デイリー新潮の記事が意味すること その1 | ||
[日本の政治] | ||
2022年7月28日 0時2分の記事 | ||
以下のデイリー新潮の記事では、「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まるといわれていました」と書かれています。まさに本ブログ『現状を考える上で非常に重要な記述』(2022年7月22日)で書いたことが、裏づけられました。 ・ 『統一教会の政界汚染、支援対象は「安倍さんの一存だった」 恩恵を受けた子飼い議員の名』(2022年7月27日 デイリー新潮)
同ブログでは以下のように書きました。
ある程度、永田町にいれば、このことは半ば常識の範疇のことと考えます。ただ、確たる証拠がないので『私の心証としては』と書いたのです。 そして、さらにあくまでも『私の心証として』言うのなら、安倍晋三さんと統一教会の関係性は、安倍晋三さんの私兵というか、使用人というか、安倍晋三さんの私設部隊が統一教会であると考えています。これは岸信介さんの時代から考えますし、だからこそ岸信介さんの自宅の隣か、一画が統一教会の本部であったのでしょう。このようなことは、大物の政治家の書生と同じ位置づけだと私は考えています。 そういう岸信介さんの時代から続く統一教会との関係性が、安倍晋三さんの時代までまったく変ることなく脈々と続いてきたのだと考えます。だから、安倍晋三さんは、統一教会に関係する数多いる政治家とは違い、安倍晋三さんが統一教会の中心点であると考えています。 そして、さらにそのような中心点だからこそ、上記のデイリー新潮の記事のように安倍晋三さんが統一教会の票を差配すると言うことができるわけです。票を差配すると言うことは、一票一票を意のままに動かせると言うことなのですから、中心でなければそのようなことはできません。統一教会が安倍晋三さんの意に従って動くからこそ、票を差配できるのです。そこにはっきりとこの両者の関係性が表れています。上記のデイリー新潮の記事の意味は、このようなところにあるのです。 歴史的に見れば、自民党、55年体制は岸信介さんがつくったものです。それが、自民党と統一教会との関係と考えます。 このようにみれば、統一教会と関係があるとオモテにでた政治家は、その支持者、運動員の中に統一教会関係者がいることは、間違いないでしょう。その政治家本人も統一教会関係者と考えても問題はないと考えます。むしろ、彼らはそれを誇りにしていたことでしょう。 逆に言えば、統一教会のイベントや行事に呼ばれている政治家というのは、統一教会から好かれている人、もっとはっきり言えば統一教会の教義と思想に非常に親和性のある政治家と統一教会から認定されているということなのです。そういう思想をもった政治家がいかなるものか。国民においてその判断をする必要は確実にあると考えます。 有田芳生さんは、統一教会のイベントや行事には呼ばれません。それは、統一教会との親和性がないからです。一般的な思想や見解は、この有田さんのスタンスにとても近いわけです。したがって、統一教会のイベントや行事に呼ばれる政治家と、有田芳生さんが呼ばれないこととのコントラストが、統一教会のイベントや行事に呼ばれる政治家の本質を示すものなのです。単に関係しているという軽いレベルではありません。 以下の記事に出てくる政治家は一名を除きすべてそうでしょう。一名とは岸信夫さんのことです。岸信夫さんは、岸信介さん、安倍晋三さんと同じ位置づけと考えます。 ・ 『【“統一教会”と政界】自民党は教団から「大きな力を頂いている」と発言』(2022年7月27日 日本テレビ) ・ 『【“統一教会”と国会議員】関連団体の月刊誌に大臣室での写真も』(2022年7月27日 日本テレビ) ・ 『教会での集会・選挙スタッフも教団側から派遣 元選挙スタッフが証言 現職閣僚と教団との関わりも次々と明らかに…岸防衛大臣「選挙の際はお手伝い頂いた」|TBS NEWS DIG』(2022年7月27日 TBS) このような政治家は、野党にも多からず存在するわけです。それが、野党の体たらくの本質的な原因と考えます。そういう野党は、この宿痾をしっかりと取り除き、綺麗にして出直さないと、これから地獄を見ることになると考えます。時代は大きく確実に変っていくのです。 | ||
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