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2023年8月30日 20時19分
汚染水の海洋放出の是非
 
歴史上最悪のレベルといわれる福島原発の事故、それによる溶け落ちた核燃料デブリなどを冷やし続けるのに毎日100余トンを超える汚染水が発生している。

政府はIAEAのお墨付きを得て基準値以下のトリチュウムが残るのみであるがゆえに安全などという。ところが炉心融解により溶け落ちた燃料デブリがどういうものなのか、水で冷やしたときに汚染された水が(如何に危険なもので)いわゆるアルプス濾過施設でトリチウム以外は本当に取り除かれるのかは実際不明であるという(一説によればアルプスはうまくいかなくて7割は二次汚染になっているという)。

トリチウム除去の新技術が開発されたという。しかし、政府・東電は採用について耳を貸さないという(費用面が膨大だとも)。この姿勢には疑問を呈せざるを得ないだろう。一事が万事。汚染水を処理水といい、さも汚染が消滅するかのようなイメージを与え、漁業者の懸念をよそに、汚染水の海洋放出を決行した。

何年(最長で40年?)かかるかわからない廃炉、できないかもしれない。その廃炉達成のための海洋放出だという、しかし、海洋放出が終わる時が来るのだろうか。

真実を知る権利を国民は有する。その権利行使のために、また要請に応えきれない不誠実な政府なら、代わってもらうのは仕方ないのではなかろうか。
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2023年8月19日 14時2分
恒大破綻と中国経済のデフレ
 
アメリカ連邦破産法の適用申請した恒大企業。民事再生とはいえ中国経済の柱である不動産投資のバブルがはじけ、さらに国内消費が冷え込んでいる(消費者物価指数が7月マイナス0.3%を打ち、買い控えが目立っている)。まさにデフレ日本化の始まりである。

深刻なのは生産者物価指数PPIが9か月連続のマイナス(㋅マイナス5.4%)である。これは遅れて消費者物価指数に跳ね返りマイナスになると予測される。

極端なゼロコロナ政策が今年一月終わり、V字回復ならぬL字に。
ゼロコロナは400万社といわれる中小企業を倒産させ、都市部の若者(16〜24歳)失業率は5月で20.8%実際は40%台だともいわれる。これも悪い波及効果をもたらすものだ。

如何に国家経済の国とはいえ、世界の工場として安い労働力で安い商品を提供し2008リ−マン危機には4兆元の投資で世界経済を救ったともされる。

今や、その面影はなく、稼いだところのチャイナマネ-の残影も倫理なき一帯一路での行き詰まりを見せている。

資本主義をむしろ積極的に取り入れ改革開放の社会主義建設へと道筋をつけたものの、金もののあふれるところその続く限りでの共産党支持という路線に堕し、そのイデオロギ的発展性において乏しく、国内的には一人っ子政策の失敗、世界にまれにみる逆ピラミッド高齢化社会の出現に陥ろうとしている。

中国人民とその指導部はこれから訪れようとしている国家的危機に如何に立ち向かわんとするのであろうか。
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2023年8月12日 11時4分
クラウゼヴィッツ戦争論の信奉者
 
それはプ−チン氏といわれる。氏のバイブルだとも。戦争の本質そして戦争の姿(Zein)を解明した古典である。

「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である。」とする。なぜか同書の精通者で崇拝者であったレ-ニンと主義も信念も違うはずのが一致を見せる。

ままよ、戦争の絶えなかったヨ-ロッパ19世紀後半はかかる戦争の哲学書を生み出した。太平洋戦争、戦後78年となり明治以降戦争の絶えなかった日本、哲学書の一冊が生まれたわけでもなく、ただ市場・資源争奪という帝国主義戦争に明け暮れた。無謀な作戦、特攻作戦が思慮深い戦争指導書から生み出されたとは到底いえまい。過酷な飢え熱帯ジャングルの熱病、大量焼夷弾爆撃、原爆投下の犠牲となった300万人を超える御霊に鎮魂の祈りを捧げん。

現在ウクライナ戦争が遂行されているなか、戦争の大義は、この戦争論の中に見出せるや否や。カ-ルシュミットは政治的なるものの概念として敵対関係ではなく敵と友の区別をいう。反ナチズム、これなのだろうか。

単なる政治的妥協で決着させる戦争。それでも停戦による安定が得られもしよう。絶対戦争ならその決着、落としどころはどうなるのであろうか。
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2023年8月6日 21時3分
核の先制使用を謳うロシア側の事情
 
クラウゼヴィッツの「戦争は政治の継続である」というのを更に一歩進めたものである。

セルゲイ・ガラガノフ氏著名な露国の国際政治学者の論文で述べられたもので西側に勝利する必要性から核の先制使用は多くの犠牲を避け人類を破滅から救うとするものだ。戦術核か戦略核かはいわない。

