2021年7月8日 18時16分 |
叩きつける雨が |
涙の世界で生きてきた。 喉は嗚咽して、鼻水とよだれを垂れ流す。 眼は白目をむき、髪の毛は逆立って、素肌は鳥肌が立つ。 自分が産まれてきた理由が知りたい。 自分のこの星での使命が知りたい。 必要のない人間なんているわけがないから。 祈り続ける魂は、どこまでも無心のまま。 こころとこころ、身体と身体を重ね合わせて。 カタチある世界で、カタチなきものに憧れる。 泣き笑い人生でいいんだよ。 悲しみの涙が、嬉し涙に変わるまで。 涙は笑顔につながっているから。 こころを叩きつける雨。 大粒の雨粒が、したたる涙を隠してしまう。 ドシャ降りの後の澄みきった青空に。 こころは晴れ渡る。 雨上がりの街は、なんだかうれしそう。 初めまして、また逢いましたね。 今度こそ、魂の約束を果たしましょう。 この世界の、すべての悲しみが。 生きている輝きに変わるまで。 |
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2021年7月8日 17時43分 |
オレンジ色の風 |
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人生とは、辛くて苦しいもの。 でもそれに負けないくらい。 人生とは、嬉しくて楽しいもの。 あんなにもうダメだと思ったあの夜。 絶望が自分にはお似合いだと思っていた。 誰かと喜びに心を震わせて。 歓喜する明日。 苦しみを舐めて、味わってきたのなら。 春の雪解けを待てばいい。 恐怖と猜疑心に、何も信じられないと。 この世界は地獄の闇だと思った。 それももうじき終わる。 全ての涙が塗り替えられる。 宇宙の風が呼んでいるから。 愛というプレゼントに、魂はとろけてしまう。 黄昏の光の中で、あなたを見かけたら。 思わず駆け寄って、声をかけるでしょう。 綺麗な夕日ですね、もしよかったら、一緒に歩きませんか。 オレンジ色の風に吹かれて、どこまでも歩いてゆきたい。 |
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2021年7月6日 16時47分 |
涙の世界、喜びの世界 |
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8月15日。 今年も終戦記念日が来ますね。 お盆には無数の御先祖様が、あの世から地上に帰ってきます。 この国は敗戦の痛手を、未来永劫子供たちに語り継いでゆかねばなりません。 いつまでも敗戦国で良いのです。 御存命の戦争体験者の語り部は、もう少数です。 平和の尊さ、命の重さを伝えなければなりません。 平和憲法の国に産まれて、平和を愛する人間に育ちました。 それはとても幸せな事です。 もしも戦勝国に産まれていたなら。 愛の偉大さ、争いの愚かさを学べたでしょうか。 仮想敵国に備えよと、戦争肯定論を唱える日本人が現れました。 靖国神社に参拝して、過去の戦争で死んでいった兵士に敬礼する。 軍服は神格ですか? ただの布切れではないのでしょうか。 死んで逝った魂に優劣はないはずです。 志とはそんなに偉大なのでしょうか。 この星には戦争も核もあります。 それはとても恥ずかしい事実です。 今も人間はすべての命を喰らい、限りない種を絶滅させています。 人口が増えた人間が大量生産大量消費をして。 資源を喰らいつくしています。 いつからでしょう。 贅沢を何とも思わなくなってから。 この石油文明は枯渇するときを恐れません。 文明圏に生きて。 国家に養われています。 国とは何でしょうか。 お互いの国が憎み合って。 民族対立をしている。 それでも民間の根っこでは。 親しみを込めて仲間だと言ってくれます。 この地上は涙を学ぶ為にあるのでしょうか。 決してそんな事はありません。 悲しみを乗り越えて、輝く笑顔に出会うまで。 この旅は続きます。 誰もが自分は正しいと言っていた昨日。 主義主張はある意味、武装です。 言葉の武器で誰かを攻撃しても。 そこには傷と言うしこりが残ります。 自分こそが間違っていると言える明日が欲しい。 あなたこそが正しいんだと。 他者を思いやれる明日が欲しい。 自分を優先させて自分の損得だけを考えていた昨日。 誰かの幸せを願って、誰かの悲しみを嘆いて。 誰かの人生、それは自分の利益だと言える明日が欲しい。 都市で生活すのも、田舎で生活するのも。 すべての人が関わり合います。 関係のない人間なんて居ません。 誰もが家族であり、仲間だから。 産まれてくる命は、過去の傷を知りません。 だから学ばなければならない。 人間と言う種がどれだけ仲が悪いのか。 計略や結託や策略で、魂胆を競い合った。 この星の罪深き住人は。 今日も糧を得るために活動しています。 涙も喜びも自分の為にあるのなら。 涙も喜びも誰かの為にあるのだから。 痛みも喜びも知っている人間は、とてもしなやかです。 |
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2021年7月6日 15時35分 |
心は濡れているか |
