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ハロウィン
[ヨーロッパ&その他海外]
2008年10月25日 8時36分の記事

今日は10月25日。
すぐに11月だけれど、でも11月じゃない。10月だけれど、食べ残しのクッキーみたいな月の残り。

・・・そんなわけで、有料の内容は切りよく11月から書くことにして、クッキーの残りをさらえようか。いや、待てよ。10月といえばあるじゃないか!31日にまだあるじゃないか!
決して食べ残しなんかじゃない。好きな物を最後に残す人っているじゃない?最後の大好物が残っている、そんな感じ。

そう、ハロウィンがある。かぼちゃのお祭りだ。ハロウィンの思い出と言えば・・・ベルギーでの苦い思い出がある。いえいえ、このお話を今書くのはやめよう。なるべく話はひっぱらなくゃ。ハロウィン当日にお届けするわね。

ハロウィンの発祥はアメリカだとずっと思い込んでいた。よくわからないけれど、キリスト教に纏わる行事をお遊び好きなアメリカ人がお祭りにしたのだと思っていた。
何年も前のメルマガで、アメリカ文化だからヨーロッパに定着し始めたのは最近らしく・・・なんてことを書いたけれど、ごめんなさい、撤回です。
ケルト人の収穫感謝祭をカトリックに取り入れたものだったのです。

アメリカの娯楽映画に登場するお祭りというイメージが強く、イギリスやアイルランドのハロウィンってのは想像できない。実際、イギリス南部ではハロウィンが廃れていた。アメリカ風のハロウィンになって逆輸入で普及し始めたのは、ここ10年のことらしいです。(北部では広く普及したままだったそうですが。)

決して子供のお祭りではなく、本来は神聖であったり、黒魔術なども絡んだ恐ろしげなものであっりしたようです。また、ケルト人にとって10月31日は一年の終わり、日本で言うところの大晦日でしょうか。お墓参りをして墓地に蝋燭を立てる地域もあるそうで、これは日本のお盆の迎え火と送り火に似ていますね。
そして、カボチャのランタンは悪霊を追い払う為に、なるべく不気味で怖い顔で作そう。これは沖縄のシーザーかしら?

語れば長くなるので、ハロウィン薀蓄はここで終わりますが・・・いろいろ理由を作って遊ぶのもあり。希薄な人間関係において、集う理由があるのはいいことよね。
でもね、本来の意味やエピソードにも目を向けてみましょう。ちょっと深くお祭り騒ぎを眺められるかもしれません。ああ、いけない。どうせなら踊る阿呆にならなきゃね、お祭りは。
ひとり静かな禁欲的な時間も無意味なお祭り騒ぎも、私は両極端なふたつが好きなので、遊ぶ時は徹底。

ええ、そうよ、やる時は踊る阿呆よ、私。
人生一度きり。踊ってなんぼ。
Dansons avec moi.Que sera sera.



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