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キシダ政権支持率29%が意味すること その7
[日本の政治]
2022年9月21日 12時7分の記事

昨日の本ブログ「キシダ政権支持率29%が意味すること その6」(2022年9月21日)の続きです。


「キシダ政権支持率29%が意味すること その1」(2022年9月20日)

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○ アベ政治の結果、安倍晋三さんの所謂『国葬』に国民の半数以上が反対するのは当たり前 それが政治家・安倍晋三さんについての評価
韓国のカルト団体と一心同体と思えるほどの関係を持っていた安倍晋三さんの政権は、日本のために色々とやっていると言いながら、不正の疑惑のオンパレード、国民にはウソをつきまくり、蓋を開けたら韓国に抜かれていたという、まさに韓国寄りの結果となっているわけです。
アベ政治には、日本国民を愛さず、不誠実に対応して、一部としてでも韓国や韓国のカルト団体などを富ませるような側面が厳然としてあります。こういうのを売国というのなら売国と考えますし、こういうのを反日というのなら反日と考えます。
なにせ、韓国のカルト団体は多くの日本国民の生活や人生を蹂躙し、日本国民の家庭を破壊してきたのですから、これが反日でなければ何なのでしょうか。反日とは日本国民の命を大切にせず、家庭を壊し、社会を壊し、日本人を愛さず、尊重せず、日本人に誠実に接しないことです。したがって、安倍晋三さんが日本国民にウソをつきまくったことだけで、それは『反日』であり、『国賊』や『お前が国難』と言われても仕方がないことなのです。
そして、そう言うアベ政治を擁護してきたのがアベ応援団であるわけで、アベ政治とアベ応援団に煽動されて愛国、美しい国・日本、クールジャパンとオナニーをやり続けてきた結果、日本は完全におかしくなってしまっています。
ただ、私は反韓・嫌韓ではありません。それに韓国の方々の大半は統一教会とは無関係でしょう。
私はしっかりと韓国の人々と信頼関係を作るべきであると考えています。そのために、ちょっとですが韓国語も勉強しました。同時に日本の政治は日本の国民を第一に考えて大事にしなくてはならないと考えています。このことは今の日本の右翼や自民党にないことです。彼らは日本国民を大事にはしない。アジアの人々も大事にしない。それは戦前・戦中から一貫して行なっていることなのです。あの戦争自体がそういう意味なのです。
過去において、日本の植民地統治や戦争・軍国主義、徴用工・慰安婦の問題など、日本と韓国をはじめとする東アジア諸国とは、多くの問題があります。これらの問題については、日本は真摯に認め、反省し、謝罪していかなければなりません。そして対話と友好を促進して、平和の東アジアをつくっていかなければなりませんし、日本はその中心にならなければならないのです。私が申し上げてきた平和国家建設(確立)と善隣外交しか、日本の生きる道はないのです。これは断言します。
『平和国家建設(確立)、善隣外交』は、上述した1945年(昭和20年)9月4日、終戦直後に開かれた第88回帝国議会の開会式で昭和天皇の『國體の精華を發揮して信義を世界に布き平和國家を確立して人類の文化に寄與せむこと』という詔からはじまるわが国の国是なのです。
しかし、だからといって、日本国民を差し置き、虐げ、その上、韓国や他国を富ませるようなことを日本の政治家がして良いと言うことではまったくありません。安倍晋三さんのやっていたことは、戦争にひた走り、敵対的な外交を繰り広げ、しかし、蓋を開けたら、日本国民には何のプラスになっていないことばかりなのです。だから『国賊』や『お前が国難』と言われるのです。当たり前です。
それが、所謂『国葬』に国民の半数以上が反対するという異常事態の本質なのです。


○ 従軍慰安婦問題についての私の見解と心からのお詫び
私の従軍慰安婦問題についての見解は、『ザ・フナイ 2018年5月号』(148頁)で以下のように申し上げました。この件についても私の不明を改めてお詫びしなくてはなりません。

 
日本の国民はこの従軍慰安婦の問題をしっかりと考えなくてはならないわけです。韓国の日本に対する攻撃と受け止めれば、それは日本人が受けた苦痛を忘れるというだけなのです。
むしろ、従軍慰安婦問題を単に韓国との対外的問題に矮小化することは、日本人の従軍慰安婦問題や先の大戦についての本質を私たちが見落とす結果になります。一月に韓国政府が日韓慰安婦合意をめぐり新方針を表明したとき、再交渉を求めないと言っていたのですから、そのとき「日本はこの過去の問題について韓国国民とともに真摯に見つめ、併せて両国で将来を見つめます」と未来志向を言うべきであったと考えます。それを一ミリたりとも動かさないという日本側の対応は明らかに外交の硬直化を招き、さらに日本人の慰安婦問題や先の大戦の問題点が完全に見過ごされる結果になっています。
本誌二〇一七年九月号で、かつて私が保守論壇で述べた慰安婦問題についての発言の誤りを認めました。そして、これからも必要であれば私は何度でも自分の誤りを告白します。なぜなら、それが正しく、そしてそれが必要だからです。同号で書いたようにこの問題には真摯に日本人は向き合わなければなりません。それは対外関係という側面もありますが、何より自分たちの問題であるからです。そして、必要なら何度でも韓国に謝罪すべきでしょう。それは、それが日本人にとって必要だからです。




