らないから、足跡もつかない。だから雪男を追いかけたくても手掛かりがない。2か月あまりの調査は、まったくの空振りに終わってしまった。大金かけてヒマラヤまで行った探検隊は面目つぶれとなり、帰るに帰れなくなった。

・さらに、巨大類人猿のギガントピテクスの生き残りだとする説も根強く、依然として雪男への関心はくすぶりつづけている。

<第20遺産 世界UMA ロッズ(スカイフィッシュ)>
・肉眼では見えないスピードで空中を飛びまわる、20世紀最後の未確認生物。貴重な連続写真で確認しながら考えよう、その正体はUFOか、それとも太古の生物なのか?

・スカイフィッシュは、日本ではテレビのせいでこの名が知れわたったが、アメリカでは断然、ロッズというよび名のほうが頻繁に使われている。竿の複数形だが、ほそ長いシリンダー状のバクテリアを生物学者が「ロッズ」と呼ぶのでこれに関連づけてこの生物もロッズと呼ばれている。

・さて、このUMAだが、生物かどうか判然としないし、だいいち肉眼ではほとんど確認できない物体なのだ。なぜ確認できないかといえば、あまりにも速く飛びまわっているからだ。こんなものをどうやって発見できたかというと、実はUFOが絡んでいたから、おもしろい。

・ホセは、その後もロズウェル周辺でロッズを撮影し、インターネットでその映像を公開した。すると、全国から、おれもロッズを撮った!と主張する人が続々とコンタクトしてきたのだ。つまりロッズは、ロズウェルのような砂漠ばかりでなく、海にも都会にも、ウヨウヨいることがわかってきた。もちろん日本にもいることが最近わかりだしている。ただし、あまりにも高速で飛びまわっているため、気づかれなかったのだ。

・いずれにしても、20世紀最後の発見物といってよいロッズ、あるいはスカイフィッシュは、テレビ番組を通じて日本にも多少は知られるに至った。あれから1年以上経つが、アメリカのほうではロッズの調査が地道につづいている。

・目に見えぬ速度で空中を飛びまわる物体。たしかにこの発見はUFOよりも一層興味ぶかい。かれらの巣と考えられるタテ穴の洞穴もみつかり、ロッズ捕獲作戦は第2段階にはいりつつある。21世紀を引きつづきミステリー豊かな百年にするためにも、ロッズがインチキでないことを祈ろう!

<第24遺産 「1947年・謎の墜落事件」の決定的証拠!? >
<ロズウェルUFOの破片>
・決定的証拠がないままに、最大のミステリーであり続けるUFO。本書では、ロズウェル事件の裏話をしよう。UFOが「現代の神話」をこえて、いつか博物館に入る日は来るだろうか?

・UFOは最初、「空飛ぶ円盤」の名でマスコミに登場した。この怪物体の第一目撃者とされる事業家ケーニス・アーノルドは、1947年6月24日に、自家用飛行機でワシントン州マウント・レニエ近くを飛行中、超高速で飛んでいく9体の「光る物体」と遭遇した。アーノルドが語った、「まるで水面をスキップして飛んでいく皿のようだった」というコメントから、空飛ぶ円盤と呼ばれるようになった。しかし、その後こうした怪しい飛行物体がかならずしも皿のかたちではないことがわかり、公式の調査機関ではUFO「未確認飛行物体」と呼ばれるようになった。

・ところが、世間一般ではUFOへの関心はとどまるところを知らずに拡大し、とうとう二つの大事件を通じて宇宙人とつながってしまった。一つは、1952年に出たジョージ・アダムスキの『空飛ぶ円盤同乗記』だ。なんと、この人物は金星人の乗る円盤に乗ってきたといいだした。

・それからもう一つの大事件、これがロズウェル事件だった。1947年7月3日というから史上初のUFO目撃事件が発生してから10日余りしか経っていない。地元紙『ロズウェル・デイリーレコード』7月8日と9日の両号に、「空飛ぶ円盤」らしき怪飛行物体が墜落したという、かなり地味な記事が載った。

・ロズウェル事件には、まだまだ続きがある。日本には、ロズウェルのUFO博物館と並び称される学術的な資料博物館があるのだ。「コスモアイル羽咋」といい、能登半島のつけ根にある。この博物館を実現させた高野誠鮮さんは、世界にネットワークをもつUFO研究家だ。

・こうしてさまざまな情報が錯綜しながらネット上を行き来している。とくにUFOについての情報は、ロズウェル事件を例にとっただけでも、デマ情報とそれを打ち消す新情報、裏情報のオンパレードだ。

・そういう当事者とも連絡のある「コスモアイル羽咋」は、目下きわめて有用な博物館といえる。ひょっとすると近い将来、ほんもののUFOをミステリー遺産として展示してくれるかもしれない!

<第26遺産 誰にも読めない奇書 ヴォイニッチ写本> 
・「誰も読めないけれど、何かものすごい知識が書いてある本」――
現代もコンピュータを駆使した解読作業がつづく、謎の暗号で書かれた奇怪な書物の正体は!?

・「世界で最も奇妙な写本」といわれる手稿が、20世紀に再発見された。たぶん、今世紀の隠れた大イベントだと思うのだが、なにしろ物が「暗号で書かれた写本」であるだけに、一般の人たちに知られるチャンスが少ない。けれども、知れば知るほど奇々怪々な本なのだ。

・写本の著者がベーコンである可能性は、他の面からも証拠だてられた。第一に、17世紀にこの写本を所蔵したのが、妖異博物館をつくって奇怪な物ばかりをコレクションしたエキセントリックな魔術王、ボヘミアのルドルフ2世だったからだ。かれなら、ベーコンに関心をもったとしても不思議ではない。さらにルドルフの死後、1666年には写本がアタナシウス・キルヒャーの手にわたっているのだ。キルヒャーは当時、万能学者と呼ばれた科学者だった。イエズス会に所属していたけれども、カトリックのお坊さんに似合わず地下世界、ノアの方舟、エジプト考古学、それにカバラや錬金術といった神秘学を研究していた。

・ヴォイニッチはこの写本を解読しようとして、何人かの専門家に知恵を借りた。その一人で、ペンシルヴェニア大学の古文献学者ニューボルド教授は、1921年になって、写本の暗号が解けた、と発表した。しかも、解読された内容のものすごさに、世間は大きな騒ぎとなった。なぜなら、ロジャー・ベーコンは13世紀の段階で望遠鏡と顕微鏡とを開発し、2つの光学機械を用いてアンドロメダ大星雲と人間の精子を発見した超科学者だったことがわかり、科学史を書き換えなくてはいけなくなったからだった。
 13世紀に、アンドロメダ大星雲と人間の精子をともに発見した人がいたとは!通常の科学史では、それらが発見されるのは17世紀以後ということになっているというのに。

・ついでに書くと、ルドルフ2世にこの写本を売りわたしたのは、当時イギリスからの使者としてボヘミアに出入りしていたジョン・ディー博士であったようだ。ディーは数学者で天文学にもくわしく、錬金術師ならびに心霊研究家としても有名だった。伝説のバラ十字団員の団員だったともいわれ、ルドルフ2世と親しかった。ディー博士はまた、水晶球を凝視して天使と会話したとの伝説もあり、古代の叡智を宿した古書の大コレクターでもあった。

・現在、ヴォイニッチ写本はエール大学にあり、いまも解読がつづけられている。コンピュータを動員し、本文に使われている占星術のマークが数字をあらわすらしいこと、全体が薬草について述べられているらしいこと、などを解明している。
 が、これもまた妄想かもしれない。20世紀の奇書は、いまだに誰も読めていないのだ。


<●●インターネット情報から●●>
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より

<雪男>
雪男(ゆきおとこ)は、降雪の多い地方にいると言われているUMA(未確認動物)の総称である。

<概要>
ヒマラヤ山脈のイエティ、ロッキー山脈のビッグフットなどを指すことが多い。 日本国内では中国山地のヒバゴンも雪男とされる。 なお、「雪男」と訳されるが、本来性別は限定されていない。中国では「野人」と呼はれる。 それぞれの雪男の共通点として、人里離れた山奥に住む、全身毛むくじゃら、直立二足歩行するという特徴が挙げられる。体色については、白、茶色、灰色など諸説あり、共通認識とはなっていない。

目撃証言はあるが、ヒグマやハイイログマ(グリズリー)等の見間違いも多いとされている。それ以外の説としては、毛皮を着た猟師や猿人、ギガントピテクス(アジアに生息していた巨大類人猿の化石種)の生き残り、未発見の生物などが挙げられる。 ゴリラがヨーロッパでは(ギリシア時代からの記録がありながら)19世紀末まで架空の生物だと思われていたという例もあるので、雪男についても実在を強く信じる人間は少なからずいる。

一方、ヒマラヤ地域のシェルパが、ヒグマを「イエティ」と認知していたことが判明している(詳細は「イエティ」を参照)。ブータンで「雪男」を指すとされた「メギュ」、チベットでの「テモ」もヒグマを指す名称だった。
しかし、2011年にロシアのケメロヴォ州で開かれた雪男に関する国際会議では、ケメロヴォ州に95%の確率で実在するとの結論が出された。



『これから10年大予測』(資本主義は崩壊、次はこうなる!)
(船井幸雄)(アスコム)    2004/10



<ヴォイニッチ手稿>
・ヴォイニッチ手稿は、ほかに類をみない判読不能の文字と彩色画が描かれた羊皮紙本で、世界一の奇書といわれています。14〜16世紀の作とされていますが、さらに古い時代の文献の写本ともいわれています。誰がいつ何を何語で書いたかという確証は何一つありません。

・植物・天体・女性などが、奇妙な彩色で描かれ、文書でその絵を解説しているようなのですが、植物はほとんどが、未知のもので、ほかの絵も何を意味するものか、はっきりと分っていません。

