何のための防衛費増額 | |
2022年12月12日 19時12分の記事 | |
GDPの2%まで増税も含めて防衛費を増やしていくという岸田政権。増額ありきの議論。何に使うかの議論(継戦能力)に持っていこうとしている。すでに20万人を超える隊員という世界有数の規模になっている。 その起源は朝鮮戦争、米国の指示で無定見に旧日本軍をべ−スに作り上げた。そもそも戦争放棄の平和憲法下の国での戦力組織である。戦力不保持の憲法である。憲法違反の司法判断がある。 なぜ防衛費増額なのかの議論も明示されないまま、おそらくは、ウクライナ戦争が背景にあり、北のミサイル発射の急増、中国の軍事大国化、台湾海峡の緊張、敵基地攻撃能力(反撃能力)アップ、しかし、これも敵の奥深くに設置される基地をたたくことの実効性の脆弱性。 いずれにしても軍隊は、旧日本軍にみたように、帝国軍人は市場争奪を使命とする、従って、絶対に勝てる戦争しかしてはならないという(孫子の兵法)哲学もなく、無謀な作戦、他民族への残虐行為、傷を深めることがないうちの停戦という配慮もなく、停戦を遅らせいたずらに犠牲を増やし続けた。軍隊内部の扱き虐め、飢え、熱帯マラリア、これが徴兵による国民総動員であったということ。軍隊とは善などではなかった。信用のおけないものにすら映ってしまう。一旦戦端が開かれてしまうと収拾の困難さに直面する。戦争を終わらせる困難さ。 ままよ、戦争にならない外交努力こそが大事であり、悪戯に敵視して、敵愾心をもたせる以前の問題である。今に自衛隊に何を託せるか、期待すべくもなく、自衛隊出動させないことこそが肝要である。したがって抑止力もあてにすべきではなかろう。戦端が開かれたとしても反日的分子も多数内在するのでないかと疑念すらある。 違憲自衛隊、平和憲法の順守こそが第一の道である。
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