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古い世界観が間違いを起こす
[日本の政治]
2019年2月3日 23時55分の記事

以下の記事を見ると、2月末に米中が首脳会談をベトナムのダナンで開催することを検討していると報じられています。

「米中首脳会談か 27〜28日にベトナムで=中国紙」(2019年2月3日 スプートニク)

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記事には貿易問題協議のためと書かれていますが、開催時期と場所から米朝首脳会談と関連した朝鮮戦争に関わることは明らかです。この会談についてはまだ検討段階とのことですが、開催されれば米中朝の3者、もしくは米中と南北の4者での会談の可能性があります。そうなると朝鮮戦争終戦は明示的な方向に動くことが当然考えられます。3者、4者という形をとらなくともそのようになる可能性もあります。
基本的に世界は通商問題で動くことはありません。

さて、この朝鮮戦争の終戦というのは、第二次世界大戦後(冷戦期)の構図と構造の収束・終息という世界的な流れの中で生じていることです。この中に米国が世界の警察官をやめるとか、朝鮮戦争の終戦、バチカンと中国の和解や覇権構造の転換などがあるわけですが、この動きは昨日今日から始まったことではなく、何年も前から準備されてきたことです。このようなことはザ・フナイで何年も前から指摘し、その理由も書いてきました。
このような世界的な大きな変化と新しい時代への動きは、当然、日本の国内事情にも関わりますし、韓国の国内事情にも関わります。しかし、この動きに対してこれまでの第二次世界大戦後(冷戦期)の構造を残そうというその構造に依拠してきた既得権者の動きがあります。それは日韓で言えば、最近の本ブログで指摘している日本の右翼と韓国の保守派ですが、それらはこれまでの構造に依拠し、その構造が存立基盤なので崩れては困るわけで、その自己都合が世界の新しい流れの障害となり、足を引っ張ってきたわけです。東アジアで言えば、それは朝鮮戦争の終焉と日露関係の改善にポイントがあります。
これら障害となっている勢力は冷戦期の構造に依拠していますから、当然、その主張も冷戦構造を延命させようと必死であるわけです。以下の記事を見るとそれがありありと見て取れます。

「【正論7月号】文在寅、自由の破壊 いよいよ韓国の赤化が始まった 元韓国駐日公使 洪● 」(2018年6月10日 正論)

「韓国が『レッドチーム入り』宣言 国防白書から『北は敵』削除 識者『「中国寄り、米国離れ」鮮明』」(2019年1月16日 夕刊フジ)

「米朝対話の陰で制裁破り 中露に加え韓国も 『北に進展なし』『瀬取りは大幅増加』」(2019年1月31日 産経新聞)

「日韓対立に便乗、北朝鮮が狙う「冠のひも」戦術とは」(2019年2月3日 産経新聞)

皆同じ系列の記事ですが、これらは朝鮮半島での戦争終結は、中露朝のレッドチームに韓国が入り、赤化の動きと言っているわけです。レッドチームや赤化とは冷戦期の共産圏ということで、これらの記事は要するに冷戦時の見方でしかものを見ていないですし、その見方で対立の構造をつくり出しているわけです。この論の先には勝共連合という冷戦期での右翼の事象があるわけで、それは韓国の保守派と繋がっているわけです。
そのようなレッドチームの動きがあって、その動きに今や米国も米朝での対話に動いているわけです。そうなるとこれもレッドチームの動きと言うことになりますが、それでは米国も赤で、今の日本はその米国の軍隊に押さえられているわけで、なぜそれを批判しないのかと必然的な疑問が生じます。赤の米国は出ていけと言うべきでしょう。もちろん、米は赤ではありませんが。冷戦構造を残すためにはそう言えないわけです。
また日本の貿易相手国としては中国が米国を抜いてトップであるわけですが、産経が言うレッドチームの中国との関係を断交するよう日本の経済界や政府にフジ・産経は毎日、毎時間、声を大にして叫ばないのか不思議でなりません。それに「『プライムニュース』韓国人ヘイト報道は氷山の一角! 韓国人差別を日常的に垂れ流すワイドショーの害悪」(2019年1月29日 リテラ)で報じられているように、韓国人に対してネガティブな評価をしておいて、なぜその人たちがつくった韓流ドラマをBSで毎日のように流しているのでしょうか? 韓流ドラマを流すのは問題ないと考えますが、このフジの姿勢はあまりにも矛盾していて、自己都合の欺瞞になっています。韓国保守派などとの繋がりがあるからなのでしょうか? いずれにせよ、主張に一貫したものがなく、ご都合主義の自己都合と言うことは非常にわかりやすいと思います。
そして上記一番下の記事は、世界の情勢と全く別次元の視点となっています。既に昨日の本ブログ「とてもわかりやすい」(2019年2月2日)でも触れましたが、昨年4月27日の南北首脳会談で南北は朝鮮半島でこれ以上戦争はなく、新たな平和な時代が開かれたと宣言しています。それと反対を行き、この流れを攻撃しているのが産経新聞であり、中央日報や朝鮮日報で、その視点は基本的に同じであるわけです。その理由は既に書いてきました。
つまり、この日本の右翼の主張は現状、世界の動きから乖離していて、完全に反対に動いているということなのです。もちろん、このことは自由民主党、安倍政権もイコールと言うことです。それは、今の日本と日本人は右翼のために世界的に孤立化を始め、大変に危険な状況に既に陥っていると言うことなのです。
レッドチームという表現を使うのも、日本での一般的の世界観がまだ冷戦期のままだからでしょう。そして、そのような古い世界観が人々と国を間違った方向に動かしているわけです。もちろん、そうなるのはフジ・産経だけではなく全てのマスコミの世界観が古く、これまでの朝鮮戦争の構造に依拠しているからです。だから、このことは朝日新聞も例外ではないわけです。

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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