この『一月に韓国政府が日韓慰安婦合意をめぐり新方針を表明』とは2018年1月の韓国の文在寅政権、康京和外相が発表したものです。その韓国側の新方針の発表に対して、日本側は『日本はこの過去の問題について韓国国民とともに真摯に見つめ、併せて両国で将来を見つめます』と言って、信頼関係の構築に動くべきと申し上げたのが上記の文です。そうしていれば、韓国側の文在寅政権と日本の関係はとても良好なものになっていたことでしょう。そして、日韓は繁栄していたはずです。
なぜなら、文在寅政権自体は反日ではないからです。以下でも取り上げていますが、2017年6月22日のハンギョレは、文大統領が日本の法的責任の認定と公式謝罪の必要性を述べると同時に、この問題に拘泥して両国関係発展の妨げにならないようにとも述べていることを報じているのです。その上で、その半年後に、上記のように『再交渉を求めない』と韓国側は言っているのです。あきらかに反日ではありません。
要するに文在寅政権が憎んでいるのは、日本の軍国主義とそれを崇拝する右翼、そして過去の過ちを認めない日本の姿勢なのです。それは筋が通っていることです。私でさえも同じようにこのことには反感をもちます。
ですので、日本側に『この過去の問題について韓国国民とともに真摯に見つめ、謝罪し、併せて両国で将来を見つる』という姿勢があれば、日本としっかりとやっていきましょうというのが文在寅政権の本質であっと考えます。それはまったく反日ではないのです。
それを反日と言ったのは、文在寅政権や韓国のリベラルが問題視している日本の軍国主義とそれを崇拝する右翼なのです。自分たちが否定されているので、それを反日という言葉を使って、攻撃していたに過ぎないのです。

・ 『韓国、慰安婦問題に10億円拠出』(2018年1月20日 ロイイター)


したがって、このときの日本の政権である日本の軍国主義とそれを崇拝する右翼アベ政権は、その韓国側の新方針を認めず、これまでの合意を1ミリたりとも動かさないと言って、日韓関係を硬直化させ、悪化させたのです。安倍政権側から日韓関係を壊しているのです。当時の外相は河野氏です。
韓国のカルト団体とズブズブの安倍晋三さんは言うまでもなく親韓なのですが、一方で韓国のリベラルである文在寅政権には徹底して反発していました。それは、安倍晋三さんの『親韓』が韓国の保守派との関係を意味するからです。そういうところに、安倍晋三さんが韓国のカルト団体と一心同体と思えるほどの関係があるわけです。
そして、ここにアベ政権時代に日韓関係が冷え切った本当の理由があるのです。要するに安倍晋三さんは韓国の保守派を助けたかっただけなのです。そのキーワードは言うまでもなく『朝鮮戦争』、そして『満洲』なのです。

・ 『韓国新方針、日本政府が抗議 慰安婦合意「履行を」』(2018年1月9日 朝日新聞)


私の従軍慰安婦問題について見解について、『ザ・フナイ2017年9月号』(127ー8頁)では以下のように書きました。


現在の日韓関係において、懸案事項の一つに従軍慰安婦問題があります。六月二十一日、文大統領はこのことについて、日本の法的責任の認定と公式謝罪の必要性を述べています。しかし、一方でこの問題に拘泥して両国関係発展の妨げにならないようにとも述べています(二〇一七年六月二十二日 ハンギョレ)。この発言があった後、米アトランタの篠塚隆総領事が現地紙のインタビューにおいて「慰安婦は売春婦」と述べたことが波紋を呼んでいます(二〇一七年六月二十九日 東京新聞)。
やはりこの慰安婦問題をどう考えるべきかという大きな命題があります。私事ですが、三年か四年くらい前であったと思います。当時出演していた保守系チャンネルでこの問題について聞かれたとき、私はこの篠塚総領事とほぼ同じ主旨の発言をしています。性奴隷ではなく、売春婦であると、このことは正直に申し上げます。しかし、その番組のために用意した言葉の中で言い忘れたことがあり、そのことをずっと後悔しています。それは、「慰安所で働いていた人たちは、大変に過酷な環境に置かれ、そのことは踏まえなくてはいけない」というものです。当時の慰安所は、業者によって営まれていましたから、売春婦と言い張ることもできますし、このような慰安所には兵士が暴行事件を起こさないようにするという目的はあります。しかし、やはり私は間違っていたと考えています。実際、その業態は表向きで、軍としっかりと繋がっているわけです。同時に、異国によって、このようなことが生じた過去があるというのは、やはり悪感情として長く残ります。私が逆の立場であったら同じように思うでしょう。
そして、忘れてはならないのは、慰安所では日本人女性も働いていたことです。そして、その慰安所に通った兵士は、当然、戦地に送られていったわけです。さらに戦争に巻きこまれ多くの一般の人々が命を落としたわけです。やはりこのようなことは考えておかなくてはいけません。その上で、韓国(朝鮮半島)と真摯に向き合い、関係を構築していくしかないでしょう。



まだこの時点(2017年)では、きっぱりと整理出来ていなかったと思います。甘さがある。そういうこともあって上掲の2018年の文を再度書いた部分もあります。
いずれにせよ、改めて私の不明をお詫びいたします。私はまったく何も見えていないなとつくづくやりきれない気持に、改めてなります。

その私が申し上げるのもなんですが、今こそは、東アジアの人々とともに戦争の本質について真摯に考える時であるのです。そして、平和国家の確立に向けて真剣に歩むべき時であるのです。

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先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

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◎ 拙著です

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内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
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片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
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