ウソで塗り固めた結果、ウソのない滅亡という現実に直面しているこの皮肉 その1 | |
[日本の政治] | |
2022年10月10日 23時39分の記事 | |
各分野のノーベル賞が発表されています。そして、ノーベル経済学賞には元FRB議長のバーナンキが選ばれたということが、報じられています。 ・ 『ノーベル経済学賞に元FRB議長・バーナンキ氏ら3人 金融危機の仕組み解明 元中銀トップ、異例の受賞』(2022年10月10日 日本経済新聞)
上記、日経の記事には、バーナンキの略歴が出ていますが、そこに『現在は米ブルッキングス研究所の特別フェロー』ということが載っています。そして、バーナンキの今回の受賞のポイントのすべはここにあると考えます。 丁度1年前、私のオンラインセミナーで、この『ブルッキングス研究所』について取り上げました。そのポイントは戦争と戦争経済です。もちろん、このことについては現状分析に必要だから取り上げたわけですが、そのことは今回のバーナンキのノーベル賞受賞のポイントと間違いなく重なります。 バーナンキがよく言っていた『ヘリコプターマネー(ヘリコプターからお札をばらまけばよい)』は、これまで再三指摘してきた『戦争経済と汚職(腐敗)』になることを徹底して抑止なければならないことです。無論、現在の日本、キシダ自民党政権の最大のポイントもここにあるのは、昨年から指摘している通りです。丁度1年前に出した以下の2つのブログ記事は現在でもまったくのポイントと考えますが、特に上の2021年11月9日のブログはやはり必見です。ここに『フランクリン・ルーズヴェルトのニューディール政策が戦争経済になったように、同じことが起るでしょう』というのは、現在において明らかなポイントなのです。 本ブログ『《日本の政治》 やはり岸田政権の言動はおかしい』(2021年11月9日) 本ブログ『《日本の政治》 国難の正体 アベ・スガ体制の継続に過ぎない』(2021年9月30日) もちろん、このブルッキングス研究所は『フランクリン・ルーズベルト、ニューディール政策』に関係します。 そして、ブルッキングス研究所は、まさに戦争屋ネオコンの巣窟です。言うまでもなく、現在のロシア・ウクライナ情勢をつくり出しているのは、プーチン・ロシアではなく、このブルッキングス研究所と言い切ることができるほどものです。このブルッキングス研究所と戦争との関係は、設立当初からまったく変っていません。 そういうブルッキングス研究所のフェローが、『ヘリコプターマネー』のバーナンキであるわけで、そこでは当然、戦争と戦争経済ということがポイントになります。無論、バーナンキの受賞はこれから西側の暴落や経済破綻ということが、当然のごとく織り込まれているというありきたりのポイントもあります。 そして、今の最大のポイントは、世界大戦と世界の破滅です。人類は明らかにCO2よりも、はるかに戦争による滅亡の危機に直面しています。西側がウソで塗り固めた結果、ウソのない滅亡という現実に直面しているという皮肉な状態になっているのです。まさしく、この状況を後押しするのが今回のノーベル経済学賞の選考と考えます。 今やノーベル賞自体が平和をつくり出すものにしっかりとなっているのか、世界の平和を乱すものになっているのか、そういうことを私たちはしっかりと評価する時期に来ています。単なるダイナマイト屋の賞というだけの話になるのか、ならないのかという状況であるのです。 | |
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