・薬草の配合方法、錬金術の秘法を記したものと説、キリスト教で異端とされたカタリ派の文書であるとする説などがあり、定説はまだありません。暗号学、数学、言語学、文献学、植物学、天文学の学者たちが解読を試みましたが、すべて失敗に終わりました。現在は、アメリカのエール大学のベイニック図書館に所蔵されています。

・これらのオーパーツは、みな不思議なものばかりです。現在知られていない、まったく別種の文明、あるいは地球外生命体がもたらした文明が過去に存在したことと、それらが何かの理由で滅亡状態になった可能性を示しています。
(オーパーツ。製作当時の知識・技術レベルでは不可能なほど高度の人工的産物一般)



『ユングでわかる日本神話』
林道義  文藝春秋    2005/9/20



<異類婚――動物シンボルの意味>
・神話や民話には「異類婚」と呼ばれる話があります。人間が人間以外の動物や鳥と結婚するというテーマです。このテーマは案外多く、世界中にたくさん分布しています。こういう話がなぜあるのでしょうか。心理学的に見ると何を意味しているのでしょうか。
 異類婚を分析してみますと、大きく二つに分類できることが分かります。一つは、お相手の動物がじつはもともと人間で、何かの理由で――たいていは魔法にかけられて――動物の姿にさせられている場合です。いま一つは、逆に人間の姿を取っているがもともとは動物だという場合で、いざというと動物の姿に戻ってしまいます。この両方では、心理学的な意味がまるで違うことが予想できます。

<日本型と西洋型>
・動物と結婚するというテーマについては昔からいろいろと論じられていて、とくに30年ほど前に河合隼雄氏が日本型と西洋型を分けて、それを対立の形で見たということでずいぶん有名になりました。
 河合隼雄氏によれば、日本型の特徴はこうです。まず最初に結婚がなされます。その場合、女性はもとは動物なのだが人間の姿をとっている。動物といってもただの動物ではなくて、特殊な能力、ほとんど神のごとき能力をもっていて、男性を幸せにしてくれる。しかしその動物である本性を覗き見られたりして正体がばれると動物の姿に戻ってしまい、去っていき別れが来る。その典型が鶴女房である。だからこれは離別型と呼ばれている。これが日本型の特徴です。日本型は最初に結婚があり、最後に破局が来るというパターンになっていると河合氏は言いました。

・それに対してヨーロッパ型は結婚が最後にきます。男性は野獣になっている。たいていは王子様なんですが、それが魔法や呪いによって動物の姿に変えられている。女性に助けられる、あるいは女性と結婚すると人間に戻れるということになっていて、最後に王子様に戻ってお姫様などと結婚してめでたしめでたしというハッピー・エンドになります。

・日本の場合は多く離別、破局を迎えて、多くは妻が飛び去ってしまうというところで終わるのですが、その後がある場合もあります。妻が天に飛び去ってしまったので天に迎えに行くと、妻は天女だった。天女には父がいて、さまざまの難題をだす。それを天女の助けによりクリアーする。ちょうどオホクニヌシがスサノヲのところへ行って、スセリビメに助けられて無理難題を切り抜けるのとよく似た話になっています。ただし、失敗する場合のほうが多いですが。
 こうした西洋型と日本型の違いがどういう心理学的な違いに対応しているかを河合隼雄氏は論じたわけです。

<「日本型」は世界中にある>
・こうしたことを考え合せてみますと、日本型・西洋型という名づけ方は、二つの意味でおかしいと私は思います。
 第一の問題点は日本型といわれているものはじつは日本だけではなくて、世界中あらゆるところにたくさんあります。異類婚が日本に限らず世界中にたくさん見られるということを証明するために、いくつか異類婚の話を紹介しましょう。

・中国の場合も槃瓠(ばんこ)神話というのがあって、この場合は犬と結婚します。槃瓠という五色の毛並の犬です。帝が敵の大将の首を取ってきた者があればたくさんの黄金と一万戸の封地、それから褒美として自分の娘を妻としてやるぞと言った。そうしたら槃瓠という犬が敵の将軍の首をくわえて戻ってきたので、しかたなく娶らせた、それが何々という部族の起源だと、こういう話ですね。

・とくにインドネシアとかポリネシア、マレーシア、タイとか東南アジアのほうにそういう話が非常に多い。しかし東南アジアばかりではなくて、ブラジルにもコーカサスにもアフリカにもシベリアにも北アメリカにもアイルランドにもフランスにもいっぱいあります。
以上で「日本型」「西洋型」という分類の仕方がいかにおかしいか分かります。

・第二の問題点は、外見を見るとそれぞれの型は反対のように見えますが、本当に反対の意味を持っているのかという点にあります。たとえば、女性が動物の場合と男性が動物の場合は対立しているように見えます。それから最初に結婚がある場合と最後に結婚がある場合、また最後が破局に終わるかハッピー・エンドに終わるかの違いと、三つぐらい反対の性格があるので、これは正反対のものだと思ってしまいがちですが、私はそれは表面的な見方だと思います。



『宇宙連合の飛来』
 喜多要光  大陸書房  昭和50年



<地球文明と宇宙人>
<シリウス星人の地球入学>
・地球独特の生物の進化がすすんでいる頃、神の子と呼ばれる霊魂の大群が地球に移住して来て、ある形の肉体に宿った物が人類である。人間が他の哺乳動物と根本的に違うのは、そのためである。類人達の一種が大気圏外からやって来た霊に利用されて、人間の原形となったことは、間違いない。

・人間はシリウス太陽系から集中された念波により、修養のため、苦しむ囚人として地球に送られて来た。人間の精神は神によって創られた聖なるものであるけれども、その肉体の重さという物理的な制約をうける。

・神の子達は、類人猿を妻としたのだ。そして、その子孫が洪水前の人類、すなわち先史原始人である。だからこそ、その肉体的な特徴は類人猿的、精神的な特徴はシリウス太陽系内の遊星から来た移住人達と同様なものとなったのだ。

・そして、シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていたので、肉体を自分たちの思う通りに少しずつ変化させていき、長い年月の間に獣的な面が多くなって数々の怪物を作りだした。

・ギリシア神話に出てくる蛇の髪を持つゴルゴン、半獣(ライオン)半鳥(ワシ)のグリフィン、半人半鳥のケンタウルス、蝶の羽根を持つ人間といってもほとんど獣と異なるところがなくなってしまった。この忌まわしいものを一掃するため、地球上に大変災を送る計画がたてられ、ついに大洪水が彼らに襲いかかり、純粋な肉体を持つものだけが、残されたのであった。



『ユダヤ陰謀説の正体』 
松浦寛 ちくま書房   1999/11



<UFOとホロコースト>
<UFOを操っているのはだれか>
・ホロコーストとUFOとはいかにも奇妙な取り合わせのように思われるが、ユダヤ人に関する偏見には、他のどの民族に関する偏見にもまして奇妙なものがある。

・「UFO問題の一番深い根幹部にあるのは、実は『ユダヤ問題』だったのである!」と説くのは、「サイセンス・エンターティナー」を自称する飛鳥明雄である。飛鳥は、「子供の頃から古代古墳に囲まれた環境で育つが、UFOを目撃したことで超常現象の世界に興味を持つようになった」という人物である。

・飛鳥によれば、1947年7月4日にアメリカのニューメキシコ州ロズウェルで米軍が発見したというUFOに乗っていたエイリアンの4遺体は実はモンゴロイド系で、UFOを飛行させるほどの高度科学技術の担い手は日本人を含むモンゴロイド系であるという。

・そして、モンゴロイド系を中心とするアジア系諸民族こそ、古代イスラエルの失われた十支族の末裔だというのである。すぐに分かるように、失われた十支族云々は、飛鳥の信奉する、一夫多妻制などの主張でとかく周囲と摩擦を起こすことの多いアメリカの新興宗教の教義(インディアンと俗称されるネイティブ・アメリカンは移住したイスラエルの失われた支族との由)のヴァリエーションで、それを飛鳥は、われわれが先に論じた「日本=ユダヤ同祖論」と折衷したわけである。

<UFO研究家とナチス>
・実はこれと似た話が、『UFO研究家』として知られるテレビ・ディレクター、矢追純一の『ついに突き止めた超兵器の秘密 ナチスがUFOを造っていた』(1994年)なる題名の書物にも載っている。

・1980年10月22日、「英国上院議員UFO研究会」(未詳)の委員長だというクランカーティ伯爵と同会委員のキンバリー伯爵をロンドンに訪ねた矢追は、別の惑星から来ているものと、旧ナチスの科学者による地球製の二種類のUFOの話を両委員から聞き、少し前に会った「実名を出すとさしさわりがある」Xなる西ドイツの商社の実業家の話を思い出す。Xは、矢追に「ナチスの目的は、東西が衝突して第三次世界大戦に突入したとき、UFOをひっさげて現れ、世界制覇を成し遂げようというものです」と語ったという。

・前大戦末期、幽閉されていたムッソリーニの奪回作戦を指揮したオットー・スコルツェニー大佐を乗せたUFOを見たと言い張るフランク・ストレンジ博士の話を紹介した後、矢追は、「ドイツのナチスと、その秘密計画に詳しいエルンスト・ズンデル」に会うべくニューヨーク州のプリンストンに赴く。

<「ホロコースト否定興行師」の商魂>
・矢追がツンデルから聞いたという話は、実に驚くべきものである。なにしろ大戦末期のナチスは、「超伝導モーターによるUFO」ばかりか、核弾頭を装備できる大陸間弾道弾、衝撃波で目標物をなぎ倒す「音響砲」、さらには巨大な凹面鏡を利用した「太陽砲」までも開発していたという。なぜそれほどナチスの科学技術が発達していたかというと、ツンデルが推測するには、「何らかの方法で宇宙人とコンタクトを取り、優れたテクノロジーを手に入れたのではないか」との由、その根拠たるやヒトラー自身が「かなりの霊能力をもった超能力者」で、親衛隊の長官ヒムラーも「優れた霊能者」であったからというのだからすさまじい。

