このブログのトップへ こんにちは、ゲストさん  - ログイン  - ヘルプ  - このブログを閉じる 
日本は教訓を活かせるのか
[日本の政治]
2022年12月6日 23時26分の記事

サッカー・ワールドカップで日本チームの活躍が話題となりました。私はサッカーの素人ですが、実際、試合を見ているととても実力が上がったなとお世辞抜きで思いました。

【PR】Licom高画質ライブ配信・通話システム


特にスペイン戦での堂安選手のシュートを見たとき、これまでの日本チームのシュートとはレベルが違うなと思いました。今回の日本チームの躍進は『ドーハの歓喜』と呼ばれていますが、これは、ご存じの通り1993年のドーハの悲劇に対比しての表現です。
このスペイン戦を見た後、ユーチューブでドーハの悲劇となった対イラク戦を見ました。その試合を見るとやはり日本チームのレベルが現在とはまるで違うのです。現在が世界的なレベルとすれば、1993年当時はアマチュアの臭いがやはりします。当時はまだワールドカップに出場することが『壁』であり、今の『壁』はワールドカップの決勝リーグで一勝し、ベストエイトになることであるわけです。この約30年の間にレベルが格段に上がったわけです。
1993年当時、アマチュア臭がすることが悪いわけではありません。当時、ドーハの悲劇を味わったアマチュア臭がする人々が、大変な悔しさを味わい、同じことを繰り返さないように、絶え間のない努力、研究、後人の育成などをしてきたからこそ、現在の日本チームの世界的なレベルがあるわけです。その成長ぶりは素人の私にもはっきりわかるもので、30年前に未来へ一歩を踏み出す決意がこの人々になければ、現在の日本チームのレベルはないわけです。その営みはやはり『ブラボー、ブラボー(静かめに)』なのです。
今回のワールドカップでは、番狂わせが多くありました。強豪と言われる南米や欧州のチームにアジアのチームが勝つという、これまでにないことが起きています。日本はドイツ、スペインに勝利するという30年前には考えられないことが起きています。韓国もポルトガルに勝利、サウジアラビアもアルゼンチンに勝利しています。
この結果を見て、率直にアジアはもっと自信を持って良いのではないかと考えます。これはサッカーだけではなく、様々な面で同じことが言えるのではないかと考えます。自分たちで自立して考え、協力し合って、互いに努力をしていけば、10年後、20年後には相当なパフォーマンスを示すと確信します。まずはアジアの人々同士、向かい合って、友好を構築し、未来を見つめることから始めるべきでしょう。今までは色々な邪魔が入りましたが、そういうものに気をつけて、世界的な友好を促進して進めば想像もつかない黄金の時代が必ずくると考えます。
このワールドカップでのもう一つの大きなポイントは、日本チームの躍進が何よりも日本人監督によってなされ、ここまでのレベルを実現できたことです。これはかなり大きなことです。
森保監督は以下の記事のように日本の選手が本当によくやってくれ、新時代を見せてくれたとコメントしています。しかし、本当の意味で新時代を見せてくれたのは森保監督その人と私は考えます。最近にない『日本人が自立して考える姿』を森保監督から見せていただいたと思います。これもやはり30年前からの日本における様々な関係者の営みの結果と考えます。これは本当にすごいことと考えます。

・ 『森保一監督「選手たちは本当によくやってくれた。新時代を見せてくれた」日本代表、クロアチア代表にPK戦で敗れる「ベスト16の壁」4度目の挑戦も突破できず』(2022年12月6日 ABEMA TIMES)

(つづく)

このブログへのチップ   0pts.   [チップとは]

[このブログのチップを見る]
[チップをあげる]

このブログの評価
★★★★★

[このブログの評価を見る]
[この記事を評価する]

◆この記事へのコメント
コメントはありません。

◆コメントを書く

お名前:

URL:

メールアドレス:(このアドレスが直接知られることはありません)

コメント:




◆この記事へのトラックバック
トラックバックはありません。
トラックバックURL
https://kuruten.jp/blog/tb/katagiri/480019
くる天

