流星群 | |
[詩] | |
2022年4月24日 0時0分の記事 | |
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全ては滞りなく準備され、あとは目覚めるだけ。 瞳に炎が宿り続ける、 しんしんと降る雪を解かすように焼き焦がす。 世界線の果てで永遠という季節を待ち焦がれた、 嘘を食べて生きてゆけた時代を越えて。 息をひそめて禁断の書物に指を触れる。 歴史が語る愚かさに耳をふさいで目の前の欲望にむしゃぶりついた。 流星に乗ってやって来る訪問者にワイロを渡し、夢への片道切符を買う。 僕を見て世界が醜くなったのなら、 片思いのあの子は観賞用の花。 比べられ続ける世界で地図を燃やしてつばを吐いた。 一滴の悪意で全ての魚が死んでしまう、澱んいるのは全てだろう。 至福を引き連れてパレードが始まる、朝が来る頃にはみんないなくなるのに。 宇宙が夢を見ている、いつか何者かが想いを遂げてくれるまで。
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