プ−チン氏の高支持率とスタ-リン再評価 | |
[政治] | |
2022年6月9日 14時54分の記事 | |
その行いは国家を弾圧と密告政治に堕落せしめその犠牲者80万人の死刑判決1800万人の強制収容所送りの負の遺産は消し難く、スタ-リングラ-ドの犠牲は120万人に及び敗北に等しい、いくらナチスドイツの敗北への転機となってもだ。 決して、消し去ることのできない負の功績面が何も一指導者プ−チン氏の支持率を押し上げる要因となるはずもない。スタ-リンはその圧倒的組織力で反対派を殺し尽くしたに過ぎない。 プ−チン氏の80%を超えようという支持率(バイデン氏39%)はウクライナ侵攻以降のもの。幾許かのマイナス要因はあってもかつての超大国ソ連の栄光に回帰せんとする良き流れ方向性がその背景にあるのだろう。スタ-リンはソ連社会主義の局小化を推し進めたともされる。多大の犠牲を払ってのナチスドイツを敗戦に追いやる戦功はファシズムに手を焼き抑え込めぬ連合国の弱みに乗った形であった。 ただスタ-リンのその強欲ともとれる領土拡張欲は、局小化する社会主義陣営の本丸としてのソ連とNATOによる資本主義民主主義陣営の拡大に苦悩するロシアプ−チン氏と重なり合うと見えても仕方がなかろう。 アメリカを盟主とする西欧陣営とてロシアを封じ込めるかはそのエネルギー依存度インフレに苦しむ経済的脆弱性ゆえ勝機は見いだせていない。逆にそこをプ−チン氏は勝機ととらえ、欧米に経済的混乱をもたらしているとさえいえる。 ドンバス地域での軍事的攻防はこの行き先を占うものにさえなっている。
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