・矢追は、ツンデルに会うのにずいぶん苦労したようだが、ツンデルのUFO情報の入手にそれほどの手間は不要である。
 なぜなら、このツンデルは、現代史の研究者の間でも好事家の間でもとりわけ有名な「ナチスおたくのおっさん」(山本弘)で、インターネットに13のサイトを持ち、その内の8つの記事が「未成年者に有害」との理由からドイツで公開禁止となったという逸話で知られる「ホロコースト否定興行師」(マヌエル・ブルツキの評言)だからである。



『大いなる秘密』 (レプティリアン爬虫類人)
(デーヴィッド・アイク)  (三交社)   2000/8



<アーリア人の祖先たちの故郷>
<シャンバラと呼ばれる都市を主都とする地下王国「アガルタ」>
・「ヒトラーについていけ!彼は踊るだろう。笛を吹くのは私だ」のエッカルトと、「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレがヒトラーを精神操作。

・スカンディナヴィアの伝説によると、ウルティマ・トゥーレは、太陽の沈むことなき極北の楽園であり、アーリア人の祖先たちの故郷であったと言われている。ヒュペルボーリアが水没し始めたとき、ヒマラヤ山脈の地下に高度な科学技術を持っていたアーリア人たちは、地殻にトンネルを掘り抜き、ヒマラヤ山脈の地下に巨大な地底都市を建設したのだった。これはのちに、シャンバラと呼ばれる都市を主都とする地下王国「アガルタ」として知られるようになった。少なくともトゥーレ協会の人々はそう信じていた。ペルシア人たちは、その地域をアーリアナと呼んでいたが、これは「アーリア人の土地」という意味である。

・ナチスの教義では、アガルタの人々が「善者」で、シャンバラが「悪者」ということになっている。この両勢力の争いは、何千年も続いており、ナチスは、アガルタの「善者」たちと同盟して、「悪者」のシャンバラが操る「フリーメーソンやシオニスト」と戦っていた。少なくともナチス自身はそのように信じていたのだ。

・非常に長期にわたるこの争いは、「火星由来のアーリア人対アヌンナキ・レプティリアン」の戦いだったのではないのだろうか?彼らは最初、火星上で戦いを繰り広げ、続いて戦場を月に移し、さらに地球へと下りて争いを続けた。アーリア支配種との接触を果たさんとしたヒトラーは、この地下世界への入口を見つけ出そうと躍起になっていたが、「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレによる精神操作を受けていた彼は、事実上レプティリアンの繰り人形であった。

<トゥーレ協会から派生したドイツ労働者党>
・これまでに述べてきたように、地球の完全支配をもくろむレプティリアンが、他の異星人や地球内部種族との争いを続けてきた可能性は非常に高い。またレプティリアンたちは、低層四次元においても他の意識体たちと競合関係にあると考えられる。

・トゥーレ協会を創始したのは、ゼボッテンドルフ男爵などという大仰な名に改名した占星術師、ルドルフ・グラウエルであった。反ユダヤ・反マルクス主義を提唱した彼の影響によって、反ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となった。このトゥーレ協会から派生したドイツ労働者党が、ナチスとなったのであった。これに関して重要な役割を果たしたのが、ゼボッテンドルフの友人にして熱烈なオカルティスト、ディートリッヒ・エッカルトであった。大酒飲みで麻薬中毒の作家であった彼は、自分には来るべきドイツの独裁者のために道を開くという使命がある、と信じていた。

・1919年にヒトラーに会ったエッカルトは、ヒトラーこそが自らの探し求めていたメシアであると確信した。レプティリアンの波動に接続するための黒魔術儀式を中心とする秘教の知識、これらをヒトラーに授けたのはエッカルトであった。1923年エッカルトは、友人に宛てた手紙の中で次のように語っている。
 「ヒトラーについていけ!彼は踊るだろう。笛を吹くのは私だ。我々は、ヒトラーに、彼らとの通信方法を教えた。私が死んでも悲しむことはない。私は歴史に最も大きな影響を与えたドイツ人なのだ」

<68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人>
<牡牛座のアルデバラン>
・ドイツの研究者ヤン・ファン・ヘルシンクは、その著書『二十世紀の秘密』のなかで「ヴリルとトゥーレの両秘密結社は、1919年12月ベルヒスガーデン・ロッジで、マリア・オルシックとシグルンという2人の霊媒を通じて、異星人との交信を試みていた」と述べている。ヴリル・ソサイエティー関連の資料によると、それらの通信は、地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる「スメーラン」帝国とのあいだで行われていたという。

・同資料の説明を続けて紹介しよう。アルデバランの人々は、明確に二つのタイプに分けられているという。一つは光の神と呼ばれる金髪碧眼のアーリア支配種であり、もう一つは気候変動によって遺伝子的に劣化した、いく種かの亜人類である。5億年以上もの昔、アルデバラン太陽は、膨張とともにすさまじい熱線を放射し始めた。そのため「劣等な種族」は、居住可能な他の惑星へと避難させられたという。そしてついに光の神アーリア人種も、母星からの退去を余儀なくされたのであった。このような経緯で我々の太陽系にやって来た彼らは、まず最初に惑星マローナを占領した。

・惑星マローナはマルドゥクという名でも知られており、ロシア人やローマ人はこの惑星をパエトンと呼んでいた。火星と木星のあいだ、現在のアステロイド・ベルト軌道にあったとされるこの惑星は、古代シュメール人の言う惑星ティアマトに相当している。その後、金髪碧眼のアルデバラン星人は火星に植民し、続いて地球へと下りてシュメール文明を打ち立てた。・・・少なくともヴリル・ソサイエティーの人々は、そう信じていた。

<金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)>
・ヴリル・ソサイエティーのチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであるという。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていた。

・彼らのテーマはこうだ。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となった。彼ら支配種は高度なシュメール文明の発祥にインスピレーションを与え、この地球に純粋な血流を植えつけた。以来このgodsは、地下都市から地上の人類をコントロールし続けている。

・しかし一つ言い忘れていることがある。それは、アーリア人の中にレプティリアンの血流が潜んでいるという事実だ。ブラザーフッド内部の者から聞いた話だが、レプティリアンは金髪碧眼の人間の血を必要としており、アーリア支配種の純粋性を維持するというナチスの教義はそのためのものであったという。

・トゥーレ協会の名は、伝説の都市ウルティマ・トゥーレに由来している。このウルティマ・トゥーレは、アルデバラン太陽系からやってきたアーリア人が最初に入植したという北方の大陸、ヒュペルボーリアにあったと言われている。
さらにまた、このヒュペルボーリアは、アトランティスやレムリア(ムー)よりもずっと以前の大陸だったとも、アトランティスそれ自体であったとも言われている。はたまた地球の内部にあったという説すらある。



『クラリオン星人にさらわれた私』    超次元の扉
マオリッツオ・カヴァーロ   徳間書店   2009/2/28



<黒い羽の生えた空飛ぶ生き物――それは次元間の見張り番だった

・静寂が訪れたのち、思いがけず、おぞましい大音響が、その火の国の広大な空間に轟いた。地中の奥底から聞こえてきたが、あの通りぬけることのできない森の内部からも、また、背後にある広大きわまりない密林からも聞こえてきたのだ。

・恐怖に打ち勝たねば、そこで見たものについて語るのはほぼ不可能だ。事実、そのときのことを思い出すと、今でも恐怖に苛まれるからだ。最初、それは、黒や灰色の巨大な猛禽類だと思った。それから、それは大きな羽を持っていて、体全体が羽毛に覆われているのを見た。鉤爪や鋭いくちばしもあった。なのに、彼らの外観は、不条理にも人間そのものなのだ。体つきは華奢で、長くて細い腕と足をしているが、その容貌にはぞっとした。切れ長の大きな目には、意地悪そうな黄色い瞳がはまり、麻くずのような黄褐色の長いたてがみが顔を縁取っていたのだ。
 たぶん十体ほど――もしかするともっといたかもしれない――が、グロテスクな回転運動をしながら上空を旋回していたのだが、猛烈な急降下をしたかと思うと、私が呆然として立ち尽くす場所に向かってきた。

・私たちは異なる時間の区画にいた。要するに、私たちは彼らの物質的領域ではさまよえる亡霊、幻のようなものだった。

・私は、羽の生えた生きものを、その姿が地平線の黒い点となって見分けが付かなくなるまで目で追った。それから、今やほぼ天頂にさしかかった、冷たい三つの月の三重奏にうっとりと見とれた。もう少しすれば、他の月も昇ってくると知っていた。月は行列をなして、木星の暗い空を足早に渡っていくのだ。

・ダーラは私にさらに新しい知識を送り込んできた。今見たものについてのコメントだった。「あれは、夢の地の守衛で、あなた方が悪夢やハルピュイア(妖鳥)、ラミアなどと名付けているものです。あなた方の時代には、誰かが、モスマンという新しい名前も付けました。膨大な数の次元をそれぞれ繋ぎ、宇宙的精神をも連結している、広大な宇宙領域の案内人兼守衛なのです。彼らは、錬金術のような精神的現実という手法を用いて、パラレルゾーンやパラレルワールドへのアクセスを阻止したり、容認したりするのです。つまり、思考の王国の恐るべき見張り人なのです」


<●●インターネット情報から●●>
<ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると>
「ジョン・A・キール(John A. Keel、1930年3月25日 - 2009年7月3日)は、アメリカ合衆国の作家、ジャーナリスト、未確認飛行物体および超常現象の研究家。モスマンに関するレポートで知られる。

「モスマンの黙示」
1976年、キールは著書「モスマンの黙示(Mothman Prophecies)」を発表する。 これは、アメリカ合衆国ウェスト・バージニア州ポイント・プレザントで1966年から一年間にわたり観察された奇怪な有翼のUMA、モスマンについての調査報告であった」とのこと。

