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TOITAの「航空無線通信士受験クラブ」第28期無線工学第4章DSB送受信機 (1)DSBとは? |
2021年5月8日 9時30分の記事 |
第4章DSB送受信機 (1)DSB(AM)とは? 今回からDSB送受信機のお話を致します。 次回の試験では、DSBに関する出題は 受信機だけだと 思われますが皆様が航空無線通信士になって一番使用 する電波型式 (変調方式)ですのでDSBとは、何かと言う 基本的な事からお話しを致します。 また、 DSB は、 次の章以降にお話しをします SSBや FM の基礎的な事柄が含まれていますので、 第4章は、 予備的な勉強と位置づけて下さい。 第1回目は、DSBとは、何かと言うお話です。 送信機は、高周波を発生し その高周波を図-6の灰色の 棒で表した空中線に繋ぎますと空中線の周りに 磁界が 出来ます。 ※図番が以前描いたものを使用している為順不同に なっています。 磁界とは、磁石の力が及ぶ空間を言います。 高周波は、交流ですので電流の大きさと流れる向きが 時間と共に変化しますので、磁界の強さと向きも時間 と共に変化します。磁界が変化しますと電界が生まれ 、その電界の大きさと向きも元となった磁界が時間と 共に変化しますので同じく向きと強さが変化します。 電界が変化しますと 磁界の変化を生みます。 ( 電界とは、 電気の力がおよぶ範囲で、静電気の力が およぶ範囲と考えて頂ければ、結構です。) この繰り返しが電波です。電波は、空間を伝搬して相 手局へ届きます。 詳しくは、第1章の ”空中線と電波 伝搬”の ”(1)電波って何?”をご覧下さい。 注 電界の変化から磁界が生じる仕組みを詳しく知り たい方は、メールで質問して下さい。(質問時は会 員番号を必ずお書き下さい。) こうして相手局に届いた電波には 何の情報も 含まれ ていません。 そこで、送信側では、送ろうとする 音声や音楽の信号で 電波を変化させれば相手局は、その変化から 元の音声 や音楽の信号を再生して聞く事が出来ます。 音声や音楽あるいは、データを含む 情報で高周波を変 化させる事を変調と言います。 電波から元の情報を取り出す事を復調 (または、検波) と言います。 それでは、DSB とは一体どの様な変調方式なのでしょ うか? 試験や日本で一般的に言われている DSBとは、中波の ラジオ放送とか、 航空無線 (VHF帯)で使用されている 変調方式の事です。 DSB は、振幅変調 {AM変調 (Amplitude Modulation )}とも呼ばれます。下の図をご覧下さい。 振幅変調は良くAM変調とも言われますので両方覚えて おいて下さい。 又、電波法で言う 電波型式としては、 A3Eと表記されます。こちらも 試験に出題される事が ありますので 覚えておいて下さい。 無線従事者として 常識でもあります。 ※ DSBとは、Dobule Side Band の略です。 昔は、搬送波を抑圧して 上下の側波帯だけを送信す る変調方式をDSBと呼んでいました。 側波帯については、後の記述をお読み下さい。 それでは、下の図をご覧下さい。 ピンクの線は、音声信号です。 簡単に表す為に音声信号は 単一の周波数で表していま す。 人の声は、色々の周波数を含んでいますが 3[KHz]位迄 の周波数成分を送れば 誰の声か分かります。ここでの ピンクの線は、1 [KHz] の周波数だと思って下さい。 音として聞きますと「キーン」と言う感じの 高い音です。 その次の緑の線は、高周波を表しています 。 航空無線 の場合ですと100 [MHz] (1秒間に1 x 10^8の振動数)を 超える周波数です。 その下の図は ピンクの線と緑の線を掛け合わせたもの で緑の線の振幅が ピンクの線の大きさで変化しています。 (一番下の図でピンクの線は、実際には、 有りませんが 高周波の振幅の変化から ピンクの線が 見える様な気が します。 ここでのピンクの線を包絡線 [envelope] と 言います。) 掛け合わせたと言いましたが送信機の中では 、 正に高 周波と音声信号の掛け算を行っています。 続きは、記事をお買い求めの上、お読み下さい。 [受験クラブより] 貴方の受験される航空無線通信士は、自己投資に値し ない資格なのでしょうか? 新コロナ・ウィルスで中々外へも出掛けられい今だから こそ、受験勉強をしてみるのも良いのでは、ないでしょ うか? 合格を手にするかどうかは、貴方次第なのです。 「時は、金なり」と言いますが、50円を有効に使えていま すか?。 本文には、見本部分の数倍の重要な記事が書いてあり ます。 特に2月期の試験は、航空大学校の入学や就職にと大 変重要な試験になります。 独学が難しい事は、特集記事でお話した通りです。 試験迄は、思った程、時間がありません。 時間を無駄にして後悔されない様、是非、本文をお読み 下さい。 |
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[カテゴリ:無線工学] |
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