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くる天
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あなたも覚醒!!ロシア軍から学ぶ我が日本の自主外交・防衛強化の方向性43 先進的防衛体制
[防衛]
2022年10月13日 0時0分の記事

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冒頭で、大変僭越ながら筆者の経験を述べさせて下さい。

本ブログの開設から既に3000日を越えております。

開設当初、衝撃的だったのは、2014年2月のロシアのクリミアウクライナ侵攻という、侵略戦争でした。
当時は、「冷戦、対テロ戦争の次の大戦の勃発か」、と、一番の衝撃を受け、知り合いの雑誌編集者に対して「これはやばいぞ」と電話で連絡したものです。

それから8年。

貴方も貴女もご承知の通り、今年2月24日にロシアが、クリミア以外のウクライナの地域に対して、「特別軍事作戦」という侵略戦争・軍事行動を開始し、それが頓挫していると言っても良い戦況になっています。

ここで、一番、我が国日本、いや、ウクライナを含む世界にとって最優先、最重要課題になっている事の一つが、「今現在の防衛体制や防衛力の整備等の考え方では守り切れない」という、冷酷かつ冷徹な事実です。

どのようにすれば良いのでしょうか??


ロシアのウクライナ侵攻で、ウクライナ側が西側諸国等の支援を受け、様々な武器等を入試して反撃している事はご承知の通りです。
そして、ロシア軍が放棄や投棄、将校や兵士の降伏等で入手した最新鋭戦車や装甲戦闘車両等の武器弾薬もウクライナ軍が使用して、反撃攻勢強化の一助になっているのも事実です。

それでも、現在の時点でもロシア軍、ウクライナ軍双方とも対応に苦慮している、相手からの攻撃手段があります。

それは、長距離ミサイル(特に極超音速ミサイルや巡航ミサイル)、HIMARSや精密誘導砲弾等の精密誘導兵器、各種ドローン兵器、電子戦・サイバー戦、そして特殊部隊等からの攻撃です。

ウクライナ側に立てば、更に原子力発電所、病院や住宅地、大学等の民間施設への無差別攻撃に対する防護対策があります。


そもそも、現代の軍隊は、日本軍である自衛隊では防空能力は世界一のレベルにあるのですが、それでも新型イージス艦の建造等の迎撃ミサイル防衛力や反撃能力の向上を目指しています。

10月9日20時25分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「北ミサイル激化、防衛強化は新造艦が柱」の題で「北とミサイル・核」の特集・連載項目にて、次のように伝えました。

『北朝鮮が9月下旬から異例のペースで弾道ミサイル発射を繰り返している。政府が年末に向けて進める防衛力強化の議論では、ミサイル防衛(MD)は最重要課題だ。地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備断念を受けて新造される「イージス・システム搭載艦」が柱だが、極超音速ミサイルなど現状のMD突破を狙った中国やロシア、北朝鮮の新型兵器への対処が焦点となる。

「ここ数日でも立て続けに弾道ミサイルを発射しており、挑発を執拗(しつよう)かつ一方的にエスカレートさせている」。井野俊郎防衛副大臣は9日未明、異例の午前1時台に弾道ミサイルを発射した北朝鮮を非難した。北朝鮮は9月25日以降、過去にないペースで発射を繰り返し、10月4日には5年ぶりに日本上空を通過するミサイル発射に踏み切った。

現状、弾道ミサイルの迎撃態勢は2段構えだ。1段目は日本海上のイージス艦から発射する迎撃ミサイルSM3。2段目は落下してくるミサイルを迎え撃つ「地対空誘導弾パトリオット(PAC3)」。エンジンの推力で低高度を飛ぶ巡航ミサイルには「03式中距離地対空誘導弾改善型(中SAM改)」などで対処する。

防衛省はSM3やPAC3の迎撃範囲を広げた改良型の配備を進める一方、レーダーの高性能化を図る。「イージス・アショア」で配備予定だった新型レーダーを搭載する新造艦は基準排水量約2万トン、全長約210メートル、全幅約40メートルで「過去最大級の大きさ」(防衛省幹部)となる。

大きさを生かし、多数の垂直発射装置(VLS)などを備える。敵のミサイル圏外からでも攻撃できる長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」を含め、あらゆるミサイルを搭載したMDの基盤として整備する。令和6年度に建造を開始し、9年に1隻目、10年に2隻目を就役させる予定だ。



だが、北朝鮮などが開発を進める極超音速滑空兵器(HGV)には強化したMDでも対処が難しい。マッハ5(音速の5倍)以上で飛ぶHGVはレーダーが探知しにくく、かつ変則軌道を描くため迎撃しづらいからだ。北朝鮮が6日に発射した弾道ミサイル1発の弾種は不明だが、低高度で変則軌道を描いたとみられる。


防衛省は来年度予算の概算要求に「HGV対処の研究」を計上し、金額を示さない「事項要求」として年末にかけて上積みを図る。敵拠点への攻撃力を持つことで相手に攻撃を躊躇(ちゅうちょ)させる「反撃能力」だけでなく、HGV対処も喫緊の課題だ。(市岡豊大)』

日本が持つミサイルを迎撃出来るSM−3ブロック1Aでは射程1200km以上で迎撃高度160km以上、日米共同開発したSM−3ブロック2Aでは射程はその2倍以上、迎撃高度は数百km以上とされてはいます。

ただ、日米双方の発射試験等や、訓練として落下衛星やICBMの迎撃試験等の成功を観れば、有効射程等の能力は、公表データを遙かに上回っているのは間違いありません。

更に、日本国産の03式SAM改を従来の兵器システムと併せて更に改良を重ね、引用記事にもありました北朝鮮などが開発を進める極超音速滑空兵器(HGV)等への対処能力向上も進めており、電磁兵器や指向性兵器であるレールガンやレーザー砲等の開発も急ピッチで進めています。

ミサイル防衛や精密誘導兵器等からの攻撃対処にも有効でしょう。


問題は、これらの兵器の数を、本ブログでも度々取り上げている反撃能力の拡充と共に、24時間警備即応体制で運用出来る数量と部隊の運用性向上です。
人員も、当然ながら増員するべきであり、長射程の地対空ミサイルや地対地・艦対地ミサイル等の装備だけでは、各種ドローン等からの攻撃や、テロ、ゲリラや特殊部隊への対処も出来ません。

更に、従来の戦車等の各種装甲戦闘車両や各種支援車両等の必要性も、ロシアのウクライナ侵攻で再認識されました。
皮肉な事に、ロシア軍の大隊戦闘群(BTG)による攻勢失敗により、歩兵や戦車等の機甲部隊、砲兵や高射砲兵、各種後方支援部隊との高度な連携、ドローン等での偵察活動や奇襲攻撃の有効性も認識されています。


結論として、我が国日本こそが、世界に先駆けて先進的防衛体制を創り上げる事が出来る絶好の機会が訪れていると言えましょう!!
防衛の危機を、発展繁栄する絶好の機会にするのです!!


あなたも覚醒!!
ロシア軍から学ぶ我が日本の自主外交・防衛強化の方向性43 先進的防衛体制

我が国日本こそが、世界に先駆けて先進的防衛体制を創り上げる事が出来る絶好の機会が訪れていると言えましょう!!




我が国が推進している、現状の方式(左)から、実現を目指して推進している総合ミサイル防空体制(右)の構想
出典:防衛省・自衛隊HP


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