「モスマン (Mothman) は、1966年ごろアメリカ合衆国ウェスト・バージニア州ポイント・プレザント一帯を脅かした謎の未確認動物(UMA)。宇宙人のペットであるとの説(エイリアン・ペット説)もある。

(特徴 )
地元の住人はこのUMAを単に「バード(鳥)」と呼んでいたが、一般にはマスコミを通じて広まった「モスマン(蛾人間)」という名のほうが有名である。

体長は約2m。腕はなく、背中に大きな翼を持つ。その翼をはばたかせる事なく、自動車よりも速く飛行する。目撃者の多くは、モスマンを一瞬しか見ておらず、モスマンの顔はあまり詳細まで覚えてはいないが、目がギラギラと赤く輝き、目と目の間隔が大きく開いていることだけは、多くの目撃者の証言が一致している。 ネズミやコウモリに似た「キィキィ」という鳴き声を発したという証言もある」とのこと。


<●●インターネット情報から●●>
ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)から引用


『封神演義』(ほうしんえんぎ)
『封神演義』(ほうしんえんぎ)は、中国明代に成立した神怪小説。『商周演義』、『封神伝』、『封神榜』、『封神榜演義』ともいう。史実の殷周易姓革命を舞台に、仙人や道士、妖怪が人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げるスケールの大きい作品である。文学作品としての評価は高くないが、中国大衆の宗教文化・民間信仰に大きな影響を与えたとされる。著者(編者)は一般に許仲琳とされることが多いが、定説はない。

<あらすじ>
はるか昔、世界は仙界と人界に分かれ、仙界はさらに、人間出身の仙人・道士達からなる崑崙山の仙道「闡教(せんきょう)」と、それ以外の動物・植物・森羅万象に由来する「截教(せっきょう)」に二分されていた。

人界は時に殷(商)の紂王の治世。紂王は名君とされていたが、慢心から女媧廟の祭祀において「女媧は人間界のどの人間より美しい、この女媧が私のものであったらいいのに」という意味の詩を詠んだ。この「神」と「人」を混同した無礼な行為に女媧は怒り、千年生きた狐狸の精に紂王を陥れるよう命じた。狐狸精は、朝歌の後宮に入ることになっていた美女、冀州侯の娘妲己の魂魄を滅ぼして身体を手に入れ、紂王を籠絡しはじめた。これ以降紂王は、妲己に操られるまま次第に暴政を行うようになっていった。

一方仙界では、闡教の教主・元始天尊門下の崑崙十二大仙が、千五百年に一度の逃れられぬ劫として、人を殺さねばならないことになっていた。また昊天上帝(天帝)が彼ら十二人を臣下に命じたことから、殷周革命に関わる闡教徒、截教徒、人道の中から三百六十五位の「神」を「封(ほう)」じる「封神」の儀式を行うことになった。

天命により、この封神の執行者として選ばれたのが、崑崙の道士の一人であった姜子牙、後に周国の丞相となる太公望である。

かくして殷代末期の殷周革命の動乱を舞台に、四不相(四不像)に乗った姜子牙(太公望)がまきおこす殷周両国の間の戦乱、ひいては闡教と截教の対立が描かれながら、数多くの仙人、道士の霊魂が封神榜の掲げられた「封神台」へ飛んでいくこととなる。

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■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■


・「「ヴォイニッチ手稿」とは、古物商ウィルフリド・ヴォイニッチによって「再発見」された、全編手書きの古文書です。書物の正式名称は判明せず、一般的にこのように呼ばれています」と記載されています。
『ヴォイニッチ手稿』は、解読不能の書物として、オカルト本に取り上げられることが多いようです。しかしながら、現在まで、『ヴォイニッチ手稿』と異星人を結びつける本は非常に少ないようです。内容も異星のものである可能性が強いものも多いといわれます。植物も地球のものではないというのです。英国のデーヴィッド・アイクは、ヴォイニッチ手稿を異星人によるものと述べているそうです。
デーヴィッド・アイクの本では、その根拠が書かれているそうです。
「地球以外の場所から見たアングルで描かれたアンドロメダ星雲」の挿画もあったと指摘されています。「さて、ヴォイニッチからそのコピーを送られた専門家たちは、そのなかに描かれた植物は地球上には存在しなかったものだと言っている。顕微鏡で見た細胞組織のようなイラストもあれば、望遠鏡なしでは確認できない星系の図表もあった」といわれます。

・中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。「異人の伝説」も豊富にあると指摘されています。
グッドリー・カンパニーのメンバーたちは、自ら志願して地球に転生して(生まれ変って)きた異星人たちであり、彼らは“ワンダラー“といわれます。人間タイプの異人は当時からも識別が出来なかったといわれます。グッドリー・カンパニーのような転生を操作できる天使クラスの異星人と、宇宙船に乗ってやって来る異星人の二種類があるといわれます。当時の王室や貴族の周辺にいた「異人」や、貴族の当事者としての「異人」が識別されずに存在していたのかもしれません。錬金術師や魔術師と呼ばれた「異人」もいたのかもしれません。
 「宇宙人情報は米軍に始まって米軍で終わる」といわれます。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認しているそうです。当然ながら、科学者や技術者は、国家的に総力をあげてエイリアン・エンジニアリングを研究していることでしょうか。他の国々もエイリアンとコンタクトがあるのかもしれません。「エイリアン・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」の研究によってアメリカ合衆国は発展段階の初期段階にあると指摘されています。

・「グッドリー・カンパニーは、これまで地球上で何度も生まれ変り、まさにあらゆる時代を通じて地球人類を援助し続けてきた」といわれます。「光の仕事人“としても知られる彼らは、すでにいくつもの文明といくつもの生涯を渡り歩き、いくつもの天変地異とも関わり続けてきた」そうです。
地球の全生涯を通じて、グッドリー・カンパニーの面々は、無限なる父の意思に基づいた遠大な計画を遂行すべく、群れをなして転生してきたといわれます。グッドリー・カンパニーは、今なおさまざまな場所に住むさまざまな個人として地球上を歩いているといわれます。
グッドリー・カンパニーは、12、3世紀の北米大陸にまとまって転生したともいわれます。イエスの昇天後もグッドリー・カンパニーは、地球上で繰り返し生き続けてきた。歴史に名を残す人物として、生きた者もいるが、ほとんどは無名であったといわれます。
「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうですので識別不能のようです。異星人の進化に応じて、上位の次元に行ける宇宙船のテクノロジーを持っているようです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。この世界で、人間が理解できること、理解していることなんて、ほんのわずかに過ぎないといわれます。
歴史上の偉人たちは、異星人だったともいわれます。人は皆、記憶喪失の異星人だといわれます。大錬金術師の1人で、「最初の科学者」とも呼ばれたロジャー・べーコンは、グッドリー・カンパニーの1人だったのかもしれません。

・宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。現代の異人や神人の情報も不明です。「異人」情報は、昔から警察のごく一部が握っているのかもしれません。異星人の大半は人間型で街を歩いていても誰も区別がつかないということです。異星人だった歴史上の偉人たちが多いといわれます。ようするに見えない神々や天使や堕天使の活動が「異星人」として語られています。
おそらくエリア51というアメリカ軍の秘密基地には膨大な異星人情報が蓄積されていることでしょうし、科学者が宇宙旅行にも旅立っていることでしょう。異星人の文化や文明、文字や言語、超先進的な科学技術も解明されているようです。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。翻訳機や通訳機械が異常に進化しているといわれます。

・『大いなる秘密』(レプティリアン爬虫類人)(デーヴィッド・アイク)(三交社・2000/8/1)によりますと、レプティリアンについてのチャネリングの膨大な記録を書いたデーヴィッド・アイクは、『ヴォイニッチ手稿』は異星人が書いた物、異星人の関与があったものと見なしているようです。
「ジョン・ディーの持っていたこの本に書かれていたことは、現代科学において確認されていることであり、アンドロメダ星雲の描写も正確なものであった。しかし、それは、明らかに地球以外の場所から見たアングルで描かれたものであったのである。この本の存在は、ブラザーフッドの驚くべき知識水準を示す一例である。何百年ものあいだ、高度な知識を有する彼らは、一方で彼らの一翼である宗教を使い、一般大衆を無知の状態に置いてきたのだった」と指摘されています。
 13世紀のロジャー・ベーコンは、タイム・トラベラーの異星人とコンタクトしていたのでしょうか。現代の米国に現れた小人族のグレイもタイム・トラベラーといわれているそうですが。アンドロメダ星雲からも異星人が飛来しているという話もあるそうです。フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのであるといわれます。

・「Ufo...Contact from Planet Iarga」という“洋書”には、馬頭の宇宙人の話が載っています。オランダでのコンタクト話です。馬頭や牛頭、犬頭の宇宙人はいるようなのです。宇宙人には動物タイプは3割ほど存在するともいわれます。インド神話の猿の神様は「ケンタウルス座α星人」ともいわれます。動物タイプのほかに昆虫タイプもいるといわれます。猿田彦神も天狗の容貌とか猿のような容貌とかといわれています。こと座人の遺伝子が、透明人の集合エネルギーと混ぜ合わされて、爬虫類人(レプティリアン)として、物質肉体化して出現したと語られています。「アストラル次元で爬虫類人が創造されると、その使命を果たすための活動拠点を物質次元に築く必要が生じた」といわれます。ちなみに「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。牛頭の宇宙人(異人)の伝承は、「牛鬼」の伝説となっていますが、「牡牛座人」だったのかもしれません。昔の猿神や牛鬼も人間の女を襲ったので、退治したという伝承もあります。まさに人間に対しては害を与える妖怪だったようです。宇宙連合も2種類以上あるようですが、「人間タイプ」と「動物タイプ」とが、それぞれ分裂しているのかもしれません。「歴史のシナリオを描く政治力の非常に高い宇宙人が存在する」といわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。「宇宙人の実体をエーテリアン(霊人)と呼び、彼らの乗用する円盤のことをエーテル船(霊船)と呼ぶべきだ」いう説もあるそうです。目に見えない人間の精神体やアストラル体に憑依するともいわれる宇宙人は、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。「疫病や細菌をばらまく堕天使もいる」といわれます。「ヨーロッパの人口が激減した中世の黒死病の流行は異星人の細菌兵器だった」とも伝えられています。人間に憑依したり物質化する堕天使の生態は分かりません。ちなみに、動物タイプの異星人で「犬頭人」も進化しているといわれます。

