子宮頸がんワクチンによる脳障害副反応 | |
[日本の政治] | |
2016年3月18日 2時21分の記事 | |
TBS系のJNNが、子宮頸がんワクチン摂取と副反応として脳障害が関連していることを国の研究班が発表したと報道しています。このニュースの中で副反応の障害に苦しむ女性が取り上げられています。彼女はけなげに頑張っていますが、本当に見ていて心が痛みます。16歳の時から現在までの5年間、障害に苦しめられているこの女性は、しっかりと歩くこともできず、そして脳障害があるので記憶力が低下している状況が続いています。今回、この障害とワクチンとの関係が言われているということは、明らかに薬害と考えますが、これは政治的な問題であり、そして無責任な政治家の引き起こした災いです。 「子宮頸がんワクチン副反応「脳に障害」 国研究班発表」(2016年3月17日 TBS)
なぜ、そのように政治の問題と言えるのか? 今から8年か9年ほど前、自公政権の時にこの子宮頸がんワクチン導入がはかられていましたが、その頃、国民新党本部に厚労省の役人を呼んでこのワクチンの導入を止めるべきと強く主張しています。国民新党は議員が10名そこそこの党でしたが、その中に2名の医師がいました。森田高元議員と自見庄三郎議員で、森田元議員は政治家になる前は臨床医で、自見元議員は政治家になる前、ハーバード大学で公衆衛生を教えてたなどした医師でした。そして、この子宮頸がんワクチンに関して反対をしていた時、どちらかが党の政審会長であったと思います。 この二人が子宮頸がんワクチン導入に反対したのは、このワクチンが効果を発揮する範囲が限定されているので、あまり効果的ではないこと、また臨床試験などが不十分で副作用の危険性があることなどでした。 どうしてそのような危険性があるものを強引に導入するのかとこの二人は非常に強い調子で厚労省の役人に詰め寄っていましたが、のれんに腕押し、全くこの主張は省みられませんでした。 しかし、今回、本当に残念なことですが、この時、この二人が述べていたことが証明され、そして被害者が生まれてしまっているということと考えます。 当時、ロイ・ファウチという米国人の医療・製薬系のロビイストが国民新党の本部に一度か二度、来ていたことを思いだします。この子宮頸がんワクチン導入を推進したのは米国系の製薬会社ですが、その製薬会社のロビーに当時の自公政権が乗って、導入実施が決まったと考えます。そして、自公両党の議員などが広告塔のようになり推進していたと考えますが、それらの議員は基本的に医学的な知見などなく推進した非常に無責任な状況であったと考えます。子宮頸がんワクチン導入を推進した議員に医学的な知見があったとはどうしても思えません。もし、医学的な知見があり、国民に対して責任を感じていれば、森田・自見両議員と同じ姿勢を示していたと考えます。子宮頸がんワクチン導入を推進した無責任な政治家は万死に値すると考えます。自公政権の議員は、この副反応に苦しむ女性が元に戻れるよう国を挙げて取り組みを推進するのは当然です。そして、野党はこのことを厳しく追求すべきでしょう。 予言します:TPPではこのようなケースが間違いなく頻発する 昨日もそうでしたが、連日、今はなき国民新党のことを書く事になってしまって、何か宣伝のようになっていますが、そういうつもりは毛頭ありません。実際、もう国民新党はありません。ただ、こうなってしまうのは、10年とか20年前に自公政権によって行われた政策の弊害が今、非常に色濃く出ていて、社会を苦しめているからなのです。かつて施行された盲目的なグローバル資本主義や新自由主義を推進する政策によって社会をゆがめるほどの問題が今、様々な形で明らかに現れているのです。言うまでもなく非正規労働の問題やこの子宮頸がんワクチン導入もグローバル資本主義の弊害なのです。現在の安倍政権は当然、その続きですから、今やその問題ある状況をさらに進めているのです。 したがって、今の状況は10年前に予見できるものであったわけです。私も元国民新党の政治家も言っていることは10年前とは何も変わりません。そして予見したように状況は日に日に悪くなっているわけです。 この20年間続いてきたグローバル資本主義や新自由主義の推進は、TPPにおいてその最終形となります。だから、今、日本が抱えている問題はTPP導入によって、必然的にさらに悪化していきます。そして、当然、TPPでは医療や健康保険の自由化などがありますから、TPPでは今回の子宮頸がんワクチン導入による副反応のようなケースが頻発していきます。そして間違いなく多くの人が地獄を見ます。そう予言します。 グローバル資本主義や新自由主義は、企業の儲けは考えますが、国民のことは考えません。このあまりにも明らかなことをわからない政治家が多すぎるのです。それが日本の悲劇の源です。 | |
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