政策論なき自民総裁選に思う | |
[政治] | |
2020年9月5日 9時0分の記事 | |
何時まで騙しと虚構の安倍路線かと思いきや、突然の辞任劇。それを安倍路線の継承者としての菅候補がほんぎまりだという。 アベノミクス金融緩和・円安誘導・為替差益で儲けさせるなど一時は儲かっても後が続かない。むしろ経済に手を抜き世界に後れを取り貿易も落ち込んで、それを戦後最長好景気などと大本営をやったわけである。株の買い支えで株価だけを異常に吊り上げ、落ち着く先さえ見当たらない。雇用も非正規雇用が伸びただけ、実質賃金を下げ続け、格差の拡大となった。官僚統制を人事を握ることで強権支配し忖度まみれ、森友加計桜と嘘の上塗り、河合選挙汚職事件は自民党そのものが訴えられているのではないか(1億5千万円の流れが不明であるのは如何。時同じく黒川検事長の定年延長が急に浮上したのは疑義がある。)。安易な憲法解釈変更などで集団的自衛権行使容認安保法の既成事実化で憲法規範の蹂躙を計ったのではなかったか。至難の外交は何一つ成果はないままだ。そこへ新型コロナウイルスはとどめの一撃であったか。 しかし、その従来の政策を継承する者を継承者とするなどと。メディアは無批判で見守る?かのごとしだ。 そもそも国民選挙民の二割の得票にも満たない自民党政党ではなかったか。 「絶対的権力は絶対的に腐敗する」アクトン卿のことばがそのまま当てはまるといっても過言ではなかろう。 情けないのは野党諸君。その御仁が自沈するというのに、野党勢力の合流が成ったのなら、臨時国会で首相候補に岡田さんあたりを立てて政権を叩くことをしないと、万年野党の誹りは免れないであろう。野党は歴とした国民の代表であること。肝に銘じるべきである。
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