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安倍政権の大罪
[日本の政治]
2022年7月15日 0時0分の記事

今冬、電力が逼迫するので、原発を再稼働すると総理の岸田氏が言明しました。この説明には、電力が逼迫するだろう原因は何も言われていません。11年前に原発事故が生じて、その後、全原発が停止しても、これまで乗り切れてきたのに、今さら、なぜ逼迫するのか? 実はここに最大の問題点があるわけです。

・ 『【速報】岸田総理「今冬に最大9基の原発稼働」表明 電力の安定供給のため』(2022年7月14日 TBS)

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この11年間の猶予があっても、何も改善されず、今になって電力逼迫という事態に陥るのは、この11年間の大半の期間に政権を担当していた安倍晋三さんが、原発にこだわりすぎて、他の電力源開発に何もしていなかったからでしょう。ここにも安倍最長期政権の大罪が今になってあらわれているわけです。
まずは、このことから徹底して追及すべきなのは当然のことです。
この一件を観ても明らかですが、安倍政権は問題だらけでしたから、『国葬』という形で安倍晋三さんを悲劇のヒーローとしてすべてを美化して、問題を糊塗しないと、岸田政権も自民党も今後持続できないと言うことははっきりしています。
しかし、そんなにことは思惑通りに進むのだろうかと考えます。今回の安倍晋三さん射殺事件は、実行犯と安倍晋三さん・岸信介さんと統一教会ということが最大のポイントになっているわけで、その実相は戦後政治の闇です。その闇から発生した今回の安倍晋三さん射殺事件は、統一教会という極めて非民主的な組織の跋扈を許した自民党政治のまさに結果であると考えます。勝共連合がいかに言論弾圧に動いてきたか? そういうことが問われて行かなければなりません。それともまた同じことを自民党などはするつもりなのでしょうか?
自民党政治が自らまいた種で生み出されてしまった今回の安倍晋三さん射殺事件と、そのために生じた安倍晋三さんの死を『国葬』とすることが『民主主義を断固として守る決意を示すもの』というのは、少し論理が飛躍しすぎていると考えます。実際、安倍晋三さんとその一派の方々は、民主主義や言論の自由を否定する発言が極めて多かったと考えます。そういうことを今さら不問に付して、糊塗して、安倍晋三さんの射殺事件の国葬を民主主義を守る象徴と矛盾したことをいってみても、結局は、そのことが自民党を破壊するだけの話しになるだけでしょう。
現状、もっとも問われていることは、自民党の残された時間なのです。そういうことが、今冬、電力逼迫のために原発再起動という自民党政治の失敗を、堂々と岸田氏が述べる姿にありありとあらわれているわけです。

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プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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