くる天 |
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田中_jack さん |
新生日本情報局 |
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尊厳死や安楽死について改めて議論を 自殺の勧誘や誘導ではあってはならない |
[社会問題] |
2014年11月4日 9時20分の記事
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本ブログで11月2日付筆者記事 「尊厳死や安楽死の制度は社会の合意の下に日本でも作られるべきである」 にて触れた、自ら死ぬことを公表しているアメリカ人女性、ブリタニー・メイナードさん(29歳)がAFP=時事が11月3日に伝えたところでは、11月1日に自殺していたことがわかった。
AFP=時事が以下のように伝えている。 『メイナードさんはソーシャルメディアに「さようなら、親愛なる全ての友人たちと愛する家族のみんな。今日、私は尊厳死を選びます。この恐ろしい末期の脳腫瘍は、私からたくさんのものを奪っていきました。このままでは、さらに多くのものが奪われてしまったことでしょう」「この世界は美しい場所です。旅は、私にとって最も偉大な教師でした。最も偉大な支援者は、近しい友人や仲間たちです。こうしてメッセージを書く間にも、私のベッドのそばで応援してくれています。さようなら、世界。良いエネルギーを広めてください。次へつなげましょう」とのメッセージを投稿した。
メイナードさんを支援してきた尊厳死支援団体「コンパッション・アンド・チョイセズ(Compassion & Choices)」のショーン・クロウリー(Sean Crowley)氏によると、メイナードさんは11月1日、自宅で安らかに息を引き取ったという。
結婚して間もない頃に激しい頭痛に襲われるようになったメイナードさんは、今年1月に余命6か月の宣告を受け、侵攻性のがんで苦痛を伴う死になると告げられた。その後、米国内で「死ぬ権利」が認められている数少ない州の一つ、オレゴン(Oregon)州に夫と共に移り住むと、先月に自らの命を絶つと宣言する動画を公開。これが何百万人ものネットユーザーに視聴され、話題となっていた。』
この問題は世界中で尊厳死や安楽死に関して改めて大きな議論を巻き起こした。 AFP=時事が9月16日に伝えたところでは、強姦(ごうかん)殺人などを繰り返し、ベルギーの刑務所に30年にわたり収監されている男が「耐え難い精神的苦痛」を理由に安楽死を要求、認められたことが9月15日、明らかになった。 ベルギーでは2002年、オランダに次いで世界で2番目に安楽死が合法化されており、13年には約1800人が選択した。
ベルギーの例でも言えることだが、これでは国家的なレベルでの「安易な自殺」の奨励ではないだろうか? また、「個人の権利」の名の下に、安易な勧誘や誘導も行われてはいないだろうか。
確かに、人間らしく死にたいという気持ちは、筆者も持っている。 その一方で、筆者の家族や親族でも、皆、「何かあったときは、延命処置はしないで良い」とお互いに言い続けている。 しかし、その理由は、人間らしく死を迎えるのは、スムーズにあの世へ魂が還るための大切な環境が必要であるからだ。 過度の執着や破壊的な思い、復讐心や世を恨む気持ちを抱いたまま死ぬのは、大きなマイナスになるからだ。
尊厳死や安楽死について改めて議論を!! きちんとした正しい法的整備や社会制度を作ることが先決である!! 尊厳死や安楽死の選択は、決して自殺の勧誘や誘導ではあってはならない!!
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