・イアルガ星人(馬頭観音)について、
『世界不思議大全  増補版』(学研)では、「<ステファン・デナルデ>
・オランダ人実業家。1967年7月、オランダ南西部ウースタ―シェルトの沖合をヨットで航行中、海面に浮かんでいた異星人の宇宙船(水上艇)に乗り上げて異星人と遭遇し、乗船を許された。
 身長150センチほどの異星人はヒューマノイド型ではなく、顔の真ん中に窪みがあり、手は鉤状で、全身が薄褐色の毛で覆われ、獣じみて見えた。
 会話はテレパシーでなされた。彼らの母星は、地球から10光年彼方にある惑星イアルガで、自転速度は地球よりも遅く、重力は地球の約3倍。窒素やアンモニアからなる大気は濃密で、大気圏の雲が視界をさえぎっており、太陽光は見えない。

・そのイアルガ星へ、小型の円盤から高空に滞空する大型円盤に乗り継いで案内された。イアルガ星は海が大部分を占め、陸地は島だけで、それらは鉄橋で結ばれていた。石油タンクのような形状をした集合住宅が立ち並び、ひとつの建物の直径は約300メートル、高さは約135メートルで、約1万人が居住できる。
 ほかに自動機械化された農園、恒星間飛行用の大型円盤の建造工場なども見学してから、再び円盤に乗って地球へ帰還した」と報告されています。

・聖徳太子は、「鬼」の一族であったともいわれています。日本の「鬼」のグループには、伝承では美男美女が混じっていたとも伝えられています。現代でも「鬼の末裔」という村人がいるといわれます。しかしながら、赤鬼や青鬼絵図のイメージが現代の人々の間で定着しています。鬼も異類混血や遺伝子操作等で「人間化」しているのかもしれません。高等知性体の進化は、人類の深化よりはるかに速いといわれます。宇宙人世界全体でもかなり「人間化」がすすんでいるという説もあるようです。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくるといわれます。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると、グレイ種も人間化しているそうです。クラリオン星の人々というのは今から約1億8000万年前に人類創造計画に参加した数多くの民族の一つなのだとされています。

・馬頭の異星人は太古から、密かに地球に飛来していたのかもしれません。馬頭観音(イアルガ星人)も昔から日本に来ていて、異類混血などで「人間化」して同化して、社会に溶け込んでいるのかもしれません。時々、馬頭の妖怪の伝承も見られます。動物タイプも、神々が「人間タイプ」なので、異類混血などで「人間化」を試みているようです。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました」。それがエササニ人のバシャールだといわれます。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。人間とグレイの交雑種が、将来のスター・ウォーズの原因になるのかもしれません。グレイの長身タイプがリゲル人といわれます。リゲル人と爬虫類人の交配人種が築いた国が現在の日本と中国であるといわれます。「リゲル人は、軍隊型の厳格な階層制の文化を持っている。特にゼータ・レティクリ1と2のグレイが絡む場合はそうである。また肉体から肉体へと魂を移す能力を持っている」と指摘されています。

・日本の鬼や天狗は異星人だったようです。河童は異人が製作したバイオ・ロボット、UMA(未確認動物)だったのかもしれません。いずれも「異次元移動」ができたようで、人間等を襲っては、アストラル・トリップしていたのかもしれません。日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいると、クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロが述べています。「河童もゼータ・レチクル星人系列のバイオロボットの一種かもしれない」そうです。「下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村の豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体」というものもあり、人間との交流が窺われます。ビッグフット等の「獣人」を異星人が「空飛ぶ円盤」から降ろしているともいわれています。
 ダイダラボッチ等の巨人伝承もありましたが、アストラル界の存在なのかもしれません。高次元になるほど、異星人の超能力は高くなり、サイズも変更できるともいわれます。想像を絶するサイズの話のようです。巨人の遺骨の動画もありますが、フェイク(偽)・情報なのかもしれません。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府とは繋がりがあるといわれます。「背が高く白人に似た、通称“トールホワイト”と呼ばれる種族にいたっては、アメリカ、ネバダ州にある空軍基地で働いているのだ」とも伝えられています。3メートル位の異星人のコンピュータが最も速いという説もあります。

・コンタクティからの情報によりますと「爬虫類人は、男と女、男神と女神というコントロールの仕組みに基づいた宗教を編み出したのである。男神はニムロデ、女神はセミラミスと名付けられた」とも伝えられています。そして「ニムロデとセミラミスは、やがてエジプトのオシリスとイシスとなり、ギリシャのアポロとアテナとなり、他のさまざまな神々となっていった」そうです。「シリウス人は、高度な知性を持つ猫のような生物を創作した。この猫のような存在は、ライオン人間と呼ばれた」といわれます。「高次アストラル界には、エーテル体のライオン種がおり、金色で翼を持ち、紫の目をしている。その種の名前をアリという」といわれます。「50億年前、天の川銀河に入って来た天使的存在(半霊半物質のこと座人(リーライアン))がいた」そうです。シリウス人は、遺伝子改変や思考プログラミングに広範な知識を持っており、それを惜しみなく爬虫類人に与えたそうです。「シリウス人は、古代ヘブライ人も遺伝子組み換えを作り出していた。ユダヤ人とは、実際には、こうした遺伝子操作されたヘブライ人とシュメール人の混合物である」と語られています。「ヘブライ人は、身長が高くて力は強く、古代ヘブライ語に相当するシリウス語を話していた。学者たちも、ヘブライ語が唐突に出現したことを認めている」と指摘されています。そして「透明人は、遠い過去に旅をして戻り、ある品種を作り(これは爬虫類人のことだ)、人間をテストするために敵対させた」と伝えたといわれます。

・スイスのビリー・マイヤー氏のプレアデス星人とのコンタクト記録は有名で、日本にも協会があり、多くの翻訳書を出版しているそうです。日本のテレビでも2時間の特別番組として放映され、大きな反響を呼んだようです。
 ヒンズー教にしろジャイナ教にしろ、空飛ぶ円盤とのコンタクトの記録が太古の絵画などに残っているといわれます。
 スイスのビリー・マイヤー氏のコンタクトしたプレアデス星人は、金髪の美人宇宙人だそうです。
 また、世界的にも白人タイプの金髪碧眼のノルディックやスペインに現れた金髪碧眼のウンモ星人、昔の南米の金髪碧眼のケッアルコアトルという白人タイプの神様などのように、金髪の天使を思わせるイメージの宇宙人が多いようです。
 ヒトラーのナチスが狂った金髪碧眼のアーリアの超人たちのように、歴史的にも大きな影響力を残してきているようです。金髪碧眼の宇宙人とのコンタクト記録が世界的に昔から非常に多いのですが、人間社会に紛れ込むと全く識別ができなくなるそうで詳細は不明!?金髪碧眼のノルディックの後に米国に飛来した東洋人タイプの異星人のリークもないようです。異文明の超科学はあまりにも進化していて、現代科学では理解不能と語られています。
 スイス人のコンタクティ、“ビリー・マイヤー”の“その後”はどうなったのでしょうか!?

・日本人科学者がエリア51で白鳥座61番星から来た異星人とコンタクトしていたという話がありましたが、「白鳥座61番星」は、昔からSF小説や異星人ものの書籍にはたまに出てくるようです。米空軍では133種の宇宙人種族を確認しているともいわれています。アメリカ空軍士官学校の教科書には宇宙人の種類が載っているともいわれています。米軍も当然ながら、異星航路に向かっており、想像以上に宇宙連合とのコンタクトも進んでいると思われます。
 米国が秘密協定を結んだといわれているラージ・ノーズ・グレイというリゲル人は、かなり進化しており、長身のグレイタイプの種族だそうです。オリオン星人は人類に5万年進化しているそうです。その超テクノロジーはすさまじく、「人間の魂の交換」もできるようです。エリア51などの秘密基地で行われている「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」もかなり進んでおり、米軍は地球製の空飛ぶ円盤を完成させたとも言われております。リバース・エンジニアリング(逆工学)によって米国の科学者からかなりのノーベル賞受賞者がでるともいわれているそうです。

・「<白鳥座人>出身星座、白鳥座。約1万年前にレティクル座人の影響下に入ったが、後に反乱を起こした。「ラージ・ノーズ・グレイ」のリゲリアン(オリオン座人)とは盟友関係」という情報は、ミン・スギヤマ氏の本にのみ載っているようです。「宇宙の通商の種族」もいるようで、日本も積極的に通商協定でもむすべばいいのではないでしょうか。しかし、妨害勢力もあるそうで。ミン・スギヤマ氏の活動はその後どうなのでしょうか。
 ヒル夫妻が遭遇したレティクル座人とは小人族のグレイタイプなのですが、いろいろな情報があるようです。ハリウッド映画のためにその「容姿」が世界中の人々の脳裏に刻み込まれたようです。
 西暦2000年前は色々な日本のUFOマニアが書籍を出版したようですが、最近は米国からの情報が入ってこないようで、低調のようです。どこまでが正確な情報かは不明なようです。レティクル座人は「500年前に惑星連合政府を創設。指導種族として恒星間貿易ルートの50%を支配」とありますがどこからの情報なのかはわからないようです。また日本民族の原郷は、プレアデス星座のとある惑星にあるというのが有力説だそうです。

