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戦前と何も変わっていない?
[日本の政治]
2019年1月16日 0時0分の記事

昨日の本ブログ「戦前と何も変わっていない?」(2019年1月15日)の続きです。

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鮮明なポイント
ざっと日露関係の背景にこのようなことがあります。これらはザ・フナイでこれまで詳細に書いてきました。
先般の日露外相会議後、「ロシア外相、主権容認を要求 『北方領土』名称変更も迫る」(2019年1月14日 共同通信)と報道され、記事にはラブロフ外相の言葉として以下のようにあります。


南クリール諸島(北方領土)がロシア主権下にあることを含め第2次大戦の結果を日本が認めない限り、平和条約締結交渉の進展は困難との考えを示した。


日本の認識は第二次大戦の結果を認めない、戦前のままだということです。日本政府の見解は軍国主義であった戦前の政府のままで、いまだにその認識でロシアと対峙しているとロシア側はとっているわけです。非常に危険な状況であるわけです。
上記の政界地獄耳で取り上げられていた安倍首相の「北方領土に住むロシア人に帰属が日本に変わることを理解していただく」という発言が、ロシア側を硬化させたのは間違いないでしょうし、安倍首相はこのように発言して日露関係正常化をぶち壊すつもりでしょう。
このラブロフ外相のコメントの重要なポイントとしてあるのは、先の大戦ということ、そしてその時の日本と言うことなのです。つまり、過去の軍国主義を肯定する安倍政権へのロシア側の見解がここにあるわけです。
この日露関係において、日本側(安倍政権)が共同記者会見拒否を言ったりと、日本国内外への公明正大さというのが全く見られないのはあまりにもひどい状況と考えます。平和条約を結ぼうとしている交渉において、公明正大さがないという全く頓珍漢な対応を日本側はしていますが、非常に危険なもので、国を滅ぼすものです。その理由は上述しました。日露関係が正常化したときは、実は日本の右翼が終わるとき、戦前と戦後の構造が終わるときで、それは朝鮮戦争終焉もまた同じであると上述しました。
ロシアの姿勢のポイントは、日本の戦前の体制を認めないと言うことです。これは当たり前のことで、日本人のほとんどはこのことに同意するでしょう。上述の日本に存在する被害者意識に根ざした間違ったプロパガンダを鵜呑みにして、間違った見解を持っている人がいるかもしれませんが、日本がこの戦前の体制を認めないということに同意しないと同じ憂き目をいずれまた見ます。それははっきりしていることです。

韓国
日韓関係の悪化が最近、問題となっていますが、第二次安倍政権が発足して以来、日韓で未来志向と言う言葉が言われてきました。特に日本側にその言葉の発信が強かったと考えます。
しかし、安倍政権は戦前を肯定し、その体制を復活させようとする復古主義政権です。未来どころか過去を向いているわけです。そして、その過去に韓国、朝鮮半島や周辺国は苦しめられてきたわけです。そのような復古主義政権が日本に誕生して、韓国がそれに反発しない方がおかしいと考えます。そして、本当はその戦前に苦しめられてきた日本人もこの方向性を否定しなくてはいけないことです。
ただ、朴槿恵政権はその未来志向に乗りました。それは上述したように日韓で朝鮮戦争の構造を維持する利益を共有するグループですから当然と言えば、当然です。ただ、朝鮮戦争から解放され本来の韓国の利益を考えるのなら、明らかに朴槿恵政権は売国的と言えると考えます。
しかし、この利益を共有していないのが文在寅政権であるわけです。だから、朝鮮戦争終焉の時に現れ、それを推進して、同時に過去の日本の体制に関わることは全て否定しているわけです。それは当然のことで、上述のロシアも同じです。
これは当たり前のことなのです。例えば、現在のドイツに親ナチ政権やそのナチ時代への復古主義が明らかな政権が誕生したら、周辺国は当然、反発します。それを反ドイツ的な動きと言っても、また未来志向ではないと言っても、そのようなことは言うまでもなく通用しません。加害側で自滅した国が、その影響と被害を受けた国に過去を忘れて、未来を見ようと言っても、何を言っているのかと一蹴されるのが当たり前のことです。これは個人間においても同じです。
もし米国が原爆を落としたことを忘れようと日本側に言えば、日本は硬化するでしょうし、問題を悪化させます。今の日本はそう言うことを周辺国に言い、さらに政権は過去を肯定し、戻そうとする復古主義政権であるわけです。これが問題にならないはずがありません。そして、このことは日本人にとってもまた問題なのです。
徴用工の問題、慰安婦の問題、これは日韓の問題ということだけではなく、そもそも日本人の問題であるわけです。日本人も徴用され、慰安婦になり、途端の苦しみを味わいました。日本はその当事国だから日本人は問題にしないということなら、それは過去の軍国主義の時に日本人に向けられて言われたことと全く同じことでしかありません。つまり、その論理は軍国主義そのものであり、今の時代も軍国主義の論理で押し通すということなのです。
そう言う論理の中に今の安倍政権もありますが、それと一緒に朝日新聞なども同じ論理で論説を進めています。これでは戦前、軍国主義を進めた朝日新聞と同じであるのは一目瞭然です。

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くる天

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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