菅新政権の誕生に思う | |
[政治] | |
2020年9月24日 18時26分の記事 | |
長期安倍政権が辞任により幕を閉じたものの、亜流ならぬアベノミクス継承路線などと自認する菅政権が自民勢力の後押しで誕生した。昨年の参院選で自民党の得票率は有権者数の2割にも満たない。こんな既成勢力の禅譲を手放しで喜べようか。 アベノミクスが日銀に国債を買わせ、円を水で薄めマイナス金利まで導入し円安誘導で輸出大企業に利鞘を稼がせる(日本経済の規模からすれば大きな利益が上がった)このような姑息な手段。一時的な利益が上がっても経済の前進にはならず、コンピューターの高度化はじめエネルギー転換に後れるなど諸分野で世界に置いていかれ、政府の顔色ばかり窺う大企業にイノベーションの意欲を削ぎ、貿易も落ち込んでしまった。 そこへコロナ危機だ。化けの皮が剥がれる。 自民党は既成勢力・既得権益の代表である。この政権がある限り規制改革は限界があり、イノベーションが進むことはないだろう。 菅氏は安倍氏以上に新自由主義であるという。安倍氏のニュー右翼的なバランス感覚もなく格差はさらに拡大し、日本的美風さえも損なわれはしないか心配である。聞けば中小企業基本法の改正で税制優遇措置補助金を見直す?善良で日本的経営の中小企業に改変再編を迫れば立ち行かなくなる者が続出するのではないか。 新自由主義・効率・成果至上主義それ自体の限界がコロナ禍により炙り出され明白にされようとしている。 アベノミクスの破綻後の政権をエピローグにするためには、統一野党がこれを打ち破らなければならないのだ。政権交代。総選挙の体制構築を早急に立ち上げることが求められる。
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