核禁止条約発効から始まるもの | |
[政治] | |
2020年10月25日 20時31分の記事 | |
ナチズムの世界制覇を阻止すべくアインシュタインなど米国亡命した科学者の進言により真珠湾攻撃の直前期に原爆開発が始まった。頭脳と巨費を投じ三発の原子爆弾を完成させた。一つは実験用。その時ヒットラーは降伏していた。ソ連参戦でそれを阻止すべく日本に投下されたといわれる。 これにより、大規模な国民戦争は終りを告げた。 そして、その破壊力非人道性は一国のみが独占することの不可能性。大国が保有して核拡散の防止を訴えても高性能化小型化と殺傷能力は高まるばかりであること。 そこへ非核保有国が核保有国を包囲する形で、国際条約として規範化し核を違法なものとしたことの意味は大きい。 核は国際法上違法なもの許されないものとされるのである。 クラウゼヴィッツ将軍『戦争論』の「戦争は他の手段による政治の延長である。戦争は一種の強力行為であってその力の行使に限界は存在しない」。とされる。国家間の戦争は講和条約締結を目的とするものであるが。 核のような破滅的兵器にあってはそのような目的にすらそぐわないだろう。 安全保障、核の傘。抑止力。どれももっともらしい理屈である。 しかし、広島長崎の被爆の論理は違う。違法な核は安全保障抑止力としても違法で許されない。核禁止条約、被爆75年で勝ち得た。強固な地塁である。
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