らんちゅうの歴史を見てみよう | |
[らんちゅう飼育] | |
2009年5月3日 22時59分の記事 | |
「らんちゅう」は、日本で多くの人達の間で飼育されている、人気の高い金魚です。 らんちゅうは金魚の中でも「王様」と呼ばれるほど、特別な金魚として多くの人に愛されている金魚なのです。 らんちゅうが、現在の魅力的な姿になるまでの歴史は、どのようなものだったのでしょう。 そもそも金魚の始まりは、西暦370年の中国で、赤いフナが発見されたのが最初であると言われています。 その後、様々な金魚が誕生し、らんちゅうの原種である「マルコ」が日本に持ち込まれたのは、江戸時代になってからのことです。 この頃から日本では、金魚の品評会というものが始まっていて、明治4年(1871年)の「元祖丸錦四季詠」が、日本で最も古い品評会の記録として残されています。 マルコはその後、ナンキン、オオサカランチュウの3つの品種に分立していきます。 明治時代に入り、石川亀吉氏がその仲間達とともに改良を重ねて、現在のらんちゅうの形を完成させました。 石川亀吉氏らは、明治17年、「観魚連」を設立し、翌年にはらんちゅうの記念すべき第一回品評会が行われましたよ。 その後、日本では大震災、太平洋戦争などが起こりますが、それらの戦火を潜り抜けて、再びらんちゅうは全国に広まるようになります。 昭和31年には「日本らんちゅう協会」が設立され、これによってらんちゅうは急速に発展していき、現在の魅力的ならんちゅうへと至ることになりました。 らんちゅうは今もなお、多くの愛好家の間で、品種改良が続けられています。 今後も新しいらんちゅうが登場し、私達の目を楽しませてくれることを期待しましょう。
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