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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第27期無線工学第1章空中線と電波伝搬 (7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬 |
2020年9月10日 9時30分の記事 |
第1章空中線と電波伝搬 (7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬 前回迄に、電波とは、どの様なものでどの様にアンテナ から輻射されるかと言うお話を致しました。 また、実際に使用されるアンテナの原理や特徴等につい てもお話を致しました。 それでは、輻射された電波が受信される迄の間、どの様 に空間を伝わって行くのか?と言うお話を致します。 ちなみに、電波の伝わりかたを”電波伝搬”と言います。 電波伝搬は、周波数により違います。 周波数の中でも皆様方が、航空無線通信士として主に使 う事となる VHF帯と UHF帯と言う周波数帯域 (バンド ) についてのお話を致します。 1.VHF帯とUHF帯って何のこと? 電波とは、 3 [THz] (テラ・ヘルツと読みます: 3 x 10 の12乗。 以下 3 x 10^12 と言う様に当 塾では、エクセルの書式による 表記をします。) 以 下の周波数の 電磁波を言います。 電磁波は、前回までのお話の様に 導線に交流の電流 が流れる事で発生します。 例えば、スピーカを繋げば音として聞こえる様な 1 [KHz] (キロ・ヘルツと読みます。: 1 x 10^3) と 言う様な低い周波数の交流でも アンテナにつなげば 電波として飛んで行きます。 但し、この場合のアンテナの長さは、 150 [Km] の 半分(半波長ダイポール・アンテナの場合)になりま す。 周波数の区部の仕方には 色々ありますがその1つに 3 [MHz] (メガ・ヘルツと読みます。: 3 x 10^6) 〜 30[MHz]、30[MHz] 〜 300[MHz]、300 [MHz] 〜 3 [GHz] (ギガ・ヘルツと読みます。:3 x 10^9 )の様に10倍毎に分ける方法があります。 この区分方法の帯域の呼び方でVHFとは、30[MHz] 〜300[MHz]の事でVery High Frequencyとよばれ 、その頭文字をとって、通常、VHF帯と予備ます。 日本語では、超短波と呼ばれます。 注・・ ・以下、赤字は、大変重要ですので覚えて下 さい 。 青字は、次に重要です。 常識として覚えて おいて下さい。 超短波の下の帯域が、3 [MHz] 〜 30 [MHz]で短波 帯と呼ぶのに対して 短波帯を超えたと言う事で ”超” がついています。短波帯は 、High Frequency の事 ですのでHF帯と呼ばれます。 短波帯の波長は、 100 [m] 〜 10 [m]です。ちなみ に、航空無線では、洋上通信に使われています。 そして、VHF帯の波長は、10 [m] 〜 1 [m] です。 UHFとは 300 [MHz] 〜 3 [GHz] の事でUltra High Frequency の略称です。日本語では、極超短 波と言います。 波長は、1 [m] から 10 [cm] です。 波長を求めるには、 周波数の単位が [MHz] の場合、 300÷周波数 [MHz] で求める事が出来ます。 波長は、λ(ラムダ)で表されますが、周波数が100[ MHz] でしたら λ = 300 ÷ 100 = 3 [m] となります。 VHF帯やUHF帯の周波数は、地上デジタル放送やFM 放送、そして航空無線や ILS や VOR 等の 航法支援 施設等で使われます。 次にMF(Medium Frequency): 中波 について触れ ておきます。 周波数は、 300 [ KHz] 〜 3 [MHz]ですので、 波長 は、1000 [m] 〜 100 [m] です。 中波より長いものに長波があります。 中波は、長波と短波の間なので中波と呼ばれます。 主に、ラジオ放送に使われています。 UHFは 波長がVHFより更に短いので 極みと言う意味 を込めて極超短波と呼ばれます。 2.VHF 帯とUHF 帯の電波の伝わり方 電波の伝わり方は、今、ご紹介しました 帯域毎に違い ますが、ここでは、試験に必要となります、VHF 帯と UHF 帯についてお話を致します。 大まかに言いますと、光は、直進する と言われていま す。 VHF帯の電波もUFH帯の電波も大まかに言いますと 直 進します。この性質は、 短波帯以下の周波数より顕著 です。 よって、これらの電波は、直進する と頭に置いて下さ い。 次に大事な事は、電波は、反射すると言う事です。 以上の事を頭において VHF帯とUHF帯の電波の伝わり 方を考えてみます。 (1)直接波と大地反射波 (図の番号が順不同になっています。) 続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。 [受験クラブより] 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値しな い資格なのでしょうか? 新コロナ・ウィルスで中々外へもだ掛けられい 今だからこそ、受験勉強をしてみるのも良いの では、ないでしょうか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていますか ?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いて あります。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大変 重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み下 さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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