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ウクライナ軍事侵攻の源流と新境地とは
[政治]
2023年3月2日 20時7分の記事

ウクライナ戦争を第三次大祖国防衛戦争という。第一次は対ナポレオン戦争。破竹のナポレオン領土拡大欲はあまりに広大なロシア大地に仏兵は寒さのなか疲弊し補給を断たれ崩れ去った。第二次対ナチス戦争はナチス=反共主義の標的となり多大の餓死者戦死者の犠牲の上にドイツ軍を包囲殲滅した。

じゃあ、ウクライナ侵攻は如何。西側世界との決別、同じスラブ民族で兄弟国ウクライナがNATO加入勧奨を欧米の手によりなされようとする耐え難い侵害の危険の切迫。この侵害から祖国(東部ロシア支配地域を含む)を防衛するというのだろう。一種の内戦(スペイン内戦を想起)しかし、欧米の軍事支援があり激戦長期化の様相である。

この戦争で一局西欧文明支配と対決するというのであるから、スペイン内戦がナチスの支援を受けたのと対比して、ウクライナ戦争で西欧の支援があるなかロシアはどう決着させるのであろうか。

プ−チン氏の領土拡張には文明観対決が内包されるのかもしれない。それは単に攻撃=領土拡張は最大の防御であるとして領土拡張していったモスクワ大公国などの道ではない。東ローマ帝国以来のロシア正教の盟主としてこれを守るという使命などでもない。たしかにクリミア黒海北岸は不凍港を求めるロシア古来の路線と重なりこそするのではあるが。氏はソ連時代になお強い思い入れがあるという、氏は革命には関心がないが、ロシア、スラブ民族の原理が包み込まれている歴史を言うのだろう。へ-ゲルのいう世界史的民族、世界史の中でただ一度だけ時代を画することができるだけの存在、皇帝をたおして社会主義国を建設したという、自由で倫理的な自己意識に到達した存在ということなのだろう。

冷戦という世界史を経験した民族、その兄弟国ウクライナを分断するというのには我慢がならないのだろう、NATO加入など土足で上がり込むかのような、仕打ちに逆流の政治を軍事優先で、西欧全体を敵に回しても、屍の山を築いてもというのだろう。

もとよりかつてのロシア帝国という大国の意識がないというわけはなかろう。この民族の原理が開花発展しそして普遍化していくというには、ソ連邦崩壊を経て、このような軍事優先の逆流の政治によるというのだろうか。

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