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くる天
プロフィール
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、爾来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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新しい時代への方向
[日本の政治]
2020年4月21日 22時53分の記事

以下の日本経済新聞に掲載された日本電産の永守会長兼CEOのインタビュー記事には大変に良い言葉がたくさんあります。
新型コロナウイルスに加え原油WTI先物期近5月物がマイナスをつけたり、金正恩氏の健康問題などが報じられていますが、こちらの永守会長の記事の方が大事であると考えますので、少し見つめてみます。因みにWTIや金正恩氏の問題は、すでに2月にあった動きに連動している可能性が高いと考えます。そのことについては詳しくオンライン勉強会で取り上げることにします。近日公開予定です。

「日本電産・永守氏、新型コロナ『利益至上』見直す契機 コロナと世界(9)」(2020年4月20日 日本経済新聞)

(※ 本記事は掲載から1週間が経つと有料記事になります)

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さて、このインタビュー記事の見出しからして、とても良いものです。本当に。見出しには「『利益至上』見直す契機」とあります。本ブログ「発想の転換、やはりこれからは大きく変える」(2020年4月13日)で「経済が大切なら、今までとはまったく逆の発想と視点で見ないとこの危機は突破できない」と書きましたが、まさにそれと同じことをおっしゃっているわけです。私は経済を重視してこのような書き、経済を重視するのならこれまでとはまったく次元が違う発想にならなければダメだと書いたわけです。したがって、これまでのやり方や思考で成功して表舞台に立った人は、思考を変えないと取り残されてしまうわけです。だからこそ、これからは表が裏になり、裏が表になるのです。
永守会長のお言葉を見てさすがだなと思いました。常に時流と時代の趨勢を見つめているのだと心から感心しました。昨年の私の勉強会でも永守会長のお言葉を取り上げているのですが、このように今年も取り上げることになり、そのお言葉を見て改めてしっかりしておられるなと心から思いました。時代が変わる、それも次元が違って変わるというのは、何も若者や派手で目立つ人物(表)が、次代を担うというわけではないのです。次代を担う者は、言うまでなくその変化をしっかりと捉えた者です。そして、それができるのは、基本的にこれまで表にいた人々ではないのです。だからこそ、永守会長のようにずっと第一線で活躍されてきた方が、次代をしっかりと見据えているというのは、やはり大変なご努力の賜物と心から考えます。
このインタビュー記事の最後には以下のように書かれています。大変に良いお言葉です。特に「社員が幸せを感じる働きやすい会社にする」は本当によく、これはそのまま政治に置き換えて「国民が幸せを感じる生きやすい社会にする」ということになります。そして、これが単なる理想論ではなく、まさしくこれからの時代の要諦なのです。そう、これまでずっとザ・フナイの連載で4年以上前から指摘してきました。


「利益を追求するだけでなく、自然と共存する考え方に変えるべきだ。地球温暖化がウイルス感染に影響を及ぼすとの説もある。自然に逆らう経営はいけない。今回は戒めになったはずだ」
「50年、自分の手法がすべて正しいと思って経営してきた。だが今回、それは間違っていた。テレワークも信用してなかった。収益が一時的に落ちても、社員が幸せを感じる働きやすい会社にする。そのために50くらい変えるべき項目を考えた。反省する時間をもらっていると思い、日本の経営者も自身の手法を考えてほしい」


さて、以下の記事では、新型コロナウイルスで日本人の87%が通勤・通学において感染の不安を感じていて、一方で通勤・通学を避けると答えたのは18%にすぎないことが報じられています。つまり、80%ほどの人々が不安の中で通勤・通学をしている実態がそこにあるわけです。そして、何よりもこのような状態では人々や社会は長くは持ちませんし、また、そのような状態は確実に人々と日本社会を荒廃させていきます。さらにそれは間違いなく日本の経済を荒廃させていくのです。ですので、上記の永守会長のお言葉は、もう既に非常に重みのあるものなのです。そして、それは理想論などでは全くない、ものすごい現実論なのです。このことを理想論と考えてはならないのです。

「通勤避ける、日本最低18% 新型コロナ対策、国際調査」(2020年4月21日 共同通信)


一方、以下のアクセスジャーナルの記事では、新型コロナウイルスに感染した清水建設の社員が、社員寮で自宅待機となっていたにも関わらず、まったくケアをされずに孤独死をしていたことが報じられています。詳細は以下のリンクをご覧いただきたいのですが、これが本当なら大変なことです。

「『清水建設』コロナ感染死社員に関して伏せられていること」(2020年4月18日 アクセスジャーナル)