もちろんプ-チン氏が全面支持しているわけではない。ただベラル-シに戦術核を移転し核の抑止力は古来からのロシアの伝統であるように前面に打ち出している。このロシアの伝統に踏みとどまるかこれを推し進めるものかは、ウクライナ側の反転攻勢がロシアの防御の堅い守りに阻まれ、成功していない現実がある。
ロシアにとって核使用の分水嶺になるであろうクリミア半島。それにもかかわらず、ゼレンスキ-はクリミア半島にこだわり工作を繰り返している。考えようによっては人類的危機を孕むリスクをあえてとる形だ。

両者の軍事力には当初からかなりの開きがあった。西側の支援を取り付けても西側も予想を超える弾薬の供給に追い付かず、自国の防衛力を割いてでもはかなりの無理をしてきている。方やロシアは、経済制裁下とはいえもともと軍事下体制には慣れている戦争遂行能力の底力らしきものに世界は気づいてきている。

広島原爆投下の今日、核兵器の非人道性が再認識されるなか、西側との決別(カ−ル・シュミットに言わせれば絶対敵に近いか)その勝利のためにまた人類を救うためとして核使用が提唱されるなど、深い危機を孕んだウクライナ戦争が現実に遂行されている。一刻も早い停戦が望まれるのはこの意味で重要性・切迫性が認められるといってよいだろう。

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2023年7月16日 11時19分
プリゴジン氏消息不明から見えるもの
 
ワグネルも解体され武器も撤収され、優秀ともされる指揮官はさておきプリゴジン氏がベラルーシに行ってからロシアに戻ったとある以降の足取りがつかめていない。

ルカシェンコ大統領の仲裁であっという間に収束したワグネルの乱、ベラルーシにいることが身の安全の条件だったはず。しかし、ベラルーシにいないとなると...この乱に理解を示したとされる軍幹部の拘束は報道されている。

この乱の余波は避けねばならないのがプ−チン氏。権力は徹底して踏みつぶし葬り去るのが歴史の常。内輪揉めとはいえ利敵行為になる利用価値は高いからである。処罰としても最大級に重くなる。

ロシア,ロマノフ王朝に怪僧ラスプーチンという皇帝筋に寵愛されロマノフ王朝衰退の一因ともなった僧がいた、結局、王族の一部によって暗殺されている。

プ−チン氏の覚えめでたきが為にそして武器と戦闘員をあたえれば勝手に動くのも自然なこと。バイデン大統領に毒殺の心配をされるようになったら、もはや、どういう境遇かは明らかである。

NATO首脳会議7/12によってウクライナのNATO加盟までG7によるウクライナ支援の継続が約束された。中立ならぬ加盟であるからプ−チン氏の最も嫌うことだ。

ロシアによる領土拡張も緩衝地帯の構築があった。戦争目的の一つである。ウクライナ全体を中立国にできない以上それも武器支援で押し戻すというのであるから。ウクライナ戦争がやむ気配など見えてこないというべきなのかもしれない。
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2023年7月5日 19時58分
岸田を呼びつけ教育する
 
まさに上から目線で見下している統一教会。日本の首相が侍る存在である。
安倍派清話会の機嫌を損ねないように岸田カラーはどこへやら国葬に始まり安倍路線の忠実な継承、統一教会との関係を断つようにとはいっても当の銃撃された安倍晋三氏・細田博之衆議院議長の点検も調査もなされないままだ。

依然として文科省による解散命令請求を視野に質問権が行使されている現状に対する怒りから出た上記発言なのか。

日本は戦犯国であり韓国に賠償し続けることを日本の政治家に教育するということらしい。日本にいる信者に特に高額献金が課せられる根底にある。

日本の敗戦、自民党政治家の最も嫌いそうなのに、なぜ受け入れるのか、選挙の集票が魅力、魂など売ってよい。それにしても安倍三代がこうも深くかかわって。


この間、日本からの献金が来なくなり、700億円の裁判に負け、不動産、を売りに出すなど財政は相当厳しくなり追い詰められているという。その中での発言。

特殊な利益集団(実は反日集団)に自民党が嵌り関係を深めていった。一度に関係、を断つにせよ、解散命令のような目に見える説得力のあるものにしないと国民大衆は納得などしないのではないか。
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2023年7月2日 10時15分
維新による右傾化とは
 
自民党と公明党の連立を巡り、都心では選挙協力を組まないという、公明党票が一人区で二万票にもなる、当否を左右しかねない。大阪は日本維新の会と公明党が選挙協力。ところが維新単独で府議会を抑えれば公明は不要、公明候補をつぶすべく候補者を立てるという。勢いのあるものにくっつく金魚の糞。都心で維新につくやもしれない公明。

国民は自公政治に失望し、雰囲気的に国民サイドであろう政治に期待を維新に求めるかの動勢がある。

ところが維新は自民から派生し自民よりも右傾化の国民利益にアンチ、憲法規範を守り国民利益を守るという保証などどこにもない改憲派だ。

方や、立憲民主党が未だに国民民主、維新にこだわり続け、反国民的,連合,という組織に従い、国民に従うことが出来ないでいる。国民に従うとはゆ党(維新・国民民主)と手を切り野党(共産を含む)と選挙協力。それができていないことだ。

