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キシダ政権支持率29%が意味すること その2
[日本の政治]
2022年9月21日 0時29分の記事

昨日の本ブログ「キシダ政権支持率29%が意味すること その1」(2022年9月20日)の続きです。

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○ これからは『アベ政治』への対応で浮沈が決する
それでは、そのキシダの誤算の原因はどこにあったのか?
その誤算の原因は、キシダが、国民の中にあるアベ政治への強烈な嫌悪・批判についてほとんど考えていなかったことにあります。
ただ、それは当たり前なのです。なぜなら、そもそもキシダ政権自体が発足前から安倍晋三さんの傀儡政権だからです。このことは上掲の本ブログ『『統一教会』と断絶するなら安倍晋三さんの所謂『国葬』は中止すべき その2』(2022年9月1日)で書きました。
キシダ政権は安倍晋三さんの傀儡政権ですから、この毎日新聞の世論調査のように国民の62%が反対し、賛成がたったの27%である安倍晋三さんの所謂『国葬』を強行するという愚行をせざるを得ないわけです。また、上述のように安倍晋三さんの側近で統一教会とズブズブの関係と指摘された萩生田にも頭が上がらないわけです。
それにキシダ政権はこの所謂『国葬』をやって当然と今でも思っていることと考えます。ですから、上述のように、国民が間違った判断をしているから『今は耐え忍ぶしかない』、『世論調査の数字に一喜一憂せず、やることをやるしかない』という反応が出てくるわけです。とてもわかりやすい。
しかし、ネットを見ていると、ときおり、キシダさんは宏池会でハト派で、安倍的要素やアベ政治を排除するために動いていらっしゃる『正義の味方』だという『珍説』を振りまく人がいます。もちろん、そんなことはまったくないのです。もし、そうなら、私もしっかりと評価し、書きますが、現状においてそういうものは私には見えていません。
むしろ、そういう珍説がキシダ政権の本質であるアベ政治を温存させることに繋がると考えています。キシダ政権の本質であるアベ政治は、以下のように防衛費増額のための増税を言い始めるところにもはっきりと出ていると考えます。これは、以下の2つ目の記事のように、安倍晋三さんの側近で統一教会とズブズブの萩生田の言っていることを、キシダ政権が踏襲しているということを表しているのです。
上述のように、キシダ・萩生田のコンビは安倍晋三さんの意向によって育まれ、そこには憲法改正、戦争ということがあるのです。そういうことが以下の2つの記事にしっかりと現われているのです。また、上述の総合経済対策について萩生田に頭が上がらないキシダについてのFLASHの記事もまったく同じことを意味するものです。
キシダは今でもアベ政治の言いなりなのです。そして、キシダは明らかに『ウィズ・トウイツ』をいまだ続けているのです。

・ 『防衛費財源に法人税 金融所得、たばこ増税も検討―政府・与党、税調で議論へ』(2022年9月16日 時事通信)

・ 『防衛費増額「GDP比2%では足りない」 萩生田氏、教団問題も釈明』(2022年8月20日 朝日新聞)


そして、防衛問題を表に出して外部に敵をつくり、国民の政府・与党に対する批判の目をその敵の方向ににそらしていく。上述したキシダ政権周辺が『外交に力を入れて国民の理解を得る』という本当の意味が、上記の防衛費についての二つの記事にはっきり現われています。そして、今後、必ず戦争と言う方向性が出てくるのです。このように観てくれば、以下の昨日配信された戦争屋バイデン(ハリス)の台湾についての対中国戦争についての記事は非常にわかりやすいものです。もちろん、このことは日本に最も関わることなのです。バイデンは戦争屋ですからね。ペロシもです。

・ 『バイデン大統領「中国が台湾攻撃なら米軍が守る」とテレビ番組で明言』(2022年9月19日 テレビ朝日)


しかし、断言し、警鐘をならしますが、この方向性は日本を必ず亡ぼします。このようになることは5年以上前からザ・フナイの連載で予言・予測していますが、必ず日本を亡ぼすことになります。そして、将来、このことに気がついたときには、はっきり言って遅いのです。ただ、世の中、分からない人ばかりだと思いますので、どんどん窮地に向ってしまうのだろうなと考えています。
これからの時代において、日本が生き残り、大きな成長を遂げるには、『善隣外交と平和国家建設』の方向しかないのです。この『平和国家建設(確立)』というのは、本ブログ『平和国家確立(建設)の詔』(2022年6月22日)に書きましたように、1945年(昭和20年)9月4日、終戦直後に開かれた第88回帝国議会の開会式で昭和天皇の『國體の精華を發揮して信義を世界に布き平和國家を確立して人類の文化に寄與せむこと』という詔からはじまるわが国の国是なのです。そこに平和憲法もあるのです。この国是にしたがって、これからも私たちは生きていかなければならないのです。
それに、例え防衛費を今の10倍にしても平和は訪れません。むしろ結果はその逆で、平和は損なわれ、かつて破滅・消滅に至った戦争の道をひた走ることになります。そして、その過程では、国民の富は海外などの軍事メーカーに吸上げられていくだけで、さらに経済は下降し、社会は崩壊していきます。そこで日本国民は本当の地獄を味わうでしょう。しかし、そう気がついたときには遅く、そのときはきっと悔やむことでしょう。ただ、もちろん、そう悔やむことができるのは、その戦争の時代に生き残れていればの話です。今の若い世代の言論を聞いていると、その方向に喜んで進んでいると確信しますので、とても危険だなと心から思っています。

「キシダ政権支持率29%が意味すること その3」(2022年9月21日)へ続く。

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くる天

◎ 必読の書

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◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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