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憲法改正を急ぐ意味
[政治]
2021年5月3日 17時22分の記事

憲法改正を急かせるのには中国の脅威コロナの緊急事態とほとんど同じ理由に収斂されるかの如し。大体自民党主張のそれである。

安全保障にはどうしても軍備が必要で抑止力がモノを言うと大体主張される。日本国憲法の戦争放棄平和主義はこれとどうしても衝突する。衝突するような規範なのである。代わりに外交交渉、国際協調主義が対置される同じ重さで置かれるのである。

国際協調は慣れあうとかご機嫌とりとかでなく厳しい厳然たる批判は重要で中国の人権侵害・ジェノサイド忌避は経済取引中止も辞さない覚悟、それは外交の手腕というべきものである(これも抑止力)。中国の国際法違反の膨張主義的海洋進出には日米同盟他、台湾の存在をコミットし平和的安定を求めるものは抑止力の安全保障に対立する価値概念(戦争放棄)をぶつけるものでなくてはならない。抑止力にも平和主義の概念と対決させるアウフヘーベンを憲法は要求していると思われる。

憲法改正を叫ぶ者が憲法をそもそも守れないものであってはならないだろう。憲法戦争放棄は象徴天皇制とセットで生まれた歴史的産物の規範である。ここを変えようとするのは憲法改正ではなく破壊である。

コロナ緊急事態宣言が頻繁に出される中で緊急事態条項とすり替えるかの感が見受けられる。

憲法に緊急事態条項が置かれるとしたらそれは憲法の停止である。コロナ緊急事態宣言とは似ても似つかない。
立憲主義(憲法が権力を縛る)ことが嫌である(自民党では憲法は権力を縛るのでなく国民を鍛えると)勢力は、緊急事態条項で憲法を停止することが魅力なのかもしれない。

憲法改正を急ぐ不遜な空気に気付かなかったであろうか。



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