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| 誤解されやすい軍事防衛兵器の技術レベル 日本は何故世界最高水準の兵器生産や整備が出来るのか？ |
| [防衛] |
| 2014年10月13日 0時15分の記事
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今回の記事内容は、「誤解されやすい軍事防衛兵器の技術レベル」に関するものです。
意外にも報道やブログ、専門家などの見解の中に、誤解や取り違えが多い点があり、この度は筆者がその誤解を解くべく、微力ながら皆様のお手伝いをさせて頂きます。
兵器生産には、民間用の各種製品や機械類などと同様に、組み立てを行い、兵器を生産します。
また、当然の事ながら、整備も必要になりますので、整備マニュアル等の作成や配布、取り扱う人員などへの教育も必要です。
大規模な自動車整備工場や組み立て工場などで、組み立てや整備を行うイメージが合うかと存じます。
現代の軍隊では、年々より技術的になっているので、IT関連機器、情報通信機器を含めて、多数の部品や機器類の生産や整備も非常に重要になっております。
これらの兵器類の操作運用や整備には高度な知識や技能が必要であり、教育訓練も重要になってきております。
防衛省・自衛隊の例では、教育訓練に1/3強の期間が使われるとも言われています。
また、兵器類を生産し、修理する民間企業の技術力の維持向上も非常に大切です。
技術者や専門家の間では今や常識ですが、軍事用と民間用の技術的な垣根など、ほとんど無いのが現代社会の現実です。
更に、現在では、UAV（無人機）などの各種ロボットも兵器として使用されているために、軍の兵器開発も民間技術などの応用や転用が当たり前になってきております。
つまり、世界最高水準の兵器生産や整備が出来るには、世界最高水準の技術力を維持向上させ、製品やサービスを生み出し続けなければなりません。
兵器の生産では、ノウハウなどが確立したものが必要であるために、古い技術ではあるが、安定した工程や条件で生産されているものも非常に多い一方で、半導体関係などのIT関連では進歩速度が速く、部品の調達にも支障が出かねないので、その都度「改良」「改造」「バージョンup」などが頻繁に行われます。
例えば民間のPCや携帯電話、スマートフォンなどと、ある意味で同じです。
近年の自衛隊の兵器類や装備品でも、そのような例を多く見掛けます。
日本は、高度な工業技術の保有や、技術力を維持向上させ、製品やサービスを生み出しているので、10式戦車やそうりゅう型潜水艦、P-1哨戒機、F-2戦闘機などの世界最高水準の兵器生産や整備が出来るのです。
韓国のように、自国で苦労して開発しない国では、本当に必要なノウハウや運用実績が身に付きません。
韓国のK-2戦車やK-FX純国産の自主開発計画が「お先真っ暗」であるのは、その理由からです。
今後とも日本は自主防衛力の確立の為にも、世界最高水準の兵器生産や整備が出来る国家でなければなりません。
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