・「 <牡牛座人>出身星座、牡牛座。先祖の居住地は不明。宇宙史に登場する最古の種族の一つで、レティクル座人の台頭では指導種族として権力をふるった」とのことですが、旧約聖書の神が龍神で新約聖書の神が牛神ともいわれております。牡牛座人も人間化しているのかもしれませんが、牛神のことについても詳しくは分からないようです。牡牛座人の話も当然アバブ・トップシークレットのようです。インド人が牛を神聖視しているのも「牛の神」が原因のようですが、一部は顔形が人間化してきているのかもしれません。
 「かぐや姫」伝説もプレアデスにつながりがあるといわれます。かぐや姫と聖徳太子のつながりの話もあるようで、異星人の背景があることが窺われます。 聖徳太子は、「鬼」の一族であったともいわれていたそうです。
 いずれの古書も「偽書」とかいわれたのですが、現代において再評価されているそうです。「偽書」とか「奇書」といわれるものも宇宙人と結びつければ分かりやすいようです。『古事記』などにも神々が「天の浮舟」、「空飛ぶ円盤」で日本に来たという記述があるそうです。

・グレイの後に米国に来たと言われている金髪碧眼のノルディックの情報も最近はどうしたのでしょうか。プレアデス星人も金髪碧眼の種族が多いようです。異星人情報は、厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いなので、特に人間タイプの宇宙人の話はメディアでもタブーになっているそうです。黒目黒髪の東洋人タイプの異星人は、あまり知られていないようです。「グレイの後に金髪碧眼のノルディックや赤毛のオレンジが来た。その後で東洋人タイプが来た」というのが米空軍のリーク情報だそうです。

・非常に細かい粒子の世界に生息する高等知性体の正体も不明で、しいていえば“幽霊のイメージ”で“エーテル界の世界”でしょう。高次元の高等知性体が幽霊の形で地上に姿を現すようです。幽霊現象は「あの世」からの宇宙人現象ともいえるのかもしれません。
 日本でもキャトルミューテレーション(動物虐殺)の事件があったようです。5万年も進化しているエイリアンの超科学を入手できる米国は将来にわたって、一人勝ちになるのではないでしょうか。イスラエルやロシアも異星人とコンタクトしているそうですが。
 しかし、5万年も進化しているエイリアンの超科学は、現代の米国の科学者にとっても理解が難しいようです。21世紀は「エイリアン・エンジニアリングの時代のようです。

・「緑風荘」のザシキワラシの伝承は、多くの現代人も惹きつけられたそうです。「2009年(平成21年)10月4日に起きた火事で、座敷わらしを祀る中庭の亀麿神社以外が全焼。従業員・宿泊客は全員無事だったが、営業停止状態となった。2016年5月14日より営業を再開」とのこと。この本によると、再建されて営業再開後にもザシキワラシの怪奇現象は起こるようです。「緑風荘」のザシキワラシは1970年代のオカルト・ブームで全国にも知られ、テレビ局も取り上げたと語られています。有名人たちも評判を聞きつけて、泊りに行った人も多かったそうです。「オーブ」現象が、客室で頻繁に起こっていたと語られています。ザシキワラシは空想話ではなく、現代人にもリアルな現象だといわれます。『遠野物語拾遺』には花巻の「天狗」の話もあり、その当時「右の清六天狗の末孫といふ者が、今も花巻の近村に住んで、人は之を天狗の家と呼んで居る」と伝承されていました。また東北地方にはビッグフットのような「獣人」の伝承もあったのでしょうか ⁉

・幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。お化けや妖怪も、見た人もいれば、信じない人もおり、幻想や幻覚で片づける心理学者もいるようです。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくると語られています。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。昔からある狐憑きや、河童憑き等の「憑依現象」も根強い「迷信」と片づけられないようです。UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。ところが、UFOを信じる隊員は、自衛隊内でも「精神異常だ」、「UFOを信じる非科学的な人」というような極論もあると指摘されています。現代のまともな科学者は、UFOやエイリアンの存在を認めていませんし研究もしていません。そもそも米軍もUFOやエイリアンの存在を否定しています。アバブ・トップシークレットの状態は、今後数世紀は続くのかもしれません。それほど影の世界政府や影の支配者の力が強いといわれます。政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。「いざ大統領に就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」と語られています。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。「歴史のシナリオを描く政治力の非常に高い宇宙人が存在する」といわれます。

・中国にも太古からの異星人・異人の伝承は非常に豊富にあるといわれます。太古から2種類の異星人の争いが、地上にも波及していたと語られています。フィクションの小説『封神演義』(ほうしんえんぎ)でも「はるか昔、世界は仙界と人界に分かれ、仙界はさらに、人間出身の仙人・道士達からなる崑崙山の仙道「闡教(せんきょう)」と、それ以外の動物・植物・森羅万象に由来する「截教(せっきょう)」に二分されていた」というストーリーです。2種類の対立する異星人の争い、スター・ウォーズは、「異類混血」が原因ともいわれます。人間タイプの異星人と、異類の動物タイプ・昆虫タイプの異星人は、水と油でよく「核戦争」をしたという説もあります。惑星や都市を吹き飛ばす核戦争が頻繁に起こり、地下生活を余儀なくされたグレイという宇宙人は肉体が退化したという説もあります。グレイは核戦争を繰り返した人類の未来の姿だという奇説もあったようです。宇宙人には動物タイプは3割ほど存在するともいわれます。現代でも邪悪なオリオン・グループと宇宙連合が対立しているともいわれます。「リゲル人は、こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、彼らの惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている。彼らの技術と科学情報を米国に与えるのと引き換えに、米国民を誘拐する(ただし傷つけない)許可を米国政府から得ている」と語られています。地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船であるそうです。グレイも「人間化」のために種々の実験をしているようなのです。

・グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました」。それがエササニ人のバシャールです。エササニ人の様にすでに交雑種が異次元に存在しているようです。
 タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイを殺そうとしているそうです。「くじら座タウ人は、イプシロンのエラダナス星系で大きなコロニーを保持している。祖国の大気と重力の関係で、密度の高い身体を持つ」と語られています。ロシアはタウ星人と当初コンタクトがあったそうです。遥か昔にリゲル人がくじら座タウ星系の侵略準備を整えようとしていたと述べられます。「最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」と述べられます。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスとレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあります。

・「北欧神話でもアース神族とヴァン神族は、最終的にアース神族が勝利した長きにわたる戦争の後、和解し人質を交換、異族間結婚や共同統治を行ったが、結局、最終戦争(ラグナロク)をする」と語られています。
つまり北欧神話もラグナロク(最終戦争)、善と悪との両極端にわかれての戦いを予定しています。2派の宇宙人が昔から争い戦争をして、最後には『最終戦争』で2派が壊滅するというシナリオです。セム系とハム系、高御産巣日神系(たかみむすび)と神高巣日神系(かみむすび)が、天皇家を間において対立・抗争していたという説もあります。
 「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン(爬虫類人)の争い、戦争」といわれます。「こと座人の遺伝子が、透明人の集合エネルギーと混ぜ合わされて、爬虫類人(レプティリアン)として、物質肉体化して出現した」といわれます。
「アストラル次元で爬虫類人が創造されると。その使命を果たすための活動拠点を物質次元に築く必要が生じた。そのために爬虫類人たちは、さまざまな物質界に進出し、自らが支配的な種となることのできる場所を求めていた」そうです。「物質肉体化して出現した。このため、今日の爬虫類人も、物質次元で生き延びるためには「アーリア型」の人間からエネルギーを摂取する必要がある」といわれます。またクラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。
 「どう彼らを追跡しても、あなた方の祖先はレプテリアン(爬虫類)であることを発見するでしょう」と語られています。レプタリアンは「マスターレイス(支配種族)」と形容されることも多く、ニューメキシコ州ダルシーの地下基地に関する話にもしばしば登場します。レプテリアン(爬虫類)がさまざまな支配者の黒幕であるという説もあります。

・「リゲル人と爬虫類人の交配人種が築いた国が現在の日本と中国であり、これは西洋の親類とは無関係に発展した」そうです。「欧米イルミナティは、日本のイルミナティは竜座人階層の下等な種の末裔であると主張している」と語られています。「世界や日本も金星人やアヌンナキ一派に、異次元から支配されている」という与太話もあるそうです。竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配していると語られています。「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会える」という与太話もあるそうです。イルミナティが地球の未来のシナリオを知っているのかもしれません。

・当ブログでは、UMA(未確認動物)については、ほとんど言及していません。UMA(未確認動物)まで手を広げると、肝心のテーマがぼやけますし、膨大な量になるからです。amazonに「UMA」といれると、1095件、「洋書」ですと、6109件もあります。UMA(未確認動物)は地球上では大きなジャンルのようです。例えば、河童もUMA(未確認動物)といわれており、そのように分類されている本が多いようです。近年では、「カッパ=グレイのような宇宙人説」が少数説としてでてきています。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」と説明しています。河童はグレイのようなバイオロボットのようです。河童はUMA(未確認動物)として動物の要素が強く表現される場合が多いようです。しかし、人間的な要素もあり、人間との交流が伝説になっていることもあります。沖縄のキジムナーも動物の要素と人間的な要素が混在しているといわれます。

・昔は、マスコミでも「空飛ぶ円盤」や「雪男」が話題になった「昭和時代」だったようです。現代では北米ではビッグフットとして動画にも撮られているそうです。そして結局「2011年にロシアのケメロヴォ州で開かれた雪男に関する国際会議では、ケメロヴォ州に95%の確率で実在するとの結論が出された」ということだそうです。「ビッグフットが空飛ぶ円盤から降ろされているところを目撃した話もある」といわれます。エイリアンの遺伝子実験で、「ビッグフット」が作られたのかもしれないという、エイリアン・アニマル説があります。

