人種差別に揺れる米大統領選は | |
[政治] | |
2020年8月30日 11時24分の記事 | |
米国内での黒人に対する警官の過剰な暴力。8/23米ウィスコンシン州での背後から七発もの銃撃した事件。車からナイフが発見されたといえ黒人への根深い不信が引き起こしたものだ。その根底にあるのが人種差別だ。 ここに注目しなければならない。共和党トランプ候補が掲げる「法と秩序」は人種差別という犯罪・暴力・暴動を生み出す原因を捨象して表の暴動等のみを実力で取り締まるとしていることに気づかなければならない。「法と秩序」は一見もっともらしい。だが、いくら取り締まっても「法と秩序」が保たれないのは、その社会の法秩序に問題があるわけであって、そこを問題視し改めていかねば、解決にならないからである。 いわば誰もその法律を守らなくなればその法律は意味がなくなる。法が機能してない場合だ。しかしトランプ陣営はにも拘わらずその法律を守らせようとしているがごとしだ。いわば、法律さえ守らせておけばという偏った姿勢。強権支配につながるもの。民主主義は 法秩序の根底にある社会にはびこる人種差別こそ根絶せねばならない。氏は逆に対立を煽っていはしまいか。 秦の始皇帝が法律で夫役の集合時間におくれたものを死刑に処すとしたが誰も守らなくなったと。 トランプ陣営がさほど支持を下げない理由の岩盤支持層。実はここを抑えれば30%の支持で接戦州で勝利できるという。クリントン氏が負けた原因ともされる。 であれば対立を煽ってでも岩盤支持層に食い込んでおけば、人種差別であろうが暴力警官であろうが、はてはデモクラシーに反してであろうが、選挙に勝てる。 選挙に勝てさえすれば、というわけで、コロナ対策に失敗し、経済雇用に苦戦する氏を倒すには幅広い選挙民の投票率アップがいわれる由縁である。
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