汚染水の海洋放出の是非 | |
[政治] | |
2023年8月30日 20時19分の記事 | |
歴史上最悪のレベルといわれる福島原発の事故、それによる溶け落ちた核燃料デブリなどを冷やし続けるのに毎日100余トンを超える汚染水が発生している。 政府はIAEAのお墨付きを得て基準値以下のトリチュウムが残るのみであるがゆえに安全などという。ところが炉心融解により溶け落ちた燃料デブリがどういうものなのか、水で冷やしたときに汚染された水が(如何に危険なもので)いわゆるアルプス濾過施設でトリチウム以外は本当に取り除かれるのかは実際不明であるという(一説によればアルプスはうまくいかなくて7割は二次汚染になっているという)。 トリチウム除去の新技術が開発されたという。しかし、政府・東電は採用について耳を貸さないという(費用面が膨大だとも)。この姿勢には疑問を呈せざるを得ないだろう。一事が万事。汚染水を処理水といい、さも汚染が消滅するかのようなイメージを与え、漁業者の懸念をよそに、汚染水の海洋放出を決行した。 何年(最長で40年?)かかるかわからない廃炉、できないかもしれない。その廃炉達成のための海洋放出だという、しかし、海洋放出が終わる時が来るのだろうか。 真実を知る権利を国民は有する。その権利行使のために、また要請に応えきれない不誠実な政府なら、代わってもらうのは仕方ないのではなかろうか。
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