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今こそ菅総理は原発を訪れ作業員を激励すべきだ |
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2011年3月29日 13時25分の記事
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福島第1原発:作業員、厳しい環境 食事2回、夜は雑魚寝 以下、『毎日新聞』記事の引用
原子力安全・保安院の検査官が28日会見し、東京電力福島第 1原発の敷地内で復旧作業に当たる作業員の状況を「作業環境は厳 しい」などと語った。
同原発に駐在する原子力保安検査官事務所の横田一磨(かずま) 所長(39)は22日に震災後初めて原発施設内に入り、5日間駐 在した。
現地には約400人の作業員がおり、原子炉建屋近くの「免震重 要棟」という建物で寝起きしている。建物内でも1時間当たり2〜 10マイクロシーベルトの放射線量があるため、放射線を遮る鉛が 入ったシートを床に敷いている。
食事は1日2回。朝にビスケット30枚程度と小さな野菜ジュー ス1本、夜は非常用のレトルトご飯と缶詰一つ。当初は飲料水も限 られ、1人当たり1日ペットボトル1本(1.5リットル)だった という。
作業は、全身を放射線から守る防護スーツに全面マスクで行う。 手袋を二重にし、靴にはカバーを着けている。
作業ができない夜はミーティングを一本締めで終えた後、会議室 や廊下、トイレの前などで毛布にくるまり雑魚寝をしている。
食料などの物資を積んだバスが1日2回、施設外から免震重要棟 に到着。一部の作業員の交代もこのバスを使う。
横田所長は「下着が替えられないことへの不満の声もある。作業 を続ける上でのエネルギーを得るのが食事なので、より多くの物資 を運ぶ方策を考えている」と話す。
横田所長も作業員に同行して中央制御室での作業の様子を写真に 撮影するなどした。敷地内に滞在した5日間で計883マイクロシ ーベルトの被ばくをしたという。
復旧作業の進行状況について横田所長は「タービン建屋地下で見 つかった汚染水の処理で作業が進まない。職場環境の改善なども国 が協力できる限りしていきたい」と話した。【関東晋慈、松本惇】
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110329k0000m040150000c.html
食事は1日2回。朝にビスケット30枚程度と小さな野菜ジュー ス1本、夜は非常用のレトルトご飯と缶詰一つ。当初は飲料水も限 られ、1人当たり1日ペットボトル1本(1.5リットル)だった という。
緊急時なので充分な環境にないことはある面で仕方のない部分も あるかもしれない。しかし、緊急事態であるが故に正確な状況判断 が普段以上に要求される。あまりに生活環境が劣悪であれば、正確 な状況判断ができないこともある。作業能率も落ちる。 東電も国も作業員の生活環境改善にもっと積極的に取り組んで欲 しい。菅総理の原発訪問が初動対応の遅れを招いたといわれるが、 いまこそ菅総理は原発を訪れ作業員を激励すると共に、日本国が総 力を挙げて原発に取り組む姿勢を国際的に発信すべきだ。
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