なぜ無謀な戦争へ突入したのか | |
[政治] | |
2021年8月20日 21時6分の記事 | |
孫子の兵法、戦わずして勝つのが最良、圧倒的陣容で最初から勝つべし、やってみなければわからない戦争をやるのはもってのほか。 大日本帝国、生産力国力ではるかに勝る米国相手にやって見なければとは愚かなり。 長篠の戦、織田徳川連合軍対武田勝頼最強の騎馬軍団は鉄砲の餌食となった。勝頼軍陣容ではるかに劣るのを知って、一旦引くとの進言を聞かずに、まさに打ちてし止まん。 軍人政治でも勝つ戦争のできない者に任してしまった。痛恨。 と言うよりも、歴史は帝国主義国間戦争は日本帝国主義は後進から出発して先進の帝国主義国に追いつこうとして市場争奪に至る争いとなる。劣勢の成り上がりが先進優勢に挑もうとする不幸な構図にあったというべきなのだろうか。 歴史に学ばん。しかし、元寇が神風が吹いて勝利したとか実は鎌倉武士の活躍は置いて、神国思想を蔓延させるような風潮がもとからあった。 イギリスから金を借りてやっとガタの来かかった露国のバルチック艦隊を全滅することができるなど日露戦争勝利など予想以上の戦果が国民の好戦機運を高めてしまったこと。 長篠の鉄砲の威力で格段の戦死者(従来いくさの十倍の戦死者に膨れ上がったとされる)が出たように、太平洋戦争は東京大空襲広島長崎の原爆投下はヒトの命の価値を限りなく下げるような武器の台頭であった。 かくして、戦闘を前提とすれば無視しきれない犠牲者が出てしまう、国際紛争は武力ならぬ外交努力と国際協調主義が肝要となる。いかに、緊張関係が高まったとしても、やってみなければわからぬ戦などできるはずもない。核の保有国ではやってみる戦争は双方の破滅でしかないだろうに。
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