・ヴォイニッチ写本も不思議な本ですが、現代でも謎が解けていないようです。ちなみに、「エノク語」は天使の言語といわれていますが、よく分かりません。現代では、様々な異星人とのコンタクトがあるようですが、「異星人の言語」については、アバブ・トップシークレットのようです。プレアデス語とか、ゼータ・レティキュラ星の言語とかいろいろと種類があるようですが、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。オーパーツは、製作当時の知識・技術レベルでは不可能なほど高度の人工的産物一般のことですが、異星の起源のものもあるといわれます。
 宇宙人の話については、「言語」の話が大変重要です。「テレパシーで話す」「小型の高性能翻訳機がある」「天使語がある」「太古は太陽語という唯一の言語があったが、その後想像を絶する具合に言葉が多様化した」「宇宙人の文字も非常に多くの種類がある」「宇宙人の種類の数だけ、地球には言語がある」…………とか、言語学者にも理解できないことが多いようです。異星人は言語の問題は解決しているともいわれます。

・「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」というのは、完全に2ヶ国語ができるということでしょう。たとえば、日本人でいえば、ニューヨーク育ちとか、ロスアンジェルス育ち、とか、駐在員の子女には「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」が、多いようです。学校で英語を学んでも、かなり上達ができますが、やはり「生まれつき」の環境で自然に覚えるのが一番良いようです。
 「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」が、注目されたのは、スパイの言語教育だからだそうです。「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」であるとCIAとかの諜報員になりやすいのでしょう。昔の冷戦時代は、米国のCIA関係者は、自分の子女を米国語とロシア語の「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」にしようと幼児教育をしたとも伝えられています。勿論、ロシアも負けてはいませんで「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」を養成したということです。「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」でなければ、現代のスパイは勤まらないということだそうです。アメリカ海軍にロシア系が多いとか、色々なヨーロッパからの移民にまつわる話があるそうです。

・また、移民の国、米国では、バイリンガルが普通です。地上を徘徊した「メン・イン・ブラック」のMIB(黒装束の男たち)も英語と宇宙語の「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」だったのでしょうか。言葉の教育も「宇宙人」は、進んでいるのでしょう。もちろん、日本語と異星語の「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」もいたことは、種々の日本人のコンタクティの体験記からも分かります。 宇宙人の超能力からすれば、もっと多くの言語を使えるのかもしれません。 人間タイプの宇宙人で、「ネイティブ・スピーカー・コンプリート・バイリンガル」であるのならば、街中でも誰も宇宙人とは気づかないでしょう。あの小柄な宇宙人のグレイの言語はどのようなものなのでしょうか!?
 オーパーツ(古代宇宙文明の遺物)もよく本に載っています。が、現代の宇宙文明の証拠をもたらす米国の「エリア51」などのエイリアンの文明、超科学のテクノロジーの取得も国家組織機関が総力をあげて取り組む課題なのでしょう。「エイリアン・エンジニアリング」は米国の一人勝ちでしょうか。
 「異文明のことは知らせない」「民には知らせない」というのが高等知性体側・当局からの方策なのでしょうか。厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いの異星人情報は、固く守られているようです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。そして「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。その結果、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

・世界中にある“異類婚姻譚”は、不思議な現象です。異類異形の宇宙人との異類混血があったようです。インド神話でもみられるように進化した宇宙人、神々はさまざまな動物に異界で変身できるようです。化身をイルージョンとして当時の人々は見たのかもしれません。4次元以上の世界は、人間にとって全てイルージョンの世界です。死後の幽界や霊界に似ているアストラル界やエーテル界も、生きている人間は夢の中でしか入れないようです。変性意識の状態のようです。現代でも動物タイプの異星人は、7割は存在するといわれています。異類婚姻譚と宇宙人を結びつける説は、まだ少数説のようです。「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。「宇宙人学」や「UFO学」を研究する学者が増えれば状況も変わってくるものと思われるそうです。アメリカ空軍士官学校の教科書には宇宙人の種類が載っているそうです。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認しているそうです。

・グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」という異類異形の宇宙人と人間の交雑種や遺伝子操作による交雑種も多いそうです。これらのオリオン星人のグループは、米国の秘密基地で生体実験を行っているともいわれています。昔は全国に伝説のある河童との異類混血もあったそうです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」といわれ、識別はできないそうです。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。「歴史のシナリオを描く政治力の非常に高い宇宙人が存在する」といわれます。ケンタウルス座アルファ星(アルファ・ケンタウリ)からは、人間タイプの金星人の末裔がきているといわれます。インド神話の猿の神様は「ケンタウルス座α星人」ともいわれます。動物タイプが3割も存在しているようです。ケンタウルス座にも、様々な宇宙人が棲息しているようです。

・UMAというのは「謎の未確認動物」ということで、その方面に関してもいろいろと書籍があります。しかし、このブログでは、特にUMAについてはほとんど取り上げませんでした。北米ではビッグフットが注目を集めています。河童はUMA(未確認動物)ともいわれていますが、人間との関わり合いから、グレイに似たゼータ・レチクル星人の系列のバイオロボットだったのかもしれません。また、宇宙人に関わるモンスター・タイプの生物については、シリウス星人のネガティブ・グループがモンスター・タイプの生物を創り神に嫌われたという神話があるそうです。そこで神が大洪水などの天変地異を起こして、モンスター・タイプの生物を全滅させたということです。
 しかし、現代でも外宇宙や低層4次元には奇妙な「人頭の生物や動物」がいるとも言われています。異次元には、様々な生物が時空を超えて存在しているのかもしれません。「馬頭観音」とか「イアルガ星人」とかいわれる馬頭の宇宙人もおり、“異類婚姻譚”が残っているそうです。リゲル人も人間化しており、理解不能な人間タイプの異星人になっているのかもしれません。
 また動物タイプの宇宙人も全体の3割ほどいるともいわれております。が、ハリウッド映画『未知との遭遇』で最初に登場したグレイの容姿は、世界中の人々には大変ショックでした。その後、米軍筋からのリークでは「グレイはバイオロボットである」という説がでてきました。金髪碧眼のノルディックのような人間タイプの遥かに進化した異星人がグレイ・タイプのバイオロボットを創ったというのです。

・しかし、ノルディックはプレアデス星人といわれています。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。宇宙人がゲイの原因を作っているのかもしれません。昔の神々は龍神とか牛神とか様々な異類異形の神々が多かったようです。が、神々が姿を変えたのか、神々が「国津神」とか「天津神」とかに分かれていたように、進化の程度に応じて2クラスに分かれていたのかもしれません。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるといわれます。

・昔から「異類婚姻譚」の伝承も多いようです。アニメ映画でもよく知られている『美女と野獣』は、フランスの異類婚姻譚だそうです。フランスにも異類婚姻譚は多いそうです。昔は異類異形の宇宙人が地球にも来ていたようですが、地球を去っていったようです。「天女」の伝承も多いようです。異類混血がスター・ウォーズの原因となったという説もあるそうです。異類混血の場合は、“殺処理”をしたケースも多いそうです。つまり、昔は奇形の赤ん坊が生まれた時は、殺したと言われます。実際のところ、フィクションとナンフィクションの混じったと思われる荒唐無稽な話も多いようです。イルージョンの与太話の真偽の確認は誰でも無理な話でしょう。異類異形の宇宙人が来てイルージョンを使い、人間の女と交わったのかもしれません。

・金髪碧眼のノルディックという人間タイプの宇宙人も、プレアデス星人といわれています。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。が、厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのために、詳しくは分かりません。サタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人のエロヒムが「実験室で人間を創った」とクロード・ボリロン・ラエルというフランスのコンタクティが報告しています。リラ星人も人類の源流ともいわれ謎の多い宇宙人種族のようです。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。

・「人間を実験室で創った」といいますが、人間の魂や精神体をどのようにして創ったのでしょうか。サタンは、人類に進化すること3万年ともいわれています。またプレアデス星人は6000年、人類に進化しているそうです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といわれます。ホロコースト(大虐殺)にプレアデス人が関係していたとは驚きです。現代でもクローン技術を使って新たな生物を創ることは、神の摂理に反することでキリスト教会などから猛烈な抵抗を受けるそうです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようですが、神々に近い種族のようです。古代リラ星人は14万4千人いたそうですが、遺伝子操作による不死のテクノロジーを持つのでしょうか。
 人間の感覚やその時代の常識が通用しない世界の話が、異星人の話です。30年前には、日本で宇宙人とコンタクトして異星に行った日本人が本を書いたこともあったようです。当時、宇宙連合のメンバーが日本にも来ていたそうです。宇宙連合のメンバーは世界中で、一般人として潜入しているという話もあるそうです。彼等にしか分からない神人や異人のネットワークでもあるのでしょうか。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。

・「シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていた」そうで、「思念で人間を創ったシリウス星人」とフランス人のコンタクティ、クロード・ボリロン・ラエルで有名な「実験室で人間を創ったリラ星人」は、宇宙を2分する種族だそうです。神とシリウス星人のポジティブ・グループが、どのように最初の人間を創ったのか分かりませんが、天使のようなシリウス星人とサタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人が対立・抗争をしてスター・ウォーズになったともいわれているそうです。「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。「シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。シリウス星からやってきた宇宙の神である彼らは、今もなおオリオン座との絆を大切にしています。それはひとえにオリオン座が、彼らの祖先である太陽族の故郷であるからです」。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。

・「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。どうも天使のようなシリウス星人とリラ星人(悪魔)は相性が悪かったようです。現代では異類混血でもしているのでしょうか。シリウス星人にもポジティブ・グループとネガティブ・グループがいるそうで、宇宙が複雑怪奇になるそうです。昔は「火星霊人」と「金星蛇人」との対立からスター・ウォーズになったともいわれています。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が続いているそうです。
 ちなみにサタン(悪魔)や堕天使ルシファーという言葉は、現代風に言うと「遺伝子科学者の一団の名称だ」そうです。マッド・サイエンティストと言う言葉もありますが、異星人の科学者の集団同士が対立しているようです。ある宇宙人の科学者集団が遺伝子操作をして、さまざまなモンスター・タイプの生物を創ったそうです。現代でもダルシーの秘密基地ではおぞましい生体実験が行われているという話もあったようです。一般的には昔から「悪魔」という言葉は、善玉に対する悪玉で、全て悪いことの意味に使われております。言葉の意味が時代とともに変化しているようです。