◎ 必読の書

○ 『餓死した英霊たち』

○ 『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』

先の大戦も、現在も日本国民を大切にしない政治。この2冊がそのことを雄弁に物語ります。

○ 『CIA日本が次の標的だ―ポスト冷戦の経済諜報戦』


◎ 拙著です

○ 『この国を縛り続ける金融・戦争・契約の正体』



内容は今まで見たことのない国際情勢と世界史の分析で、2024年の世界情勢の根本要因が書かれています。この本とザ・フナイの連載をトータルで読むと、ロシア・ウクライナ情勢、パレスチナ・イスラエル情勢及び中東情勢、東アジア情勢など現在の世界情勢の本質が見えてきます。もちろん、日本国内の情勢も見えてきます。内外情勢は決して別々ではない。
本ブログについて
日本と世界の政治経済の本質を読み解く-ブロくる
片桐勇治(政治評論家) さん
日本と世界の政治経済の本質を読み解く
地域:東京都
性別:男性
ジャンル:ニュース
ブログの説明:
世界は大きく変わり、新しい時代が胎動しています。しっかりと把握していますか? この時代を読み解くには歴史を見つめ、構造を把握し、パワーの心奥を見つめ哲学を持たなくてはなりません。一緒にこの新しい時代を見つめて行きましょう! 最低週1回の更新です。
プロフィール
片桐 勇治(かたぎり ゆうじ)プロフィール
1967年生まれ。東京都出身。中央大学法学部政治学科卒。高校がミッションスクールの聖学院高校で高校・大学時代は聖書研究に没頭。
大学在学中から元航空自衛隊幹部の田村秀昭元参議院議員の秘書、以来、元防衛庁出身の鈴木正孝元参議院議員、元防衛大臣の愛知和男元衆議院議員の秘書、一貫して政界の防衛畑を歩む。
2005年から国民新党選挙対策本部事務局次長、広報部長を歴任。2010年より保守系論壇で政治評論を行う。 yujikatagiri111@yahoo.co.jp
ブログ内検索

カレンダー
<<2022年12月>>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
カテゴリ
全て (1462)
日本の政治 (1372)
ザ・フナイ (15)
中東情勢 (4)
アジア・太平洋情勢 (2)
戦争の構造 (3)
世界の読み方 (15)
書評 (1)
勉強会・講演会のお知らせ (3)
本ブログの重要記事

注目です!

「韓国のリベラルはとてもレベルが高い」(21年2月3日)←New!
「やはりイギリスが言い始めた」(21年2月4日)←New!
「東京オリンピックは2022年に開催すべき」(20年12月31日)←New!

値千金のブログ記事:岡田晴恵特任教授、国のコロナ対応に激怒!番組出演中に声を震わす 「このままだと3月4月にピークがきます」 (20年2月25日)
○本ブログ「この緊急時にこの政権の遅さは致命的? 」(20年4月16日)
○本ブログ「アメリカ政府が認定した当然のこと」(20年4月4日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月1日)
○本ブログ「朗報と考えられることと安倍政権の犯罪的な無能と愚鈍?」(20年4月4日)
「ノーベル賞受賞者が新型コロナウイルスの早期回復(終息)を予測した理由:「我々は良くなっていく」(訳文)」(20年3月23日 ロサンゼルス・タイムズ)
最近の記事
12/08 23:10 トランプの非常に的確なコメント
12/02 22:32 お知らせ
11/28 22:44 兵庫県知事選 選挙期間中に『個人のボランティア』と確認しているのだろうか?
11/27 13:30 候補者と選挙コンサル 踏まえておくべき重要な1つの視点
11/27 10:02 兵庫県知事選 口約束ということが意味することは何か?
11/26 22:47 兵庫県知事としての斉藤氏の本質は何か?
11/25 21:33 斉藤・PR会社問題 これはちょっと安すぎるという感想
11/25 15:59 ゴゴスマでの明らかにおかしい議論
11/18 23:50 今回の兵庫県知事選の最大にしてほぼ唯一の争点は『マスコミ報道の信頼性』
11/13 08:50 石破さんの素晴らしい言葉
携帯用アドレスQRコード
QRコード対応の携帯で、このコードを読み取ってください。


Copyright (c) 2006 KURUTEN All right reserved