押しつけ憲法の意味 | |
[政治] | |
2016年11月3日 13時34分の記事 | |
とかく押しつけ派は、押しつけ憲法だから現憲法を排し自主憲法制定をという。 そうではなかろう。間違ってしかけた戦争に負けた日本が世界に復帰するためにポツダム宣言を受諾しサンフランシスコ講和条約を締結しなければならなかった。 それは、平和主義(戦争放棄)と、人権尊重の憲法を戴かなければ被害にあい犠牲を払った日本国民とアジア諸国の承認はなかったはずだ。でなければ、日本の復帰はなかった。敗戦と失敗を認めることだ。 それが気に入らないから、その価値観を受け入れることが嫌だからGHQなどの押しつけ憲法と言い放つのだ、好戦的分子と歴史修正主義者がそうであるように。まさに、彼らにとっては押しつけ憲法なのだ。そうでない大多数の国民にとってこの憲法は暗黒の政治から抜け出す贈り物だった。 押しつけ派が、ハ―グ陸戦条約42条以降をもちだすのは戦闘行為を規制する条項を字面で引用して帳尻を無理に合わせようとしている。この条約法は憲法制定という歴史を評価し定着させる法形式などではない。被占領国の憲法を尊重すべきなどどこにも書いてないではないか。 日本国憲法はGHQの干渉はあっても、敗戦国が規範に従うべきことを示し、国内的には日本側の関係者が練り上げ誕生させたものである。
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