立民をぶっ潰すと言ってくれたのであるから、維新をぶっ潰すでよいのである。選挙を戦える党首を入れ替え、全国民の代表(一部組織・連合などの利益の代表でなく)、選挙で勝ち抜くことにしか道は開けないことを悟るべきである。
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2023年6月29日 19時48分
プリゴジンの乱後のロシア
 
ウクライナ反転攻勢が始まった厳しい戦況のなかワグネルの武装反乱が早急に収束された。しかし、その与えた余波は少なからぬものがあった。

プ−チン氏にしてみれば、ロシア国内反乱は西側に格好の攻撃材料を与えるものだが。ワグネルのような民間軍事会社はウクライナはじめ中東シリア中央アフリカなど露の政治軍事経済の遂行役として不可欠である。反乱があっても利用管理遂行しなければならない。プリゴジンがほかされてものことだ。軍事が政治の延長を担っている露国にしてみれば国がいちいち宣戦布告の煩はない。

西側の希望的観測としてプ−チン氏の没落ロシアの内乱混乱出現があるようであるが、ツアーリの対外帝国主義戦争をボルシェビキ労働者階級による内乱へ、社会主義革命実現のような歴史的転換などとは違い、体制転換などとは程遠い乖離がある。内部抗争であった。

ベラルーシのルカシェンコ大統領が仲介で内輪揉めの範囲で収束となったわけであるが、ミンスクにプリゴジンが留まれば隣国ポ-ランドリトアニアなどには緊張関係を高めこそすれ、同盟国ロシアとの関係が緊密さを増すことになるのであろう。

ウクライナ戦線はウクライナ側の反転攻勢は練度と防衛体制を高めた露軍の頑強な抵抗にあい進軍は極めて重く困難をきわめている。大消耗戦である。この戦況に上記は影響を与えるべくもなく、戦死者の数のみ累々と積みあがるというのであれば、早急な停戦に向けだ交渉が求められるところである。

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2023年6月24日 21時47分
ワグネルの反乱が招くもの
 
バフムトで民間軍事会社ワグネル率いるプりゴジン氏が戦闘を5/25やめロシア国内にロストフ州に引き下がっていたが今度は州の軍の施設を占拠しその地元であるボロネジ州に入り高速道路など通りモスクワに向かっているという。

ロシア国防相とプリゴジン氏とはこれまでも確執が続いているといわれ先鋭化した形だ。プ-チン氏と近しいとされたためであったが、わがままはここまで、プ-チン氏がいち早く裏切り犯罪と宣言した後は鎮圧の対象となった。

明確な反プ−チン的政治的行動を率いるものではなく(誤解しているなどと)イデオロギー的背景もなく、ロシア軍とは一線を画し戦果をアピールしてきた民間軍事会社を全志願兵は国防相と契約を結ぶべしというのに猛反発していたところだ。

すでに許容範囲を超え、利敵行為、敵前逃亡行為であれば厳重な対処となろうが、プ-チン氏としても軍事衝突は避けたいところである。

厳しいウクライナ戦争の状況のなか国内の乱れは避けたいし早く収束させたいところ、プ-チン氏の手腕が問われている。
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2023年6月11日 15時13分
孫子の兵法にみるウクライナ戦
 
進みて禦ぐべからざるはその虚を衝けばなり
あのハリコフ(ハルキュ)におけるウクライナ軍の大進撃。南に軍を向かわせると仕向け実際は北の森林地帯に兵を潜ませた。それを知らないロシア軍は手薄な手勢で不意を突かれた。

十をもって一を攻める
なかなか、攻撃地点を絞れない、露軍の手薄な箇所と思いレオバルト2を発動したが返り討ちにあった。この12個師団の持っていきようが今後も響いてくるのだろう。防衛線(攻撃面)が広いためだ。
兵力の差はあまりなく、集中と分散、太平洋戦争で日本軍が島島に兵力を分散させ米軍の各個撃破玉砕がその例である。
戦いの場所日時はかくも重要で、為に主導権が手中に入るという。
毛沢東率いる八路軍の遊撃戦に翻弄され主導権を奪われた日本軍の例があるという。

負け続けた漢の劉邦は手薄だった軍糧倉庫を奪い兵卒はたらふく喰らい十分な休憩を得て逆転勝利のきっかけになったという。かくも兵站物資は重要である。露軍は30万食の軍の食糧を中国に求めたといい、兵器不足弾薬不足は双方の置かれた現実でもある。

反転攻勢は大消耗戦になるとの予想であり、停戦が模索されねばならない切迫した理由となろう。

消耗戦の果てに得るものは何なのか、その代償ははるかに予想を超えるものとなるのは確かなようである。

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