ドル基軸通貨の衰退が物語るもの | |
[政治] | |
2023年5月13日 21時48分の記事 | |
ドル離れである。ウクライナ戦争が契機となってドルによる恫喝ロシアSWIFT排除が逆にブリックス諸国のドル取引への警戒をたかめてしまった。三月ASEANでもドルの依存を減らし自国通貨での決済で行う議論さえ行われているという。 1970年来のペトロダラ-石油ドル決済が、バイデン政権のサウジとの関係悪化で(石油増産の懇願に減産で答えたではないか)人民元決済など米国の信頼をうしなっているのが大きく背景にある。 BRICSの物価加味した購買力平価GDPはG7と逆転するに至っている。方や32億と7.7億の人口差、勢いの差は見て取れる。第三世界は対ロシア非難決議に第三世界こぞって棄権している事実を見なければなるまい。 米中対立もむろん第三世界との勢力図も見なければならなくなっている。 80年から100年のタ-ムで基軸通貨は衰退しているというドルは80年を迎えようとしている。ウクライナ戦争は資源不足物価高騰歴史的なインフレを招き、米国銀行破綻の金融危機を呼び込もうとしているし、デフォルト(米国債が払えないが)顕在化してくるようでは。というのはドル優位から急激な衰退を見込んだ、米クレジットデフォルトスワップ取引が年初8倍に増えているという。米政府デフォルトが茶番劇に終わらずバイデン氏G7出席が怪しくなるようではだ。 世界が急激な為替変動に備えて用意する外貨準備高は米国ドルは過去20年間の平均速度の10倍の速度で下落しているという、各国通貨に比べて異常である(日本円は上昇)。 次に訪れるクライシス・危機を予感できるのかもしれない。
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