この亡くなられた社員の方は、他の社員の方への感染を避けるために、自分でお弁当を外に買いに行ったとこの記事には書かれています。誰にもケアをされていないからですが、このように外出すれば一方で不特定多数の一般の方への感染の可能性を大きく広げてしまいます。そして、そのあげく、誰にも知られることもない孤独死という結末を招いたわけです。さすがに震えるほど怒りを感じます。このような社員や一般社会への杜撰な対応が果たして許されるのでしょうか? 社員ではなく人が正しい書きか方ですが、まさに人と社会への杜撰で身勝手な対応です。このような記事になったのは、腹にすねた社員がアクセスジャーナルに話しを持っていったからかもしれません。
本ブログ「ナメクジのようにのろい(sluggish)と言われる始末 廖複横娃横闇4月18日)で、韓国では早期のPCR検査で感染者発見をし、感染者の早期隔離で防疫に成功していることを書きましたが、そこでデイリー新潮の記事「世界から賞賛された『韓国』の新型コロナ対策 『この時期、韓国にいて良かった』という日本人も」(2020年4月16日)い書かれている韓国での自宅療養となった方々へしっかりとしたケアについて取り上げました。
そして、同ブログ記事では「自宅療養になって感染者が生活必需品を買いに外出すると感染が広がるからですが、日本はしっかりとやっているのでしょうか?」と書きましたので、上述の一件は本当に憤慨するのです。
デイリー新潮の記事には以下のように書かれています。日本の社会は本当にダメになっていると思います。日本政府は早期発見のためのPCR検査もしない、一方で隔離された社員は誰からもケアされず孤独死する社会が、今の日本なのです。


「自宅療養」となった人には自治体から生活必需品をそろえた“自宅隔離セット”が無料で提供される。中身はレトルトご飯、インスタント麺、水といった食料品から、歯磨きセット、石鹸、トイレットペーパー、ウェットティッシュ等の衛生用品までそろっている。また、市の職員が訪れ、検温チェックもあるという。
 日本がろくにPCR検査を行わず、少しずつ感染者を増やしていた頃、韓国では積極的にPCR検査を行いながらこうして医療崩壊を防いでいたのだ。


このように観て、日韓のどちらに未来があるかと言えば、間違いなく今のままでは韓国の方でしょう。ですので、日本に未来があるように、私たちはこの日本を変えていかなければならないのです。これからどうするかという問いかけが今の日本人一人一人に間違いなく必要なのです。
本ブログ「発想の転換、やはりこれからは大きく変える」(2020年4月13日)では、以下のように書きました。再掲します。


現状、一つだけはっきり言えることは、経済が大切なら、今までとはまったく逆の発想と視点で見ないとこの危機は突破できないということです。これまで上ばかりを見て対処してきたのなら、これからはもっとも根底を見つめなければならないのです。これまで強い者を見てきたのなら、これからは弱い者を見なくてはならないのです。これまで利と理を見つめたなら、これからは情と愛を見なくてはならないのです。そして、これからは何よりも生命を見つめなければなりません。ポピュレーションセオリー、生命の平等なのです。これまでとすべてが反対になっていくのです。そういう時代なのです。だから、表は裏になり、裏は表になるのです。それは何があっても変えらません。そして、そうしなくてはならないのです。
また私の勉強会の皆様にはすでにもう一つのポイントをお伝えしました。それは、問うべきは、これから社会はどうなるかではないのです。マーケッティング思考、受け身の思考ではないのです。問うべきは、これから社会を良くするにはどうしたいのか、皆が幸せになるためにはどうするのか、なのです。皆さんの意志の問題なのです。そしてこれから、表は裏になり、裏は表になるのです。


このことに加えて何度も申し上げていますが、とにかくすべてにおいて生に焦点を置く、そして生をあくまでも肯定することが社会や政治、私たちにとって何よりも重要なことになります。そして、すでにそうなっています。これからの新しい時代の要諦は、これまでザ・フナイでの連載で4年以上前から指摘してきた通り、人々の生存であり、人類の生存であり、そして生命論なのです。このことを中心にしてこれからは世界は回っていきます。むしろそうしないと何も回っていかないのです。

永守会長のインタビュー記事で、以下の部分には賛同できません。まず第三次世界大戦と戦争と言うことを前提で考えいらっしゃるのはいずれにせよ、私が申し上げてきたことと違います。戦争は死を肯定することに繋がります。そして、そうなると必ず亡びます。このことは本ブログ「この緊急時にこの政権の遅さは致命的 廖複横娃横闇4月16日)で申し上げました。
また、以下の下段のサプライチェーンやグローバル化については、今後の世界を読み解く鍵は、グローバル化ということに拘泥することではないと考えます。新しい時代のポイントは、上述のように人々の生存であり、人類の生存なのです。ですので、そのために最善の体制を作り上げることがすべてになります。そして、それしか生き残ってはいかないでしょう。


――新型コロナの猛威に多くの企業は立ちすくんでいます。
「今は見えない敵と戦う第3次世界大戦だ。当社は40カ国以上に工場があり様々な情報が錯綜(さくそう)する。指揮官の私が全貌を把握し、すべて決める体制にした」
――国境をまたいだ企業のサプライチェーン(供給網)が分断され、グローバル化の限界が指摘されます。
「逆だ。もっともっと進む。自国にサプライチェーンを全部戻すのはリスクを増すだけだ。40カ国以上に工場を持ち、リスクを分散したと思っていたが、部品のサプライチェーンまで思いが完全には至っていなかった。猛省している。もう一回コロナ感染が広がったらどうするのかを考え、数年かけて作り替える」

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