| くる天 |
 |
|
| アクセス数 |
| 総アクセス数： |
7630 |
| 今日のアクセス： |
1 |
| 昨日のアクセス： |
2 |
|
| RSS |
 |
|
|
| 予想通り、ＥＣＢはマイナス金利を発表 |
| |
| 2014年6月6日 7時12分の記事
|
|
|
ＥＣＢ（欧州中央銀行）は、予想通り、マイナス金利の導入を発表した。中央銀行の預金金利をー０．１％とした。また、４０００億ユーロ（約５６兆円）の流動性措置も発表。（無料記事）
こうしたＥＣＢの行動には、さすがと思わせるものがある。日銀には、とてもできない。
話は、少し古くなるが、欧州が、ユーロを導入した際、ユーロを持ち上げる話でいっぱいだった。これで欧州経済が良くなるというエコノミスト・ファンドマネージャーが多く、いったん欧州は良くなった。しかし、「人工通貨」のユーロが、うまくゆくわけはない、と私は、冷ややかだった。案の定、欧州南部と北部の経済格差が、個別の通貨で調整（為替レートで調整）できなくなり、結局、欧州は低迷した。
しかし、通貨を統合し、統一通貨ユーロを導入した、欧州の力量には、さすがと思わざるをえない。ユーロが落ち着くまで、まだ何度も試練があるかと思うが、現実に通貨を統合した欧州の構想力、実行力には、簡単に真似ができないところがある。
今回のＥＣＢのマイナス金利の導入にも、ユーロ導入と同じく、欧州の力量の高さを感じるのである。
なお、ＥＣＢドラギ総裁は、実体経済（金融市場ではなく）への効果には、１年程度のタイムラグがある、と話している。 |
|
|
|