・昔から手足の多い観音様の仏像などを地上でも多く見かけますが、宇宙連盟の宇宙母船の中では手足の多いバイオロボットが活躍しているという話もあるそうです。まるでハリウッド映画『スター・ウォーズ』の世界のようです。人類にとって一番重要な異星人の超科学や異星人情報がアバブ・トップシークレットにされ、封印されているそうです。「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象だ」そうです。また「天使は神の秘密諜報員である」ともいわれています。「異星人にとって、テレポーテーションのテクノロジーはそれほど難しくない技術だ」という具合に、超先進的な世界で、超テクノロジーの世界が異星人や神々の世界のようです。

・ナチスはアルデバランの異星人とコンタクトがあったそうです。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。ヒトラー、ナチスが崇拝した金髪碧眼のアーリア人種、ゲルマンの神々は、戦後米国に小柄なグレイとともに飛来した金髪碧眼のノルディックと似ているそうです。金髪碧眼といえば、ユダヤ人の血も入っているといわれたヒトラーと容貌がかけ離れています。ヒトラーが金髪碧眼だったとしたら、うまくナチスを運営できなかったことでしょう。ヒトラーは「ホワイトブラザーフッド(白色同胞団)のメンバーだった」という説もあるそうです。そして「異星人情報を公開しようとして暗殺されたケネディ大統領は、ナチスに関わる異星人グループが背景にいた」という奇説もあるようです。

・アガルタの地下世界への入口を見つけ出そうと躍起になっていたヒトラーは霊媒で、事実上、異次元のレプティリアン(爬虫類人)の繰り人形であったのでしょうか。ヒトラーはまた「霊界から来た男」ともいわれていました。異次元の「超人」たちに人格転換を受けたのかもしれません。「『超人』たちを非常に恐れていた」と側近が述べていたようです。
 反ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となったそうですが、表の協会と裏の秘密結社が存在したようです。ユダヤ人は多くの謎の中心的な話になりますが、「神の選民」ともいわれ、リラ星人の末裔、エロヒム系列の異星人の末裔なのかもしれません。ユダヤ人と日本人のつながりは、古代史の話題によくなりますが、日本にはリラ(琴座)星人も太古から飛来して、人間の創造に当たったそうです。

・68光年のかなたから火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人と、ナチスが崇拝した金髪碧眼のアーリアの超人たち、そして戦後の米国に現れた小人族のグレイと共に飛来した金髪碧眼のノルディックは、同じ種族なのでしょうか。厳密に言えば、プレアデス星人の金髪碧眼のノルディックとアルデバランの金髪碧眼の宇宙人は、微妙に違うそうです。
 現代のコンタクティたちは、テレパシーで情報を得ると言われますが、ヒトラーも霊媒であったといわれているそうです。“彼らとの通信方法”とはテレパシーだったと思われます。ヒトラーの生誕地は多くの霊媒がいることで有名だったようです。
 68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人とは、地球に最初に文明を打ち立てた異星人種族のようです。「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、と。神々の現在の住まいは、シャンバラにある」ともいわれます。フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われます。
 ヴリル・ソサイエティーのチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであり、そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていたそうです。

・70年前は、プレアデス星人とかリラ星人という言葉がなくて、“金星人”と“火星人”という言葉が使われていましたが、探査衛星などが火星や金星に近づきだしますと、“異次元の金星”とか“異次元の火星”という表現になりました。コンタクティによると異次元の裏金星や異次元の裏火星に都市があり壮大な文明が存在するそうです。超太古には「金星蛇人と火星霊人」の対立戦争があったそうです。
 そして、“金星人”と自称する宇宙人の話は多くの書籍になりました。しかし、“火星人”については彼らの秘密主義のためか、まとまった情報は出てこないようです。サナンダというキリストの転生体のマスター(大師)と葉巻型宇宙船で会見した日本人がいるそうです。またそのコンタクティ・グループが存在するそうです。「知る人ぞ知る」ということでしょうか。

・アシュター(銀河連合の総司令官と呼ばれる存在)という存在がよく米国のスピリチュアルな本で言及されます。アシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスターフッド)の空挺部隊のことだそうです。サナンダは神智学では サナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています。「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうです。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。

・膨大な犠牲者をだした第二次世界大戦の震源地ドイツでは、金髪碧眼のアーリアの超人たち、金髪碧眼のアルデバラン星人、現代でいえば宇宙人の金髪碧眼のノルディックが、陰で異次元からヒトラー・ナチスを操っていたのでしょうか。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。プレアデス人は古代リラ星人の末裔といわれます。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。

・「ドイツ語は悪魔の言葉」なのでしょうか。サンスクリット語(梵語)が神の言語とかともいわれています。異星人のモダンな言語がいくつかリークされているようです。米軍の秘密基地エリア51でもゼータ・レチクル星人の言語が使われているのでしょうか。「宇宙連盟」か「宇宙連合」に入れば、神々ともコンタクトできると思いますが、「地球はレベルが低すぎて加入できない」といわれていました。しかしながら、近年では米国やイスラエルがシリウス星人と「通商協定」を結んだそうで、ロシアや世界の国々でも、いろいろとコンタクトがあるようですが、すべて国家機密なのでしょうか。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。

・戦後米国に飛来した小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)なのでしょうか。金髪碧眼のノルディックはプレアデス星人ともいわれています。プレアデス星人は人類に6000年ほど進化しているといわれますが、宇宙連盟により、プレアデス星人よりも、はるかに進化している異星人種族とコンタクトがあるようです。高天原の昴(スバル)系の氏族とアースガルトやアガルタの地底系氏族という“陰と陽”の二系統の血脈の関わり、抗争の中で歴史は動いているようです。

・日本でも超太古、紀伊半島から異次元の地下世界へ“天の浮船”が往来しており、世界の中心地だったという“竹内文書”の説く説話もあり、金髪碧眼ばかりでなく黒目黒髪のマスター・レイス(支配人種)も存在していたのでしょうか。現代ではアルデバラン系列にも“東洋人タイプ”の異星人が宇宙連盟として存在しているのかもしれません。「日本民族の原郷となった惑星からも異星人がきている」とプレアデス星人のコンタクティ、スイスのビリー・マイヤーが述べています。

・「小柄なグレイの後に金髪碧眼のノルディックや赤毛のオレンジが来て、その後に東洋人タイプの異星人が来た」そうですが、宇宙人情報については、米国では『厳秘』のため、リークもないそうです。金髪碧眼のノルディックは位が高い異星人だそうで、バイオロボットのグレイを部下として使役しているそうです。東洋人タイプには、日本に関係する神々が混じっていたのでしょうか。また最後の方にきた“東洋人タイプ”は、位がより高い異星人だったのかもしれません。太古から現代まで日本人と「異星人つながり」はあったようですが、日本的な対応が限界のようです。

・日本ではキールの『モスマンの黙示』は、1984年3月に国書刊行会によって翻訳出版されています。キールの本はその他に『宇宙からの福音』(ボーダーランド文庫)、『不思議現象ファイル』(ボーダーランド文庫)、『4次元から来た怪獣』(大陸書房)などがあります。モスマンの出現は米国の当地では、大騒ぎになったようです。マオリッツオ・カヴァーロによると単なる有翼のUMA(未確認動物)ではなさそうです。なおウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)ではモスマンの鋼鉄像(ポイント・プレザントにある)も見られます。

・河童もUMAであるという説もあるそうですが、ゼータ・レチクル星人の一種であるグレイのようにいくつもの種類があるようです。そして人間と交流できた河童もいたようです。マオリッツオ・カヴァーロによると「河童は現在も海底基地にいる」そうです。小柄なグレイはバイオロボットであるという説もありますが、種族が数種類あるようで、ゼータ・レチクル星人のように異星人と分類できるものもあるようです。

・また長身のグレイはオリオン星人のリゲルと呼ばれ、人類に5万年進化しているともいわれています。アメリカ合衆国と秘密協定を結んだ異星人種族は、中世のファンタジー物語の「魔法使いのお婆さん」のように鼻が大きく曲がっているようなグレイの長身タイプといわれております。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。

・下記の生体実験をしている異星人グループのようです。アメリカ政府は秘密協定を結ぶ相手を間違ったともいわれているそうです。はるかに進化しているけれども「反人類」、「反キリスト」的な動きをしているようです。『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』にでてくる「獣の数字666」に関係するのかもしれません。

・アメリカ合衆国のダルシィ秘密基地の異星人については以下のような書籍情報があります。「なお、ダルシィ地下基地に居住する異星人は1種族ではなく、次の4種族で構成されている。
? 標準的グレイ族=身長1メートル20センチ前後。レティクル座ゼータ星出身。
? 長身グレイ族=身長2メートル10センチ前後。オリオン座リゲル系出身。
? ドラコ族=レプティリアン(爬虫類人)で身長2メートル前後。肌の色は白くて有翼。オリオン座ドラコ星系出身。基地全体を統括する支配階級。
? レプトイド族=身長2メートル前後。恐竜から進化した地球の先住民らしい。最下層の労働階級で、掃除や炊事、運搬など日常的な雑用を担当」とのことですが、ドラコ族のように「有翼の異星人」もいるようです。

・クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロもドラコやレプティリアンを見たといっております。長身のグレイ族の「オリオン座のリゲル人」が宇宙の過激派のようです。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったといわれます。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」そうです。
ガストン・ブートゥールは「古来、人間が戦争を起こす理由はただ一つしかない」と言って、その理由を「若者が増えすぎることにある」と指摘されています。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるという説もあります。



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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ
日本は津波による大きな被害をうけるだろう
・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

「神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・
「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」
「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
「日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」
「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」
「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」
「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」
「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」
「国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」
「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」
「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

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