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心は濡れているか。 誇りを胸に抱いているか。 決して自分に恥じることがないか。 もしも幸せで、何も問題のない世界なら。 罪を背負う我らが産まれてくる理由はない。 どんなに貧しくても、心は豊かなのだろう。 ものの金持ちが、心の金持ちを支配している。 汚れなき心に、愛の花束を。 勇気と愛が、この世界を変えるのなら。 愚かな醜い争いだって止められるだろう。 今が未来というのなら。 明日を夢見た、昨日の憧れが。 幻の中で、残像の中で儚く揺れている。 傘もささずに雨に濡れている。 激しい雨の中で、したたる涙の雫は見えない。 世界が行く先を見失っている。 あんなに輝いていた道標は、もう見えない。 今も惑星には、知性と叡智が必要なのに。 夜の暗闇に寂しく光る街燈。 はるか遠くから呼んでいる。 声をあげられない、心の叫びが。 激しく胸をかきむしる。 困難なほど、心は熱く燃え上がる。 大切に温めて、守ってゆこう。 大丈夫、勇気がすべてを変えてくれるさ。 |
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2021年7月5日 14時38分 |
ときめきがすべてを変える! |
ときめきってすごい! 沈んでいた死んでいる魚の眼が。 キラキラ輝いて、こころを躍らせて。 素敵な世界に連れて行ってくれる。 もう一度、ときめきとたわむれていたい。 誤解されて、見くだされて。 それでもわかってほしくて。 今もこの胸は張り裂けているけれど。 この胸をかきむしる情熱は。 魂を熱く燃えさせている。 言葉を駆使して、想いを伝えることができる。 くだらないと、退屈な世界だと決めつけてしまえば。 何も見えなくなる、何も聴こえなくなってしまう。 こころの眼を今一度、開いてみよう。 素敵なときめきに。 身もこころも、浮かれて踊りだす。 世界は、行く先を見失っている。 もう、時代の確信は見えない。 惑星の行く先を照らす、光になりたい。 道標は見えない。 こころの目で確かめろ。 どんな困難も、無駄なことなんかじゃないから。 すべてがあなたに問いかけている。 気づきを得るために、あなたは呼吸をしているのだから。 確かめてほしい、その血の通った指で。 |
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2021年7月5日 14時14分 |
オリジナルの人生 |
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あなたは世界にただ一人の、大切な人。 この世に無駄な人間なんていないんだよ。 誰だってその人だけの使命を背負って産まれてきた。 大切な人達に囲まれて、あなただけの人生を生きる。 毎日が退屈なら。 毎日が苦しいなら。 子守唄を聴いて眠ったあの夜が。 あなたも天使だったと想い出して。 大切なことはいつだって。 誰かに教えられるものじゃないから。 その素敵な人生を演じる。 あなたが困難の中で見つけてゆく。 歳をとるのは素敵なことですよ。 二度と来ない今日を生きてください。 文明圏はあなたを受け入れてくれる。 ときめきの中で生きるあなたの為に。 |
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2021年7月4日 18時10分 |
嵐の後の世界 |
宇宙で、命は始まって終わって往く。 泣き笑い怒り、人の数だけドラマが産まれる。 夢よ覚めないで。 愛は永遠だと。 海水の波に洗われる砂浜。 太古の記憶が語ってくれる、あなたも砂の一粒だと。 人の世で汚れた罪や幻を洗い流す。 青い世界で私たちは死んで逝く。 生きる事がすべてだから。 胸がときめくこの瞬間に、痛みと優しさを知る。 あかね色の夕日と朝日に受け入れられて、やすらぎに還って。 美しい世界で、醜い争いは繰り返される。 誰かがつばを吐く。 誰かがエゴを見せる。 眼をそらしてはいけない現状。 虹色の夢は、雨の後にできる。 激しい雨と風に、今という時が終わりに見えても。 可能性は秘められている。 それは誰の内面にも隠されている。 導かれるものと落ちてゆくものよ。 眠りから覚めて歩き出した、あの日のぬくもりを覚えているか。 何が正しいかは誰も知らない。 鏡の世界と影の世界。 自由と素敵に守られて、幸せな未来を求める。 今日は失敗したが、明日は頑張ろう。 命の終わりと始まりを、まばたきする宇宙。 |
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2021年7月4日 14時28分 |
負け続ける意味 |
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今日も呼ぶ声に振り返れば。 そこには誰もいない。 勝ち続ける勝ち組にはなれない。 思い通りにならないこと、融通が利かないこと。 挫折が趣味なくらい、負けること。 負けを認めることから始まる。 この世に産まれ墜ちてものごころがついて。 敗北を味わう。 悔しくて悔しくて、どうにかなってしまう。 それでも恨まず、妬まず。 爽やかな風のように。 レールに乗った順風満帆な人生なんていらない。 はみ出し続ける人生は、人の痛みを知る。 お前はこの世にとって必要なのかと問い続ける。 何ができるのか、何を残せるのか。 貧乏くじばかり引き続けて。 負け続けて負け続けて。 人生の終焉に、たった一度だけでいい。 この手に掴み取る栄光の勝利があればいい。 スリルとロマンにこの身を晒していたい。 いつかすべてがわかる日が来る。 いったい何のために産まれたのか。 その答えが知りたくて。 祈りを捧げる日々に。 ひとりきりで震えたのだから。 それでも慰安の人生は寂しい。 一緒にいて、他に何も望まない人こそ。 大切にしなければいけない人。 取引や計算では計り知れない。 人の心の温かさが身に染みる。 大切なことはいつも。 誰かに教えられて気づくものではないから。 |
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