ウクライナでの戦争の行方 | |
[政治] | |
2022年3月27日 16時17分の記事 | |
どちら側も引こうという構えを見せず、プ−チン氏はもちろんのことゼレンスキ−大統領が自由を守る戦いと位置ずけ長期化を辞さない姿勢を見せている。 実はアメリカは兵士は派遣しないというものの携帯型対戦車ミサイルはじめ携帯電話盗聴ロシア将校の殺害機微情報提供など多額の軍事支援を行い実質的参戦をしているというべきである。してみるとロシアと米国の両大国の激突という側面がある。 ただ大都市キエフ包囲と言うあまりに危険度の高い試みには犠牲が高すぎるとの判断があるようで、東部ドンバス・クリミアと繋がる線が重要であるマりウポリの獲得が目標となっている。いわゆる既得権益プラス緩衝地帯の設定である。 当初から、正規軍20万人近い整備されたウクライナ軍に対して19万人のロシア軍が挑むのも奇異なところがあった(長大な国境を有するロシア国境警備の兵員を割くことはできず、チェチェンシリアグルジアから動員がなされる)。プ−チン氏にとってゼレンスキ-はナチ・ネオナチと見るらしくならばゼレンスキ-打倒となろうが、兄弟国ウクライナにして絶対敵なのであるから。 兄弟国からして占領意図むき出しでなくダラダラと侵攻してるのか、しかし、戦闘となると厳しく、犠牲者は双方増え続けている。 長びくほど補給が苦しく(戦時は平時の10倍)EUからの補給とて同様で途絶えがちになるのは目に見えている。 消耗の末得るところの少ない、そんな行方が見えるではないか。
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