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くる天
プロフィール
松原雄二のテニス技術解説-ブロくる
松原雄二 さん
松原雄二のテニス技術解説
地域:神奈川県
性別:男性
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プロのテニスを基本とした松原コーチ独自の理論により、テニス技術をやさしく解説し、指導する。
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お尻を決める
[技術全般]
2012年6月28日 16時24分の記事

今日はテニスの試合で
それなりの選手になるとしたら
マスターしておかければいけないショットについてお話しする。

1月1日にはテニスでは1球目がすべてだというお話をした。

あれは最初の1球目ボールのことだが
今日は最後の1球目ボールについての話だ。


今日も初期の定期購読記事の焼き直し。

基本的な考え方の話、無料設定です。


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あえて差別用語を使うが
テニス選手には上流階級と下層階級がいる。

2つの間を線引きしているのはスマッシュだ。

相手を追い込んでネットへ出て行ったとき
相手にしてみると
苦しい状況からでも何とかできるのはロブ。


プロの試合を見ていると
ロブというのはめったに使わない。

当然、ロブがこないのだからスマッシュもめったに見ない。

当然、打ち合いもスピーディー。




さて、昔、昔、あるところに運動神経の優れた若者がいた。

彼は、速いテンポが得意なのだが
スローペースが苦手。

ある日、私に言った。

「ぼくは、マッケンローとなら互角に出来ると思うのですが
     すぐロブを上げてくる、おじさんが苦手で ・・・」

「プロならロブを上げてこないので互角に出来ます」

と言うのです。


彼はプロがロブを上げない理由を理解していないのです。

普通のおじさんが
プロに対してロブを上げたらどうなるでしょう?




そう、スマッシュでいちころです。

だからプロはロブをめったに上げないのです。


プロのスマッシュはどれくらいの決定率があると思います?

正確なデータはありませんが
彼らは間違いなく、こう思っています。

「ロブが上がるとわかっていたら、100%決まる」

まあ、たまにはエラーもあるし
拾われて、逆襲されることもあるので
10%くらいはポイントを落とすかもしれませんが

本人の感覚は、100%決まるです。


さて、その中で試合をすると
相手がネットへ出てきてもロブは上げられない。

少しくらい、態勢を崩されてもパスに行く。

当然エラーも出る。


実は、これが上流階級のエラーの秘密なのです。


もちろんスマッシュだけではなく
短く弾んだ、チャンスボールなどもそうです。

当然のようにウィナーを放たれます。




錦織相手に短く弾ませたら終わりです。

ムリにでも、苦しくても深く打つしかない。



「松原さん、試合ではね、そんなに打ったら勝てるもんじゃないよ」

これは、こちらのエラーを心配した、下層階級の先輩助言。


「松原さん、試合ではね、しっかり打たないと勝てるもんじゃないよ」

これは、相手のエラーの心配をした、上流階級の先輩助言。



結局、テニスではエラーで決まることが多い。

しかし、その理由、下層階級と上流階級では違う。


上流階級に入りたければ、イージーボールへのウィナー

スマッシュとストロークのチャンスボール

お尻をしっかり決める必要がある。



そうそう、さっきの若者

その後、スマッシュも入るようになり
全日本選手権にも出場しました。

そのころマッケンローは引退していました。






最終編集日時:2012年6月25日 17時23分

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